先週は、前週までの流れを継続し、更なる上値追いとなり、節目と見ていたところを上抜け、切り上げを示しての週末入りとなり、非常に悩ましい状況となっています。

週明けの動きがどうなるか? 現時点では読めないものの、現状の事実として切り下げのトレンドラインの突破と、7月のもみ合いの上限を突破という事実からは、もう一段階4月の高値を目指すという事と、切り上げとなったことで更なる上昇となり、4月の高値の上抜けも視野に入れる必要がある値動きとなっています。

流れに逆らわず事実を受け入れた対応が必要な状況です。

9月5日に25日線を窓空けで上抜け、8月の高値を窓空けで上抜けて寄り付いた時点で、下げの可能性は減り、その後当日に大きな陽線を引いたことで、下げトレンドの可能性は激減し、BOXか上値追いの可能性を出してきました。

そして先週末のこの動きが、その結果となっていると考えます。

この状況の中で現場では、売り玉の減少や撤退、買い玉の新規建てや上乗せがしきれていないで、様子見をしてしまっているという意見が多く聞こえてきます。

実際におきている事実を受け入れられず、さらには次に打つ手を打てていないで、フリーズしてしまっている現状だと想像します。

リアルな世界でも想定しないことは常に置きます。その時に起きてしまった現象に対して対処をするはずですので、実際のトレードでも対処というのが必要です。

何もせずに様子見は根拠をもってすることですので、様子を見る根拠がなければ対応は必要です。今回、相場は予想以上に強いものとなっています。

強い状況への素直な対応をし、次なる節目を見据える必要があります。現実逃避には注意です。

そして週末金曜日算出のSQ値が2万1981.09円となり、金曜の終値が2万1988.29円となりSQ値を上回って引けています。

このことから現状では週明け、上に向かう可能性の高い動きをしていると考えられます。さらには、週明けの寄り付きを確認してのSQ値との関連性を検証となります。

米国の動きからは週明けの日経は小幅高が想定されます。

結果、SQ値を上回って寄り付くことが想定されるので、アノマリーで考えるとSQ値が当面、下値支持線になることが想定されますが、どうなるでしょうか?

どうなる日経平均株価

そして、この8月末に底入れから始まり、9月に入っての急上昇に関して背景には、世界的金融緩和策があり、米国の利下げ期待に始まり、中国の金融緩和、そして先週末は欧州の金融緩和、さらには、日本もさらなる緩和策がささやかれ、マイナス金利なのか? そのほかの政策なのか? と思惑が広がっています。

それらを材料に反発を巻き起こしています。

さらには、今回の世界的な景気後退の要因であった米中問題が、対話が進みそうな気配と落としどころの模索という背景もあっての反発と考えられます。

これらの要因により、一気に想定外の反発が作られ、セオリーである下向きの25日線を一気に上抜けていくという事が実行されています。

はたしてこのまま一気に上値追いとなっていくのか非常に興味深いところですが、まだ2万円前半と2万2000円台前半という2000円幅でのBOXの可能性は消せない状況ですので、一直線の上抜けという決めつけも危険であると考えます。

とは言うものの、上げていく事に対しての備え、建玉は必要なのも事実です。

現状分析

5日線

現状分析

一週間を通して急角度の上向きを維持しており上へ乖離をしたまま経過しました。

それ相当の乖離幅を一週間、維持するケースは珍しいと見受けます。

25日線

前週後半に向きを上として、先週はこの上向きを維持したまま角度を強くするという状況です。

位置は、前週に上に飛び出してから上を維持したまま一週間を経過して週末には乖離率を5%越えまで広げています。

そろそろ一服は来てもおかしくない状況になっていると考えます。

75日線

先週、上向きと変えてきました。

位置は、上を維持したままの一週間で乖離を広げています。25日線とのゴールデンクロスが視野に入り始め、本格的な上昇トレンドのシグナルが出るか?見極めとなりそうです。

上記の事から移動平均線は、5日25日75日とすべて上向きとなったことで、トレンド変換は確定的に進行しているといえる状況です。

トレンドライン

上には切下がりのラインは無くなり、上昇入り示唆という形状です。

横軸としては、目先4月の高値2万2300円台の横軸が上値抵抗線となります。

ここを上抜けると抵抗帯がなくなるので上値追いの勢いは強くなりやすい形状です。

ただ、2万2300円と2万200円前後でのBOXの可能性も一部残っているとは考えます。

下に関しては、横軸として前週までの上値抵抗線だった2万1800円台の横軸、さらに2万1500円どころの横軸、2万1000円どころの横軸と存在し、途中長期移動平均線(200日100日75日)が固まっている辺りも抵抗帯となりそうです。

そしてその下が25日線となります。

下向いた25日線を一気に上抜けているのでセオリーだと、一回本格上昇に入るには25日線で根固めとなるのですが、どうでしょうか?

逆にBOXとなるのであれば、移動平均線の向きは関係ないので前文章は気にしなくてよくなるのですが。

テクニカル指標

一目均衡表

テクニカル指標

完全上昇シグナルとなり好転しました。

雲、基準線、転換線を上抜け、遅行線も、日々線と雲を上抜けました。

さえぎるものが無く上への無風状態と取れる形状ですが、雲がねじれ状態が週明けまで継続しているので、もしかしたらこの雲のねじれ状態だけは押すかもと思わせるシグナルと見受けられます。

ボリンジャーバンド

上へのバンドウオークとなっています。

やはりバンド収斂後、+2σの上抜けからこの上昇入りとなりましたので、テクニカルは裏切らないという事が実証されています。

今後は+1σを割るまで上値追いをすると想定します。

スローストキャスト

緩やかに2本のラインが上まで来て、鈍角でデットクロスとなっていますので、現状は強いという事を示しています。

そしてこの後、2本のラインが下に向かうとすれば、どこまで降りていくか? で下まで下りきれば勢いある上昇は終わるかもとなりますが、下りきらないでゴールデンクロスとなるなら、更なる上値追いが想定され、下に向かず横にスライドするような動きとなれば最大級に強い動きとなると考えます。

総合判断

合判断

かなり強さを示すシグナルが多数出されており、現状は上値追いの可能性が高いと見受けます。

ファンダメンタルに不安材料はあるものの、事実トレンド変換を示しているので、現状は上への対応をしっかりし、押し目がどこで来るのか? 見極めです。

なかなか、想定できない上昇となっていますが、細かくは上値追いのシグナルを出しながら上げて来ているのも事実です。

細かいシグナルを見落とさないようにしながら見極め、さらにはここから押すシグナルを見落とさないようにしていきたいと思います。

そして、大きなBOXという可能性も頭の片隅置いておきましょう。(執筆者:城 晶子)