引落し当日にクレジットカードの入金忘れを思い出した場合、どうしたら良いのでしょうか。
すぐ銀行に入金しても、手続きが間に合わず滞納となることもあります。
ですがJR東日本系のビューカードなら、駅にある多機能ATM「ビュー・アルッテ」で代金支払が可能です。

目次
ビューカードは駅にある「ビュー・アルッテ」で支払える
クレジットカード代金の支払方法について確認しておきましょう。
基本:引落し
例外:振込み
それ以外の方法:コンビニ、カウンター払い等
ビューカードのオプション:ビュー・アルッテで入金
ビューカード利用者で駅をよく使う人なら、振込みよりビュー・アルッテが便利です。
設置場所
Suicaの各種設定やATMとして使えるビュー・アルッテは、次の場所にあります。
・ JR東日本の駅券売機横または構内
・ 一部のビックカメラ(関東および名古屋駅付近、福岡天神)
・ 紀ノ国屋 インターナショナル(青山店)
・ 札幌駅、新千歳空港駅、函館駅
ビューカードユーザーは全国にいますが、ビュー・アルッテに関してはほぼJR東日本エリアに限られています。
山手線内を中心に多くの駅に設置されていますが、すべてのJR駅にはありません。

利用可能時間
ビュー・アルッテでのビューカードの入金は、朝6時から午後11時まで可能です。
クレジットカードの最終引落し時刻は、カードと銀行との組み合わせにより一概には言えません。
どのカードであっても、銀行口座の場合は、引き落とし当日夜間の入金では間に合わないこともあります。
その点ビュー・アルッテなら、引落し当日の夜であっても、駅まで行けば支払いが間に合うわけです。
ビュー・アルッテの使えるビューカード
ビューカードという名称がついていなくても、JR東日本発行のカードはすべてビューカードです。
たとえば、「ビックカメラSuicaカード」「JREカード」等です。
これ以外にも、「イオンSuicaカード」「ANA VISA Suicaカード」など、他社発行ビューカードの多くでも、ビュー・アルッテを使った利用代金支払いが可能です。
どんなときにビュー・アルッテで入金したら良いか
ビュー・アルッテでのクレジットカード代金支払は、次のシーンで役立ちます。
・ 引落し当日に、口座への入金を忘れていた
・ 滞納したカード代金の支払い
・ 利用限度額がいっぱいになっているため、支払日より早く入金して枠を広げる
・ リボ払いの随時返済
大多数のクレジットカードでは、これらの手続きは原則、振込みで行います。
振込み自体の手間はそれほどではないものの、その前にカード会社のサポートセンターに電話しなければなりません。
これが、なかなかつながりません。
この点、駅のビュー・アルッテなら支払うだけです。

ビュー・アルッテでの入金手順
ビュー・アルッテには新旧の機種があり、操作が若干異なるものの、基本は変わりません。
以下、新機種の場合の手順です。
1.「ご返済」(VIEWのロゴが付いている)をタッチする
2.「今月分一括返済」「全額一括返済」「その他のご返済」を選んでタッチする
3. ビューカードを挿入する
4. 現金を格納する
複数のビューカードを持っている場合、1枚だけの挿入で、すべてのカードの支払手続も可能です。
ビュー・アルッテ利用の注意点
ビュー・アルッテでの手続きは、次の点に注意して行いましょう。
・ 引落しと二重払いになることがある
・ 硬貨の入金はできない(お札で多めに入金するとお釣りが出る)
・ 家族カード会員の、家族利用分だけの入金は不可
・ 入金できる紙幣は50枚まで
支払日(提携カードでないビューカードの場合、毎月4日)直前の入金の場合、引落しを止められません。
後で返してはもらえますが、気を付けましょう。
口座の残高を意図的に少なくしておけば引落しができないため、ビュー・アルッテからの手続きが優先されます。
くれぐれも滞納には注意しつつ、引き落とし当日になって入金を忘れていた場合にはビュー・アルッテがあると覚えておいてください。(執筆者:沼島 まさし)