自由工作のお悩み解決!

図画工作をする小学生

夏休みの宿題は、毎年「何をやったらいいのだろう」と親を悩ませます。

最近は、夏休みの工作キットが販売されたりイベントが開催され、親はお金を出してでも「まともな作品」を提出させようと必死です。

しかし、イベントの参加費用は材料費込みで数千円と高額です。

工作キットを使う子どもはとても多く、いわゆる「かぶる」ことがよくあります。

今回は、予算はかけずにオリジナルな作品を作ることができるアイデアを学年別に3つ紹介しましょう。

材料はすべて100円ショップで購入できます。

どれも予算500円以内で「1,200円以上にみえる作品」を目指しています。

1. 個性が楽しい! 低学年なら「手作りシーサー」

低学年の手作りシーサー

<用意するもの>

・ 材料紙粘土と絵の具(学校で使っている水彩絵の具でも可)
・ ニス
・ コレクションボックス

低学年は細かな作業が難しいため、紙粘土を使った工作がオススメです。

ただし、紙粘土を子どもに与えて「自由に作りなさい」と言っても、なかなか作品にはならないかもしれません。

紙粘土工作に慣れていない場合は、スマホでシーサーの画像をみせながら「手作りシーサー」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

シーサーは、沖縄で魔除けとして飾られているものですが、最近はかわいいシーサーや芸術的なシーサーなど種類が増え、おみやげとしても人気があります。

二体一組で、口の表現がポイント

シーサーは、二体一組です。

ひとつは口をあいていて、もう片方は口を閉じています

口のポイントさえおさえておけば、うまい下手は関係ありません。

多少、形や表情がいびつになっても、それは個性になるでしょう

スマホで検索するとたくさんのシーサーの画像が出てきます。

全く同じように作ったつもりでも、完成してみると画像とは雰囲気が違うオリジナルの作品になるでしょう。

紙粘土が乾いたら絵の具で色を塗ります。

仕上げにニスを塗ればつやが出るだけでなく強度も増します

学校に持って行くときには、100円ショップに売っているコレクションボックスに入れてあげるといいでしょう。

細部にこだわる! 中学年なら「樹脂粘土人形」

 

 中学年なら樹脂粘土人形

<用意するもの>

・ 樹脂粘土
・ 絵具(必要に応じて)
・ ドームオーナメントキット

中学年になると手先が器用になります。

樹脂粘土は、紙粘土よりも細かな作業にむいている粘土です。

小学生が作る粘土作品といえば、空きビンのまわりに紙粘土を貼りつけて作る人形や貯金箱、そして貝殻を貼りつけた写真立てが定番でしょう。

しかし、それは低学年でも作ることができます。

中学年になったら、ぜひ樹脂粘土を使って粘土細工にチャレンジしましょう。

樹脂粘土は、紙のように薄く伸ばしても切れない特徴があります。

レースや布地の表現も可能です。

細かな作業が得意ならば、背景や小道具も作ってジオラマ作品に仕上げてもいいでしょう。

ドームケースに入れてきれいに保存

もっとコンパクトな作品におさめたいと思うならば、100円ショップにある「ドームオーナメントキット」を使うといいでしょう。

「ドームオーナメントキット」は、スノードームを作るためのセットです。

粘土作品は、せっかく上手に作っても飾っておくとほこりが積もります。

ドーム型のケースの中に作品を作ることで、作品をきれいに保存できるのです。

また、樹脂粘土は紙粘土よりも透明感があり、着色が苦手な子どもでもきれいにみせることができます。

夏休みの思い出を小さなケースの中に表現してみてはいかがでしょうか。

伝統工芸にチャレンジ! 高学年なら「蒔絵ティッシュボックス」

 

高学年なら蒔絵ティッシュボックス

<用意するもの>

・ 木製のティッシュボックス
・ ブッラクの合成樹脂塗料
・ 筆
・ ゴールドのマニキュア
・ 和紙、千代紙(必要に応じて)

「研究」の要素を取り入れて一段上の工作を

高学年になると工作よりも自由研究を提出する子どもが増えるでしょう。

東京オリンピックも近づき、あらためて「日本」に興味を持つ子どももいます。

高学年ならば日本の伝統工芸である「漆」や「蒔絵」を研究してみてはいかがでしょうか。

とはいっても、伝統工芸すべてを調べることは難しいことです。

例えば「蒔絵」について調べ、自分でも蒔絵作品にチャレンジしてみるといいでしょう。

和紙や千代紙を使えば完成度アップ

蒔絵には、たくさんの種類があります。

鶴や松などの具体的な絵柄は難しいですが、曲線を使って流れを表現したり、渦巻きを描いたりするならば簡単です。

絵に自信がなくても、100円ショップで売っている和紙や千代紙と組み合わせれば、完成度は高くなります。

せっかく作るならば、提出後も自宅で使えるティシュボックスに描いてみましょう。

材料は、木製のティッシュボックスとブッラクの合成樹脂塗料と筆とゴールドのマニキュアです。

必要に応じて千代紙や折り紙も用意します。

すべて100円ショップで購入できます。

塗っては乾燥、を根気よく繰り返す

作り方は簡単です。

ティッシュボックス前面にブラックの合成樹脂塗料を刷毛で塗ります。

絵筆ではなく固めの刷毛を使うことで、刷毛目が出て刷毛目の漆器のような表現ができます。

上手に塗るコツは、一度で塗るのではなく、薄く塗って乾燥と塗りを繰り返すことです。

一度に厚く塗ってしまうと乾燥と同時にヒビが入ります

薄く塗っては乾かす作業を根気よく続けましょう。

塗料が塗れたら、好みの千代紙を木工用ボンドで貼りつけます

貼る位置で迷ったときは、平行と垂直を意識するときれいな配置になるでしょう。

千代紙を貼ったら、ゴールドのマニキュアで蒔絵を描きます。

マニキュアには筆が付いているため、ネイルをする要領で描きます。

失敗してしまったら、乾いた上から再度ブラックの塗料を塗ります。

失敗を恐れずに、大胆に描くことがコツです。

マニキュアや塗料を使うときには、換気をしながら行います。

夏休みは親子で100円ショップを活用して、お金をかけない作品を子どもと一緒に作ってみてください。(執筆者:式部 順子)