今年6月、金融庁が「老後は2,000万円必要」とした報告書を公表しました。

しかし、その後この報告書に関連するニュースや記事が数多く発信され、

「2,000万円はあくまで目安であり、不足する金額は世帯によって異なる」

という認識も広まりつつあるように感じられます。

では、「自分たちの生活には実際のところいくら必要なのか」を調べたいときは、どうすればよいのでしょうか

今回は、未来のお金の流れが見える「ライフプラン表」を、無料で自作できるサイトをご紹介します

ライフプラン表を作れるサイト

ライフプラン表とは

ライフプラン表とは、自分の未来の人生を年表にして、そこにキャッシュフロー表を加えたものです。

自分や家族の年齢、その年に起こると予想されるライフイベント、必要になるお金などを一覧にすることで、「いつまでに」、「どのくらいのお金がいるのか」を整理できます

ライフプラン表を作るメリット

インターネットで調べれば、人生の三大出費と呼ばれる「住宅費」、「教育費」、「老後資金」にいくら必要かという、おおよその金額が出てきます。

でも、それはあくまで平均額や一例であって、各ご家庭のライフスタイルや思い描く未来像によって、必要な金額は大きく異なります。

ライフプラン表を作り、自分たちはどのくらいのお金が必要なのか、ということを算出しておくことで、貯蓄の目標額を明確化でき、将来への漠然とした不安も払しょくできるのです。

自分でライフプラン表を作れるサイト

ライフプラン表の作成には、教育費の計算や年金の算出など、専門的な知識が必要です。

一からライフプラン表を作るのは大変なので、シミュレーションサイトやテンプレートを活用すると便利です。

無料でライフプラン表を作れるサイトをご紹介します。

シミュレーションサイト

初めてライフプラン表を作る方や、まずはざっくり家計の収支について知りたい方は、手軽に家計診断ができるシミュレーションタイプがおすすめです。

1. 日本FP協会:9つの質問に答えるだけ

ライフプランシミュレーション日本FP協会

≪画像元:日本FP協会

日本FP協会が提供しているライフプランシミュレーターです。

9つの質問に答えるだけで、将来の家計状況を診断してくれます

2. 全国銀行協会:退職後の暮らしについてもアドバイス

ライフプランシミュレーション全国銀行協会

≪画像元:全国銀行協会

全国銀行協会のサイトでも、ライフプランをシミュレーションできます。

「きほんシミュレーション」と「くわしくシミュレーション」があり、「くわしくシミュレーション」を使えば、退職後の暮らしについてもアドバイスがもらえます

エクセルテンプレート

より本格的なライフプラン表を作りたい方は、エクセルのテンプレートタイプを活用してください。

3. 日本FP協会:必要な項目を埋めることで、自動的に収支が計算

日本FP協会便利ツール

≪画像元:日本FP協会

日本FP協会では、より詳しく将来の収支が予測できる、家計のキャッシュフロー表を公開しています

必要な項目を埋めることで、自動的に収支が計算されます。

4. ゼクシィ:項目も細かくグラフ表示も可能

ゼクシィライフプラン表

≪画像元:ゼクシィ

結婚情報誌ゼクシィのサイトでも、ライフプラン表をダウンロードできます。

項目も細かくグラフ表示も可能で、とても利用しやすいフォーマットです

フリーソフト

さらにライフプラン表の精度を高めたいという場合は、次のフリーソフトを利用するのがおすすめです。

5. Financial Teacher System:住宅ローンや年金試算

ファイナンシャルティーチャーシステムシミュレーション

≪画像元:Financial Teacher System

無料で利用できる、ライフプラン表作成のためのフリーソフトです。

家計の収支だけでなく、住宅ローンの返済額を計算したり、年金を試算もできます

ライフプラン表を作成して未来のお金の不安を解決しよう

ライフプラン表は、生命保険や医療保険などを検討しているときに、営業員が無料で作成してくれることもあります。

自分で作る必要がないので手間はかからないのですが、営業員は商品を販売するのが仕事ですから、中立的な立場でのアドバイスが難しい場合もあるでしょう

その点、自分でライフプラン表を作るなら、本当に必要な保険は何かじっくり考えることができますし、人生設計が変わったときに更新しやすいというメリットもあります

人生に必要なお金は本当に千差万別です。

「一般的に必要な額」ではなく、「自分の将来に必要な額」の目安がわかれば、計画的に貯金ができます。
AFP、2級FP技能士
未来のお金に対する漠然とした不安がある場合は、ぜひライフプラン表を活用してみてください。(執筆者:青海 光)