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卒親したらお金について考える 「支出につながる行動」を書き出し、見直す時期です。

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卒親したらお金について考える 「支出につながる行動」を書き出し、見直す時期です。

定年や役職定年を間近に控えた50代は、いつ収入が大幅ダウンしてもおかしくない状況です。

また、大病を患うリスクやそれに伴う支出の増加も見込まれるので、できるだけ定年前に貯蓄を増やしておく必要があります。

筆者も数年前からそれを意識して支出の見直しを図りましたが、最初はうまくいきませんでした。

そこで改めて行ったのが、「支出につながる行動」の見直しです。

その上で今後の生活で必要な行動と不要な行動を分けたところ、支出のコントロールが上手にできるようになりました。

筆者が「支出につながる行動」を見直した理由

卒親を機に考えるお金の事

筆者が「支出につながる行動」の見直した理由、子どもが自立して浮いたお金があるにもかかわらず、貯蓄に回せるお金を思うように増やせなかったことにあります。

そこで筆者は、自分のどんな行動が支出につながっているかをチェックしました。

その上で「今後増も必要な行動」と、「減らしてもよい行動」に分け、支出を減らせる部分がないかを探ることにしました。

50代以降に増やした「支出につながる行動」

まずは、リストアップした「支出につながる行動」の中から「今後も必要な行動」をピックアップし、とりあえず1年間実行してみました。

その結果、次の効果が表れました。

省エネ家電への買い替え

購入から10年以上たった大型家電を、順次省エネ効果が高い最新型に買い替えました。

その結果、光熱費などのランニングコストが減りました

また、壊れる前に型落ち品が底値となるタイミングを狙って買ったため、購入費も最小限にできました。

健康診断に行く

50代になると治療費が高額となる3大成人病にかかるリスクが増大しますが、早期で発見できれば治療費と体への負担の両方を最小限にできます。

そのため、筆者は自治体や会社の健康保険が実施している健康診断やガン検診に加え、定期的な歯科検診や胃腸の内視鏡検査も受けるようになり、その効果もあり、病気の治療にかける時間とお金は大きく減りました

定期的な運動

健康維持による医療費の抑制を目的とする定期的な運動も、50代になってから増やしました。

毎日のストレッチや筋トレ、ウォーキングを心がけているほか、時々公営のジムやプールにも行きます。

また、外出の際はできるだけ歩くようにし、少し遠い場所に行く場合は極力自転車を使っています。

今のところ金銭的な効果は見られませんが、以前より痩せてメタボのリスクが減りました

保険を見直す

わが家は子どもが自立して多額の死亡保険金が不要となったので、直近の継続時に死亡保険金を大幅減額した上で医療保険を今の医療事情に合ったものに変更すると、毎月の保険料を削減できました。

今後も継続的に見直していくつもりです。

大事な人と過ごす

家族や親兄弟、親しい友人は、私たちにとってお金に換えられない貴重な財産です。

そのような人たちとの時間を蔑ろにした結果、突然死別などすれば必ず悔いが残ります。

50代でようやくそのことに気づいて以来、できるだけ時間を作って交流を図るようになり、楽しい時間が増えました。

大切な人との時間を過ごす

50代になったのを機に減らした行動

一方、50代になったのを機に減らした行動には以下のものがあります。

飲酒

お酒好きな筆者は、昔から2、3日に1度はお酒を飲んでいましたが、去年の血液検査で飲酒が影響する項目で異常値が出てびっくり。

それを機にお酒を飲むことや飲み会への参加をやめた結果、かなり食費を削減できました。

また、1年禁酒したら血液の数値が正常に戻ったので、今は節約と健康維持を兼ねてお酒を飲まない生活を続けています。

車での移動

筆者の住む地域は移動に車が必要ですが、ガソリン代の節約と健康維持を目的として車での移動を控えました。

移動に時間がかかる分、時間に余裕を持って行動するようにしています。

それにより、以前は毎月1回ガソリンスタンドに行っていたのが、今では2か月に1度になり、1か月あたりのガソリン代が約半額になりました。

衣類の購入

バブル期を知る50代女性には衣装持ちが多いもので、筆者もその1人です。

それを生かせばまだまだ現役で着回しできる衣類はいっぱいあり、新たに買い足す必要がないことに気づきました

以来、衣類は極力家にあるものを着回し、新規購入を控えています。

その結果、衣料費の大幅削減に成功し、再流行している昔の衣類もフル活用できて一石二鳥です。

気が進まないお付き合い

ある程度人生経験を積んだ50代は、たいていの人に角を立てずに気が進まないお付き合いを断るスキルがついています。

筆者もそのような形で人間関係を整理し、親しい人との付き合いに絞っています。

それにより、お付き合いにかける費用を減らせるだけでなく、気の進まないお付き合いによる心労からも解放されます。

リスクが増える50代は「支出につながる行動」の見直しが必要

「支出につながる行動」を「今後も必要な行動」と「減らしてもいい行動」と分けた結果、必要な支出で悩むことがなくなりました。

また、それを機にお金の使い方も見直したため、以前より貯蓄の増加幅が増えています。

50代は金銭的な面と健康面でのリスクがぐっと増える時期です。

それを見越して自分の「支出につながる行動」を見直し、必要な行動にこそよりお金と労力をかけることが必要ではないでしょうか。(執筆者:大岩 楓)

《大岩 楓》
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大岩 楓

執筆者:元銀行員 FP2級 大岩 楓 大岩 楓

元銀行員にしてベテラン主婦のフリーライターです。クレジットカードや節約記事などの執筆のほか、既成記事の校閲も行っています。50代になった現在、最大の関心事はずばり「老後のお金」今後のマネープランについて真剣に考え始めました。そこで自らの勉強も兼ね、銀行員時代に培った金融知識と25年以上の家計管理経験をベースにお金に関するさまざまな事柄について深堀りしていきます。 <保有資格> FP2級 寄稿者にメッセージを送る

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