9月になると梨やぶどうの果物狩りが盛んになります。

自分の手で収穫した果物は新鮮でとてもおいしいものです。

しかし「安くて新鮮な果物がたくさん食べられる」と思って果物狩りに行くと、想定外の事態に驚いてしまうかもしれません

今回は、果物狩りで損をしないために知っておきたいことをお話しします。

食べ放題で元は取れる

果物狩りの相場 食べ放題で元は取れるか

果物狩りの相場は、狩る果物や食べ放題の有無によって変わります

例えば梨狩りの場合は、食べ放題がなければ、持ち帰り1キロ当たり1,000円程度です。

ぶどう狩りの場合は、1キロ当たり2,000円~2,500円になります。

さらに食べ放題がつくときには、別途入場料として大人1,000~1,500円、子ども600円程度が必要です。

ぶどうは品種によって高額なものもあるため、品種別に値段が設定されていることもあります。

食べ放題には時間制限があり、おおむね30~45分間です。

「食べ放題」というとお得なイメージがありますが、果物狩りの場合はたくさん食べるのが難しいので、一概にお得とは言えません

とくに梨や桃のように皮をむいて食べる果物は、制限時間内に自分で皮むきもするため、意外と時間が足りない可能性があります

イチゴは食べやすい果物ですが、入場料が1,500円程度と高めに設定されているため、元を取るまで食べるには相当な量を食べる必要があるでしょう。

ただ、ぶどうの食べ放題には入場料が高くても、シャインマスカットのような高額な品種が混ざっていることもあります。

シャインマスカットは1房1,500円以上で販売されているため、元を取ることハードルも下がります

食べ放題で元を取るならば、さくらんぼや高級ぶどうのように単価が高く食べやすい果物を狙いましょう。

損しない果物狩り農園の選び方

せっかく果物狩りをするならば、おいしい果物を食べて持ち帰りたいものです。

そのためには「おいしい果物を食べられる農園」をみつけることがポイントになります。

食べ放題がなく、持ち帰りのキロ単価が高い農園は「損」にみえるかもしれません。

しかし食べ放題がない農園は「自分たちが手塩にかけて育てた果物を無駄にしてほしくない」という思いが強い傾向があります。

食べ放題に行く人の中には「元を取りたい」という思いが強く、お腹がいっぱいでも無理して食べたり、もぎ取って少しでもキズがあればポイと捨ててみたりする人もいるのです。

土づくりや肥料にこだわった果物は、おいしいですがお金もかかっています。

「高いから損」、「安いから得」と考えるのではなく、農園を選ぶときには「農園のこだわり」を調べてみるといいでしょう。

自分たちの果物の味に自信がある農園は、食べ放題がなくても果物狩りをする前に試食をさせてくれます

試食をすることで「多少高くても欲しい」か「少しでいい」かの選択ができます。

おいしく楽しく得して果物を持ち帰るポイント

おいしく得して持ち帰るポイント

時期を見定めよう

果物狩りの醍醐味は「新鮮でおいしい果物を食べられること」と「持ち帰ること」です。

ただ、果物狩りは天候によって農園の状況や果物の状態が変わります。

果物狩りに行くときには、前日もしくは当日に果物の状態を確認しておきましょう

果物は1週間で状態が大きく変わります

農園のブログで1週間前の状況を確認しても、1週間後には状況が大きく変わっているものです。

せっかく交通費を払って農園に到着しても、果物狩りができなければ残念です。

果物は案外重たい

よくある失敗が「想定外に収穫した果物が重い」ということです。

持ち帰る果物は、その量に応じたお金を払わなければなりません。

1個いくらではなく、キロ単位で金額は決まっています。

とくに梨やリンゴは1個の重さが重いため、ポンポン収穫していると最後の計量で思わぬ金額をたたき出してしまうでしょう。

最後に「こんなに高いの?」という事態を避けるためにも、果物狩りを始める前に1個当たりの重量目安を知っておきます

梨ならば、大きいもので1個約400g、小さいもので約300gです。

1キロ1,000円の農園で梨狩りをするならば「1個350円」として頭の中で計算しながら収穫しましょう。

キズモノや詰め放題などもある場合があります

農園まで足を運んだならば、ぜひ「キズモノ」を探してください。

最後に計量するレジ横に大量の果物が置いてあれば「キズモノ」として割安販売されているものかもしれません

農園で直売されている果物は多少キズがついていても、味はおいしく新鮮です。

ただ「詰め放題」と書かれている場合は要注意です。

つい持ち帰り用のビニル袋に詰め放題ができると思ってしまいますが、詰め放題用のビニル袋は別に用意してあり、ひとまわり小さいことがあります。

バラバラになったぶどうならともかく、梨やリンゴはどんなに詰め方を工夫しても限界があります。

果物狩りで楽しい思い出を作りましょう

果物狩りができる農園は、インターネットで検索すると観光農園以外にもたくさんあります。

夏の農園には、カブトムシやセミも多く、子どもにはうれしいおみやげが増えるかもしれません

今年の夏休みは台風の影響でやむを得ず予定変更した方も多いようです。

果物がおいしくなるこれからの季節に、果物狩りで楽しい思い出を作ってみてはいかがでしょうか。(執筆者:式部 順子)