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オートロック「あり」「なし」で5,000円~1万円変わる家賃 差額で自ら防犯する知識とグッズを紹介

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オートロック「あり」「なし」で5,000円~1万円変わる家賃 差額で自ら防犯する知識とグッズを紹介

一人暮らしをするなら、安心感のあるオートロック付きの物件が理想です。

けれども、オートロックの物件はやはり家賃が高くなります。

たとえば都内の1R・1Kの物件ではオートロックありかなしかで家賃が5,000円~1万円ほど変わります。

金銭面の事情でオートロックなしの集合住宅に住む場合、防犯面で不安になるかもしれません。

しかし、いちばん大切で効果的なのは防犯意識の高さです。

実際、犯罪者の侵入手段の約半分は無施錠のドアや窓からです。

犯罪者の侵入方法の資料

≪画像元:警察庁 住まいる110番

まずは戸締りをしっかりすること、そして玄関や窓からの侵入を防ぐ工夫が大切です。

少しの費用で効果が高い防犯対策をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

1.ドアからの侵入を防ぐ

ドアののぞき窓は、モニタ付きインターホンがない家には必要なものですが、明かりがもれるので不在かどうかは分かってしまいます。

さらに、ドアスコープは簡単に取り外せます

知らないうちに外されていたり、外した上に細工されてのぞかれてしまったり、外した穴から棒を使ってドアのカギを開けられてしまったり(サムターン回し)するおそれがあります

ネットで検索すると、ドアスコープで怖い目に遭った体験談がたくさん出てきますし、わたしの知人も、外れてただの穴になっていたことがあったといいます。

ドアスコープの明かりもれ対策としては、タダでできる方法があります。

・ ポストに入るマグネット広告でふさぐ

・ 不透明なテープや紙でふさぐ

・ 10円玉をテープで吊るし、貼る

室内から確認できるように、完全にふさぐのではなく、開け閉めできるように工夫しなくてはいけません。

しかし、明かりもれだけではなく取り外しやサムターン回し対策を考えると、外から押せばすぐ開く状態では不安が残ります。

より安全にするためには、専用の防犯グッズがおすすめです。

のぞき見防止金具

Amazonで売っているのぞき見防止金具

≪画像元:Amazon

取付方法は、両面テープでドアに貼り付けるだけです。

金属でできているため耐久性があり、日本製という点も安心です。

来客などの際、ふたが大き目でずらしやすいことも利点です。

サムターン回し防止具

Amazonで売っているサムターン回し防止具

≪画像元:Amazon

全方位から守るタイプのサムターン回し防止具です。

ドアポストからののぞきや明かりもれ、サムターン回しを防いでくれます。

こちらも両面テープで簡単に装着可能で、1,000円以下で購入できます。

2. 窓からの侵入を防ぐ

犯罪者はまず無施錠の窓を狙いますが、たとえ施錠されていてもガラスを割ってクレセント錠を開けて入ることもよくあります。

実際に、知人(オートロック玄関の分譲マンション上階居住)は窓のカギの近くにすごく小さな穴が開けられて、ベランダにあったハンガーを使って開錠され侵入されました。

もしも、ガラスがなかなか割れなかったらあきらめるのが犯罪者の心理です。

防犯フィルム

Amazonで売っている防犯フィルム

≪画像元:Amazon

窓のカギのまわりに防犯フィルムを貼っておくだけで侵入されるリスクは減ります。

衝撃に強い素材のうえに、大判サイズでガラス窓を広くカバーできます。

貼りやすいように、ヘラがついている点も便利です。

価格は1,000~3,000円程度です。

補助カギ

Amazonで売って入る窓ロック

≪画像元:Amazon


窓がツーロックだとさらに安心です。

もしクレセント錠を開けられても窓が開かなかった場合はあきらめてくれるかもしれません。

我が家の窓には最初からパカッと押すタイプの補助カギがついていました。

小さい子どもが窓を勝手に開けることができなくなり、安全対策にもなりました。

補助カギも1,000円程度で手に入ります。

3.カメラモニタを付ける

安い物件にはモニタ付きインターホンがついていないことがあります。

音声だけのインターホンがあったとしても、聞き取れなかったりして、結局ドアを開けて対応しないといけなくなることもしばしば。

まずはダメもとで管理会社に交換できないか聞いてみましょう

もちろん、それなりの家賃設定のはずですから、あくまで交換の予定などがあるか聞いてみるというスタンスが無難です。

もし交換する予定はないという回答だった場合、

「不要な訪問が多くて不安なので自分でモニタ付きインターホンを取り付けてもいいですか?」

と聞いてみると、もしかしたら検討してもらえるかもしれませんし、そうでなくても取り付けの許可をもらえたら自分で設置することも可能です。

配線いらずのワイヤレスタイプで、カメラをドアの上部に取り付けるだけのものもあり、価格は1~2万円程度で手に入りますよ。

パナソニックの防犯カメラ

≪画像元:Panasonic

4.洗濯物の干し方に注意する

ベタな防犯対策ですが、女性の一人暮らしにはおなじみの方法です。

下着は部屋干しし、外干しする場合は男物を混ぜましょう

屈強な男性が住んでいると思わせるよう、男物のパンツ、デカくてゴツい色やデザインのTシャツなどを干すのがおすすめです。

これらは家族のお古をもらうか、100均やメルカリなどで安く調達できます。

それでも下着泥棒には効果が薄いので、女性の下着は部屋干し一択です。

5.その他、お金のかからないこんな防犯対策

防犯意識を高く持つだけで、お金をかけずに犯罪に遭うリスクは減らせます

とくに一人暮らしの方は次のような習慣をつけることを強くおすすめします。

窓を開けたまま寝ない

エアコン代の節約より命が大事です。

玄関の見えるところにカギを置かない

カギを玄関ドアにマグネットで貼ったり靴箱の上に置いたりしておくと、悪意を持った訪問者に持ち去られるおそれがあります。

・玄関のすぐ取れる位置に殺虫スプレーや防虫スプレー、防水スプレーなどを置いておく

スプレーで防犯

ふだん使いやすいだけでなく、いざ玄関で襲われそうになったときに撃退グッズになります。

表札に名前を出さない

マンションの規定などでどうしても表示しないといけない場合は、性別が表れやすい手書きではなくプリントで、さらにパッと認識できないよう英字表記がおすすめです。

玄関を開けるときはチェーンをかけたまま

在宅時はカギはもちろん常にドアチェーンやドアガードもかけ、訪問者の対応もチェーンをつけたままで行います。

夜の帰宅時は気を抜かない

夜遅くに1人で家に帰るときは、遠回りになっても明るい人通りのある道を選び、スマホ操作やイヤホンなどスキがある行動は控えます。

大手を振って大股で早歩き・時々振り向むいたり小走りしたりして、かよわくなさそうな雰囲気を出します。

そしてドアを開ける前にもう一度後ろに人がいないか振り向いて確認し、1人暮らしでも「ただいま」と言いましょう。

不審者のオートロック共連れ防止

マンションのエレベーター

とくに夜に一人で帰宅するときは、オートロック玄関やエレベーターで誰かといっしょになったら、電話がかかったふりをして譲り一度その場を離れましょう。

あからさまに避けると感じ悪いですが、電話がかかったふり作戦ならスマートです。

自らを守る意識が大切

犯罪者はいつ侵入してくるか分かりませんが、防犯面の高い家に必ず住めるというわけでもありません。

予算の都合で、防犯面に不安の感じる家を借りることはあると思います。

工夫したり、100均グッズを使えば、かなりの節約になります。

2万円のグッズだとしても、家賃が月5,000円~1万円の違えば、2か月~4か月分の家賃の差額で元がとれます

ぜひ、できるだけ早く防犯対策をしてください。(執筆者:野原 あき)

《野原 あき》
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野原 あき

パート7割、フリーライター3割で働く主婦です。20代のころは旅行と買い物が大好きでした。結婚後、工夫して節約するおもしろさにハマり、お金を貯める楽しさを覚えるとドンドン貯金ができるように。そんな中でもずっと変えないポリシーは、「交際費は惜しまない」こと。ムダを省いてオトクを取り入れることに日々アンテナを張っています。 寄稿者にメッセージを送る

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