今からでも間に合う「テーマ投資」 9月のラグビーW杯開催で注目される銘柄3選

2020年の東京オリンピックまであと1年を切るこの9月に、世界のビックイベントが一足先に日本で開催されます。

「ラグビーワールドカップ2019」は、札幌から熊本までの全国12都市、16会場で開催される世界大会で、海外から40万人超の外国人客が来日する予定です。

しかも9月20日の日本対ロシアのオープニングマッチから44日間続くので、インバウンドの経済効果はオリンピックよりも長期間続くものと見られています。

ラグビーに興味がなくても、日本経済および株式相場に興味がある方に、この世界的イベントがもたらす国内経済効果とその恩恵を受ける業界に絞り、今からでも間に合う注目銘柄3選をご紹介しましょう。

9月のラグビーW杯開催で 注目される銘柄3選

ラグビーワールドカップで注目する経済効果

世界のスポーツ人口で見ると、バスケットやサッカー、テニスなどに及ばないラグビーですが、実は次のポイントで日本国内への経済効果がとても期待されています。

日本代表が決勝トーナメントまで残ればさらなる経済効果も期待できるため、株式相場が動意するテーマとなるイベントだと言えるでしょう。

ラグビーワールドカップ

富裕層が多い、ラグビー強豪国の外国人客

ラグビーはイギリス発祥のスポーツであることは、ご存じの方も多いと思います。

そのためラグビー強豪国はイギリスの旧植民地が多いこともあり、これまでのラグビーワールドカップは欧州と南半球の国でしか開催されていませんでした

ラグビー強豪国からアジア初開催の日本まで応援に来る外国人には、富裕層が多いのが特徴なのです。

観光庁がまとめた2017年の「訪日外国人の消費動向」によると、宿泊料金、飲食費、買い物代などの旅行支出の額は1人当たり平均15万3,921円。

これに対しイギリスからの観光客は21万5,392円で平均の約1.4倍オーストラリアは22万5,845円と同約1.5倍国内消費を盛り上げてくれる期待が大きいのです。

特に外国人客の経済効果は、ビール業界とバーが特需の恩恵を受けると期待されています

消費税増税で消費減退が見込まれる時期に、この特需は業界にとって何よりの経済効果ですね。

2020東京オリンピックの試験的イベントとしての位置付け

さらに注目される業界は、「セキュリティ業界」です。

これは2020東京オリンピックを見据えた試験的な位置付けもあり、目に見えて動く「リアルセキュリティ」と呼ばれる警備業界と、「サイバーセキュリティ」と呼ばれる陰で動くセキュリティシステム業界の2つがあります

セキュリティもその監視範囲は広く、開催会場のみならず最寄駅からの誘導や移動手段の鉄道など、オリンピックを見据えたセキュリティ関連企業の株価上昇期待にもつながると想定されます。

なおクレジットカード業界にも経済効果が期待されるのですが、VISAやアメックスなどは全て海外企業であり、外国人客が利用することでの国内経済への波及効果は限定的です。

今からでも間に合う注目銘柄

米中貿易戦争に左右されやすい国内株式相場ですが、これからは国内需要を取り込む内需株での注目が集まっています

さらにラグビーワールドカップやオリンピックによる経済効果を受けられる内需株は、直近の株価低迷で買いやすい水準に下がってくれ、今からでも間に合う銘柄が出てきました。

この世界的イベントで成果が見られた企業は、オリンピックに向けて株価上昇が期待されます。

その中から、注目の3銘柄を紹介しましょう。

【2503】キリンビール(キリンHD)

キリンビール

≪画像元:キリンビール

本大会のワールドワイドパートナーであるビール会社は、オランダのハイネケンです。

そして日本国内でハイネケンを製造しているのは、全てキリンビール横浜工場です

同社によると、ラグビーの試合で飲まれるビールの量は野球の2~3倍で、試合終了後の消費量も多いとのこと。

またイギリス国内ではギネスビールがスポンサーになっており、このギネスもキリンビールの取扱商品ということで、外国人客のインバウンド消費が期待される銘柄です。

直近最安値付近にある株価水準も、注目のポイントです。

【4848】フルキャストHD

フルキャスト

≪画像元:フルキャストHD

常駐・雑踏警備および交通警備などの警備事業を展開するフルキャストアドバンスを擁しているフルキャスト。

既に株価が上昇している総合警備のALSOKやセコムよりも、伸びしろが大きいところがポイントです。

また同社は定年後の高齢者に特化した人材サービスであるシニアワークスを首都圏で展開しており、大手警備会社では手の届かない細かい業務をカバーしています。

【3076】あいHD

あいホールディングス

≪画像元:あいHD

防犯カメラシステムの運営、保守サービスを展開する同社は、8/19に2019.6期決算発表を予定しています。

小型株の同社ですが、第3Qまでの進捗率が67.4%と75%未満となり、直近最安値圏にあります

そのため配当利回りも2.5%台であり、決算発表次第では急上昇する期待もありますが、アグレッシブな投資銘柄と認識してご検討ください

投資は一歩前を見て動くことが肝心です

小生はラグビー経験者ではないので自身の中ではまだ盛り上がっていないのですが、投資は一歩前を見て動くことが肝心です。

そのため好き嫌いは別として、対象銘柄の株価推移には注目したいと思います。(執筆者:中野 徹)

この記事を書いた人

中野 徹 中野 徹(なかの とおる)»筆者の記事一覧 (47)

1970年生まれ。大学卒業後、銀行・証券・保険と金融3業態全てにおいて勤務経験を持ち、実務経験を踏まえた客観的なアドバイスに強みを持つ。お金にまつわる専門知識を分かりやすく、販売側の都合を排除したポイントを解説していきます。趣味は料理とアメリカンフットボール観戦。
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