先週は、前週の押す雰囲気を継続して始まるも、止まるべきところで下げ渋り、その後一気に窓空けして下げを加速させ、75日線をサポートに止まる雰囲気で週末入りとなりました。

木曜の夜から金曜日の朝にかけての日経先物チャートを見ると、横軸の節目としてみていた2万1000円近辺まで押したのちに、値を戻して金曜日の朝となり、日経現物のチャートだと2万1270円台(75日線上)で下げ渋る値動きとなりました。

この木曜金曜のローソク足では、安値が2万1270円台で、1円30銭の誤差で並び毛抜き底を形成しており、下げ止まりを示していますが、現段階では週明けの動きは想定できないものの、毛抜き底で切り込み線となっているので反発示唆と考えられます。

もし、月曜日に窓空けで陽線となるようであれば、アイランドリバーサル形成にもなり、反発の可能性が高くなりますが、どうなるでしょうか?

ただ、先週の押しで25日線を窓空け陰線で割り込んだことで、25日線の上向きはあるものの、更なる下値追いの可能性も過分にあると考えます。

その他テクニカル指標でも弱さは見え隠れしている中、判断の難しい週末となりました。

しかし、前回記載の4月の高値に近づいて上値が重くなったことで、BOXの可能性を示唆した通りの先週の展開ですので、前回の文章を読まれている方たちは、下げの速度は別問題として備えは出来ていたことと思います。

そしてここから更なる深い下げが進行するかは、現段階で可能性はあるものの決めつけは出来ないので、この週末は、この後の反発に対する備えも必要で、一応75日線で下げ止まったとなるので、対応は大なり小なりするべきと考えます。

そして週末金曜日の反発は、世界的に経済指標が悪化する中、悪化することで米国の利下げ観測が浮上で反発の雰囲気となっています。

世界の株価は反発の雰囲気に

雇用統計をうけて、現段階で米国は反発、日経先物、CMEともに反発で、上記記載の通り週末の雰囲気、シグナルが現実のものとなる公算が高そうです。

現状の状況から、週明けは窓空けして始まりそうな気配です。そのまま陽線が立てばアイランドリバーサルで上げ示唆となりますが、陽線が立つかは現状では微妙なところです。

そして週明けの寄り付くポイントに、切り上げている25日線が存在するので、25日線が上値抵抗線となる可能性もありそうです。

逆に素直に陽線が立ち、そのまま反発となると、25日線をサポート、押し目ラインとして反発という動きになるとすると、グランビルの「買いの2」となってくるので、上げ示唆で、9月の高値を更新してくる可能性も上がってきます。

常に言えることですが、非常に判断が難しい局面です。

そして、雇用統計は底堅い内容で、ここ最近続いた経済指標の悪化は継続せずという流れではあるので、市場は多少の安心感が出たと考えられます。

半面、景気悪化の利下げ観測に対する見解としては、まだ残っているという雰囲気の中での反発と考えます。

そして今後の注目は、週明けの一週間内での米中協議の行方となりますが、方向性は出せないのが現状で、結果が出るまでは様子見となると考えます。

現状分析

5日線

現状分析

前週に下向きとった状態が継続し角度も強めの下向きとなっています。

位置は、下を推移し火曜日以外は下に乖離した状況が続いています。

週明けの反発で5日線に触れに行くことが想定され、その後、上に行くか下に行くかの見極めです。

現状の向きからは下に叩かれるというのがセオリーではありますがどうなるでしょうか?

25日線

変わらず上向きを継続しております。角度も多少緩やかにはなりましたが未だしっかりとした上向きです。

位置は、先週、上に乖離した状況から、一気に窓空けで下に飛び出し陰線形成で下を示唆したものの上向きだったこともあり、下げ渋っての週末入りとなりました。

週明け上に飛び出せるか注目です。

75日線

変わらず上向きで上を推移しています。

週後半の木曜金曜で75日線に近づき、75日線をサポートラインとして下げ渋った動きとなっています。

トレンドライン

先週の押しで、前回記載の切上がりのラインは簡単に割り込みました。

横軸も9月11日から12日の窓、2万1500円処の横軸を一気に割り込み、13営業日で作られた離れ小島が完成で、この後10月2日から3日に空いた窓が上値抵抗線となりそうです。

さらに下に関しては、2万1000円どころの横軸ですが、上記にも記載しましたが、先物では2万1000円を意識したチャートが作られています。

その下には2万100円の横軸で、ここがBOXと考えたときに最も下のサポートラインと考え、ここを割り込むと大きく下に加速が想定されます。

反発したときは25日線、窓、7月のもみ合いの上限が目先抵抗線となると考えます。

テクニカル指標

一目均衡表

テクニカル指標

転換線が下向きとなり、基準線がサポートラインとして機能しています。未だ基準線は雲の上を推移しているのでトレンドは崩れたといえる状況には無いと考えます。

遅行線も下りてきて、雲で止まるという動きで、止まるべきところで週後半下げ渋った形状を表しています。

この後の展開として、雲を維持するか?遅行線が雲と日々線を維持するか見極めていきたいと思います。

ボリンジャーバンド

バンドの収束が始まり、この後、本格的に収束に向かうか?途中で横向きとなりBOX示唆となるか? 注目していきたいと思います。

位置としては、前週に+1σを割り込んだことで、急上昇は終焉としたことが現実のものとなり、先週TPラインを割り込んできたので、早々に奪回しないと下げ傾向へのトレンド変換となる可能性が高くなってきます。

さらに、この後-1σまで下げて反発となるとBOXの可能性がさらに高くなり、-2σで止まっても同様でBOXの可能性がありです。

-2σを割り込むことになれば、下抜け示唆となります。

スローストキャスト

緩やかに下に降りてきており、一旦ゴールデンクロス示唆したものの失敗で、再度、下に降りたことで、弱い雰囲気を出しましたが、緩やかに下りているところは、下げ渋りも示唆されていると受け取れる動きです。この後 ゴールデンクロス後の動きに注目です。

横にスライドする場合や、少し上げてからすぐにデットクロスとなるようなことがあれば、勢いよく下を模索する雰囲気なると想定されます。

総合判断

総合判断

前週からの流れで勢い良く上げて来た強い動きは終焉しており、押し目レベルの動きでおさまるか? BOX動きで下減を目指すか? 下落への転換となるかの見極めポイントにいると考え、現状ではBOXの範囲内での動きがメインシナリオであると想定しています。

中長期的に見ても下げに転じるか? 見極めポイントにきているので、きめ細かい動きを敏感にとらえて、トレンド変換の見極めをしていく必要がある状況です。

視野を広く、目の前で動きているものだけにとらわれず、視野を広げて見極めていきましょう。(執筆者:城 晶子)