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【今週の日経平均を考える】1%以下の狭いレンジの中で

先週は、G20期間でのサプライズによる反発で週明けし、上げて始まるもその後さらなる上値追いの材料も無いまま、一週間を横にスライドする形で経過しました。

日柄調整のような動きで一週間を終え、引けてみたら一週間のレンジが2万1559円から2万1778円と200円ちょっとの1%以下の狭いレンジで推移となり、上抜けした割には上への勢いの見えない一週間となりました。

ファンダメンタル的には、上げ材料の乏しい中、テクニカル的には強さが見え隠れする非常にわかりづらい形状を作っています。

そんな中、やはり大事にするのはテクニカル基本ですので、BOXか上とした建玉が必要であり、更なる上値追いも踏まえての週末入りは必要だったとは考えます。

その上で上値目途はどこかとなるわけですが、3月4日の高値2万1860円と4月8日の高値2万1900円と、4月12日の高値2万1878円と5月7日の安値2万1875円となっており、この辺りに抵抗帯が存在していると考えます。(現状はこの節目近辺に到達し上値が抑えられた感じです)

さらには10月から12月の下落に対する反発50%が2万1698円となります。

そして先週の高値が2万1778円ですので、それなりのところでもみ合っていると考えます。

そしてここを突破すると、連休前の高値4月24日で2万2362円となります。このポイントは先ほど記載の10月から12月下落の61.8%の戻りのポイント2万2347円と被っています。

このように、なんだかんだとファンダメンタルで動いている相場もテクニカルに値幅は決められていて、さらには日柄もある程度想定の範囲内で動いていたりするものです。

そして日柄で考えると、この週末が6月3日の安値から25営業日となっており、週明けが26営業日と基本数値の日柄となることで、相場に動きが出るのか?

ここを超えてまだ上げてくると、次が33営業日となると決算発表直前まで上げることになり、その時期まで上げると値幅的には4月の高値チャレンジとなりそうですが、どうなるでしょうか?

私的には、先週の近辺が上値でいったん押すのではと想定しますが、現状では当然先行き予測の決定的な要因は無いと考えます

先行き予測の決定的な要因は無い

そんな中、発表された雇用統計は予測値を超える非農業部門の就業者数が発表され22.4万人で、予測値16万人をオーバーしてきました。

これにより景気後退が止まり、短期的に景気底入れという見立てと取れます。

このことにより、昨今の利下げ観測が後退したことでダウが小幅続落を起こしたと考えます。

為替に関しては、逆に利下げ後退で円安進行となり、日本株には反発の後押し材料ですが、現状はダウが押されたことに引っ張られて、日経も押すこととなっていますが、実際週明けしてみないとその後の動きの判断が難しいと感じます。

米国の動きから、思ったほど押さないことで、CMEも週明けは小幅安でスタートが想定され、窓も空くことが無さそうなことから、週明け一気に押すという事の可能性も低いと考えます。

逆に為替の円安進行を東京市場が開いた後に好感するという事も考えられ、結果、雇用統計から上放れ加速という事も考えられる状況で、週明けの動きに俊敏に動けるように対応したいと思います。

現状分析

5日線

現状分析

一週間を通して上向き、位置としては週明けに大きく上に乖離して始まり、その後乖離を詰める形で横にスライドして週末に乖離を詰め触れた状態で週末入りとなりました。

この動きから週明け数日で、上下どちらかに乖離することが想定されます。

25日線

一週間を通して先週は上向きとなりました。

前週の小刻みな波うちに一転してしっかり上げ基調を示しています。

位置も上を維持しており、先週火曜日には高値が2万1784円で、25日線の位置が2万1089円で695円の乖離で、乖離率としては3.29%とまだ上げ幅を残す乖離で、その後、株価は横にスライドして値幅調整し、乖離を詰め週末入りとしました。

75日線

前週まで下向きでしたが、先週に入り向きを上としました。

位置も先週に一気に下から上に飛び出し、上を維持したまま週末となりました。

さらには先週200日線も上抜け、すべての移動平均線の上に出ている状況となっています。

この状況から、今年に入って滑らかに下げている200日線を上抜けると、その後調整となっており、今回もそのパターンが繰り返されるか注目です。

トレンドライン

前週記載の大きな三角保ち合いも小さい三角保ち合いも前週に上放れとなり、結果BOX的な動きとなっています。

先週BOXの階層を上げるか? 維持するか? はたまた階層を下げる動きをするか注目していきたいと思います。

その他気になるラインとしては、6月4日の安値と6月26日の安値を結んだラインを下値支持線とし、比較的チャネルとなるラインが6月11日・20日・7月1日の高値を結ぶラインが存在し、この切り上げ型のBOXも現状存在すると考えます。

テクニカル指標

一目均衡表

テクニカル指標

先週一気に雲を上抜け好転しました。

週明けも維持されて始まる公算から、テクニカル的には上げやすい環境と見受けます。

遅行線に関して未だ雲の中を推移しており、週明けも現状は雲中の動きと考えられそうで、今後の上放れ下離れの動きを見極めたいと思います。

そして週明け月曜日天底一致に近い動きになりそうですが、どうなりますでしょうか?

ボリンジャーバンド

バンドが広がって週明けし、週の後半はバンドが上向きとなり、位置が+2σを上抜け後+2σと1σの間を推移し、上へのバンドウオーク開始と取れる状況です。

週明けも+1σを維持していけるかでバンドウオーク継続かの見極めとなります。

スローストキャスト

先週デットクロスとなりました。

このデットクロスの位置が前回の位置よりも上であることから、強さを意識させる状況ですが、完全な上値追いとなるようであれば、今後のゴールデンクロスの位置が、前回のゴールデンクロスの位置よりも上かつ半分よりも上となれば、本格上値追いをスローストキャストが示唆することになります。

総合判断

総合判断

前週から書いている通り、ファンダメンタル的には下を示唆ですが、テクニカル的にはBOXないし上を示唆しており、週明けも上を意識しつつ、日柄からくる押しも意識して見極めたい週と考えます。

相場はいつも難しいのですが、このファンダメンタルとテクニカルの動きが反対の時に関しての意識の持ち方は、とても難しいものです。

これも経験と一日一日の動きを検証し、冷静さを保って対応していきたいと思います。では、良い週末をお過ごしください。(執筆者:城 晶子)

この記事を書いた人

城 晶子 城 晶子(じょう あきこ)»筆者の記事一覧 (145) http://www.traders-academy.jp

トレーダーズアカデミー インストラクター
お金のプロといわれるファイナンシャルプランナーの資格を活かし、ギャンブルではなく資産運用としての株式投資をしっかりと確立。「上げでも利益を取り、下げても利益を取り、更に株主優待も取る」をモットーに、女性目線でわかりやすく相場の現状と先行きを伝える現役のトレーダー。
<保有資格>:ファイナンシャルプランナー2級 AFP 終活ライフケアプランナー
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