あおり運転をされた上に、ケガまでさせられた痛ましい事件も皆さんのご記憶に新しいことと思います。
この事件以降、あおり運転防止のためにドライブレコーダーの需要が増えています。
まずはあおり運転予防のために「ドライブレコーダー録画中」などのステッカーを貼る人も多い模様です。

目次
「あおり運転対策機能」をいち早く追加した企業を紹介します
今般、保険会社が貸し出しをしているドライブレコーダーに「あおり運転対策機能」をいち早く追加した企業があります。
「東京海上日動火災保険会社」です。
こちらの機能は、来る10月以降に貸与するドライブレコーダーに、あおり運転にあった際、ドライブレコーダーのボタンを押すと外部のオペレーターに警察通報を依頼できる機能がついています。
警備会社につながり、GPSによって場所の特定も可能、もちろんドライブレコーダーを搭載している車も判別し、さらにはつながったオペレーターからどのように対処をすればよいかのアドバイスも受けることができます。

事態が深刻であれば警察への通報もすぐにそのまま行ってくれます。
今までの特約保険料を据え置きで、「あおり運転」に対応した機能を追加しています
2年前から発売されているこちらのドライブレコーダーは、主に衝撃事故があった際に自動的にオペレーターにつながり、名乗らなくとも、場所の説明をせずとも、事故の場所、事故の車の特定し、事故受け付けを含め、運転者や搭乗者にけが人がいた場合の救急搬送を特約保険料月650円で対応していました。
大きな事故の場合で運転者を含めて搭乗者などからの応答がない際、救急車を早急に呼ぶことができ、一命をとりとめることにも寄与していました。
しかしながら、今般社会問題化している「あおり運転」に関して、ドライバーが違う点からリスクに遭遇することを考え、今までの特約保険料を据え置きで、「あおり運転」に対応した機能を追加したことは、社会のニーズにとても早く対応した心のこもった保険だと思いました。
あおり運転に遭遇した際、窓やドアを開けてはいけないことは今般の事件でも皆さんに知れた対応策と言えども、ガラス窓超しに見える携帯電話で警察を呼ぶ行為は、相手をさらに逆上させる点でも難易度の高いことです。
その通報をボタン一つで、代わりに警備会社が代行してくれるという工夫はとても理にかなっていると思います。
損保ジャパン日本興亜保険もドライブレコーダーの映像を家族のスマートフォンに送信するサービスが始まり、社会問題に真摯に向き合う保険会社の姿が「心の中の憂鬱くん」を消してくれそうですね。
次々に他の保険会社もサービスを展開予定です
ドライブレコーダーの貸与は、大手損害保険会社で進んでいます。
東京海上日動火災に続き、次々に他の保険会社もサービスを展開していくことでしょう。
最近では、自動車メーカーがドライブレコーダーを搭載して車を売っているケースも多々あります。
保険料もさほど高くなく、サービス内容が事故・あおり運転対応が付帯されていると安心ですね。
まずはこのような心配な種をなくすべく、保険会社が貸与しているドライブレコーダーの検討をされてみてはいかがでしょうか。(執筆者:鮫島 ひかる)