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100万円のテレビを衝動買い、お茶目なFP界の首領(ドン) 畠中雅子さんに聞く「私のお金の失敗談」

ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんは、FP業界内の人望が厚く、多くの人が一目置いている存在です。

そんな畠中さんですが、

「無駄遣いが、仕事の原動力だった時期もある」

と、言います。

そこで、畠中さんの無駄遣いエピソードを伺いました。

畠中雅子さん写真

≪畠中雅子さん≫

リゾートマンション購入未遂

― 畠中さんのお金の失敗談を聞かせてください。

「成功談なんて、そもそもあるの?」のというくらい失敗ばかりしています。

たとえば、洗濯機の調子が悪くて家電量販店に修理の相談に行ったのに、気がついたら70インチの4Kテレビ(当時は約100万円也)の衝動買いをして、修理の話は忘れて帰宅したこともありますよ。

― 最初から、飛ばしていますね。

夫の海外出張中に、湯河原にリゾートマンションを買いそうになったこともあります。

契約をしようと思ったのですが、さすがに「夫に一言ぐらいは相談しよう」と思い、すんでのところで家に帰りました。

出張から帰宅した夫に、「大きな買い物をしようと思っているんだけれど」と伝えたら、いきなり家の外に出て駐車場のところに行くんです。

「車を買い替えたんだと思った」と、言われました。

「リゾートマンションを買いたい」と伝えると、「夫の出張中にリゾートマンションを買う妻って、いるのか?」と言われ、踏みとどまりました。

― 旦那様は、ストッパーなんですね?

でも、テレビの時は止められませんでした。

買ってしまった後だったから。

主人は、会社から家に帰ってきたら、突然、新しいテレビになっていたという状態です。

こんな感じで、とにかく買い物がしたい時期がありましたね。

― そんなに、何を買ったんですか?

ありとあらゆるものを買っていました。

目について、欲しいなと思ったら止められなかったんです。

たとえば、ブランドショップに行って、かばんを大きいのと小さいのと迷ったら、迷うのが面倒なので両方買うみたいな買い方をしていました。

何度もカード詐欺に間違われました。

当時は、連載を多数抱え、子どもたちも小さくて自由に出歩くことがままならなかったんです。

ですから、出張中の乗換駅でふらっとデパートに入って、70~80万円の買い物をする、みたいなことをしていました。

確かに怪しいですよね。

そのお店での顧客リストに載ってもいない人が、「悩むの面倒くさいから、両方」とか、普通は言わないですものね(笑)

無駄遣いがエネルギーの源

― そんなに買い物をしたいものですかね?

ストレスが全部、買い物に行っていと思うんです。

当時は、とにかく自分の時間がありませんでした。

家族とは旅行に行ってきましたが、子供が小さいうちは旅行に行ったとしても子供の世話があるわけで、自分の時間ではない。

自分の時間が持てないストレスを、買い物で発散させていたと思うんです。

― こんなエピソード、FPとして公表して大丈夫ですか?

全然、大丈夫です。

普段から、話していますから(笑)。

それに今は、子育てが一段落したせいか不思議なほど物欲がなくなりました。

あと10年早くこの心境になっていたら、もう少し貯金があったとは思いますけれどね(苦笑)。

― 買ったものは、今、どこにあるんですか?

どこにあるのでしょう?(笑)。

売ってはいないから、多分、家や事務所のどこかにはあるんでしょうけれど、わかりません。

反対に言えば、その程度の大切さなんです。

ストレスを解消するために買っているだけなので、さほど大切にもしていないんです。

それにブランドバッグは、サイズの大きいものは売りにくんですよね。

みんなが持っているような手頃なサイズが、1番高く売れる。

査定をしてもらったこともありますが、「え? それだけですか?」という値段しかつきませんでした。

価値のあるものを買っていなかったんだなということもわかりました。

― そう言い切れてしまうのって、ある意味、格好いいですね。

使っちゃったものは、しょうがないですからね。

割り切るしかない。

それに、無駄遣いをしなかったら、仕事をするエネルギーも出なかったと思うんです。

「買っちゃったから、がんばろう!」と思う。

ほとんどが、それです。

「頑張ったから、買おう」ではなくて、「買っちゃったから、頑張ろう」ってところが、客観的に見たら、どうかと思いますよね(笑)。

「貯金簿」と「保険」で、必要資金はしっかり確保

― 突っ込みどころ満載すぎです。

いかがなものかと思うでしょう? 

でも、「貯金簿」をつけていたので、何とかなったんだと思います。

貯金簿とは、「資産」と「負債」の残高をノートに手書きで書き留めたものです。

残高を意識するというのは、お金を貯めるうえでとても大切なポイントです。

節約をされている方の中には、目の前の入出金には猛烈なエネルギーを投入するけれども、銀行の残高には無頓着な方が、案外多いんですよ。

でも、本来は、お金を貯めるためには「貯金の残高がいくらなのか?」が肝なんです。

今は、残高などが毎日わかるアプリなどもありますが、毎日見るとかえって大きな流れを見失ってしまうこともあるので、

年に2回程度、夏と冬のボーナスの時などに、手書きで貯金簿をつけてみる

ことから始めてみてはいかがでしょうか? 

通帳などの資料さえあれば、まとまった期間の貯金の推移を1日で把握できます。

私は無駄遣いをしながらも、貯蓄簿を見ながら「残高がここまで減ったら危ないぞ!」というチェックはしていたので、何とかなりました。

あとは、保険を使って貯金をしたのが大きかったと思います。

― 保険?

もし、貯蓄を「定期預金」でしていたとしたら、預金を解約して買い物に行く、くらいのことを平気でやっていたと思うんです。

保険は、引き出すのにかなりの手間がかかりますからね。

それに、保険は、「保険料を支払わないと、解約になってしまう」という危機感もよかったですね。

私は、それくらい追い込まれないとダメなタイプです。

反省する機会は多々ありますが、「私は、こういう性格だから」と諦めてもいます。

でも、その分、自分に合った方法を探そうと模索は続けてきました。

結果的には、自分に合った方法で、住宅資金、教育資金、老後資金など必要なお金は準備することができました。

― なるほど! では、これからも無駄遣いは続けるのでしょうか?

さすがに気が済みましたね。

今は、憑き物が落ちたように物欲はなくなりました。

体力のあるうちにミニチュアワールドの世界制覇旅行、総額2,000万超え

畠中雅子さんミニチュアワールドの旅

今、大切にしているのは、ミニチュアワールドに行った時の写真です。

2017年からミニチュアワールドの世界制覇を目指して世界中を旅しています。

2022年のゴールデンウィーク頃までの間はギュッと見る予定で、総額として2,000万円は軽く超える費用が掛かると思います。

― 2,000万円?

FP10人に聞いたら、10人とも、「旅行は1/10にして残りを貯蓄しなさい」と言われるでしょう。

でも、たとえば10年後、同じお金があったとしても、世界各国を自分で(主人も)運転して、ミニチュアワールドを巡ろうなんていうスタイルの旅行は、体力的に無理だと思うんです。

今は、「見たいところリスト」を作成してあるので、そのリストをクリアできるまでは見学を続けるつもりです。(執筆者:楢戸 ひかる)

この記事を書いた人

楢戸 ひかる 楢戸 ひかる()»筆者の記事一覧 (48) http://hikaru-narato.com/

HP「主婦er」を通じて、「これからの主婦の在り方」を、発信中。
吉祥寺の人気カフェ、A.K.Laboで、マネーライター歴20年の経験を生かしたお金についての個人セッションをしています。
<保有資格>:FP技能士2級
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