先週は、前週の中途半端な動きから一転、一気に底割れの雰囲気を出すも、実態ベースで安値更新するも、髭レベルでは底割れせず維持して踏みとどまり、その踏みとどまったことで反発を誘発し、再度8月のもみ合いの上限突破をうかがう動きで週末入りとなりました、

結果的に先週の動きは、8月6日の安値近辺から8月9日の高値近辺での推移で、8月の間を通して、2万110円(8月6日安値)と2万784円(8月9日高値)の範囲内での日柄調整的な動きを継続させました。

5日線を中心に5日線の下から上、上から下と超えるたびに窓空けをし、狭いレンジながらも値動きの激しい動きの一か月で、さらに激しい先週となりました。

この8月の動きが底練りとなるのか?(この後、反発し上げに転じる)

それとも中段の日柄調整で再度、底割れして安値更新しその後に底値模索となるのか?

9月相場で答えが出てくると考えますが、現段階での私のシナリオでは、変わらず後者の、再度底割れしてくると今のところは考えています。

しかし、反発の可能性を示す動きも多少ながら出ていることで、上に抜けていくという事に対しての警戒感もぬぐえず、悩ましい状態で週末となっています。

8月の反発は7月の後半からの下落の38.2%の戻し地点2万765円近辺での推移で、反発力に弱さを感じられる状況をふまえると、底割れ示唆と考えられます。

テクニカル指標では、ストキャストでは急激な下げに関してはいったん終焉を示すも、その後の動きに現状迷いが出ているものの上げの可能性も示しています。

したがってテクニカル的には上げても下げてもおかしくない状況です。

そんな中ファンダメンタルでは、米中問題に関して先行き不透明な状況が継続し香港のデモも長引き、英国の今後や日韓問題、イラン問題、米国の金融緩和、国内では円高による景気減速や10月からの消費増税と相場を取り巻く環境には未来予測が立てづらい要素が盛りだくさんとなっています。

その状況下で、好材料と悪材料のバランスと、悪材料がどこまで織り込まれたかの見極めが必要になるのが、9月相場となりそうです。

いつも以上に注意が必要な分岐点

現状、米中問題は今のレンジで現状は織り込まれていると判断できるも、現状の状況が未来の経済悪化を、織り込んでいるのか? は、微妙と考えられるので、次の決算を意識するころには、世界景気減速という材料が、再び浮上すると考えられ、日本国内も同じくという事となりそうです。

さらに日本国内は、消費増税に対してどのぐらいの経済悪化を相場が織り込んでいるのか?

今回の増税では、キャッシュレス化が進み、ポイント還元などで消費増税の影響を限定的に見せる雰囲気は出ているものの、冷静に見たら元々の売価を釣り上げて、結果的に負担を消費者にさせるのか?

企業が企業努力によって値引きして、消費増税分の消費者負担を軽減させるのか?

どちらにしても消費者か企業が負担となり、企業が負担するとなると、企業の利益率が下がることで、経済状態は悪くなると考えられます。

この影響がいつからいつまでどのぐらいの幅で出てくるのか? 蓋を開けてみないとわからないですが、警戒感は解けずに、常に緊張感をもって見極めが必要と考えます。

そして先週、本格的に欧米人が夏休みから帰ってくるか? と思いましたが、先週の東証の売買代金は、2兆円をこえたのが、週末の金曜日のみとなっており、未だ出来高が不調な状況が続いています。

同じく先週の市況のニュースを見ると、毎日米中問題が悪化した、改善したで右往左往している状況で、この外部環境が落ち着く日が来るのか不安にさせられます。

2020年以降に向けてのオリンピックによる戻りは多少あるものの、切り上げは考えられず、反発しても限定的で、揉んでは底割れ揉んでは底割れというのが、未来に対する見立てとしています。

現状分析

5日線

現状分析

一週間を通して下向きの状況が継続し、位置は大きく下に乖離して始まり、週中に乖離を詰めて5日線に頭を押さえられる形で推移し、週末に窓空けして一気に上に飛び出しました。

下向いている5日線にそのまま上に乖離していけるか? 週明けの向きの変化と合わせて注目です。

25日線

変わらず下向きのまま一週間推移し、位置も下に乖離した状況のまま一週間経過するも、週末に乖離を最大限に詰めて、8月で最小の乖離幅まで近づきました。

この状況で叩かれて乖離を下に広げれば、前々から言ってきている、グランビルの「売りの3」の動きとなるのか?

この後、25日線を上抜ける動きとなるのか?

上抜けも向きを変えて上抜け「買いの1」となるのか?

一瞬だけ上抜けて叩かれて下げる「売りの2」となるのか?この後の見極めとなります。

75日線

前週と変わらず下向きで下を推移しています。

移動平均線全体の流れも前週と変わらず下降トレンドを示しています。

トレンドライン

前週と変わらずで、8月6日安値の横軸は下のサポートラインで、8月9日の高値が上値抵抗線となっています。

上はその上に2万1000円どころだと考えます。

テクニカル指標

一目均衡表

テクニカル指標

前週と変わらずで、完全系の下方シグナルとはなっていないものの、雲の下、基準線の下、遅行線が日々線、雲の下で、弱いと見受ける位置関係となっています。

この後、遅行線が7から8営業日横にスライドすると、日々線とからんでくるので、この辺りで動きが出ると考え、そのタイミングと近いところで、雲のねじれが9月の11日辺りでやってきます。どうなるか注目です。

ボリンジャーバンド

バンドが拡大、下向きから収斂の雰囲気を出しました。

このまま収斂していくのか? 横向きとなりBOX示唆していくのか? 注目で、現在地がTPラインすぐ下にいるので、TPラインとのどのように絡んでいくのかも見極めポイントとなっていきます。

スローストキャスト

2本のラインが下まで下りきらないでゴールデンクロスをしたことで、弱さはないと判断でき、完全に強い上抜け示唆となるには、しっかり上まで上げることです。

週明け前半にはストキャス的に、強いとなるか? 迷ってるとなるかの見極めです。

総合判断

総合判断

下降トレンドは継続しているものの、下げ止まりを示す動きは他方に見受けられ、上げに転じるのか? BOXが明確的なっていくのか? はたまた更なる下げが再度始まるのか? と分岐点にいると考えます

常に分岐点の可能性はあるのですが、この週末は7月後半からの勢いある下げが終わって、次がどのようになるかのタイミングですので、いつも以上に注意が必要なタイミングと考えます。

シナリオは各々立てていると思いますが、一方向にとらわれすぎず、広い視野で見極めてまいりましょう。

週明けは、現状小幅安で始まることが想定されますが、下を明確に示すほどではないので、上抜けも視野に入れつつ、週明けの動きに俊敏に対応しましょう。(執筆者:城 晶子)