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【今週の日経平均を考える】上昇シグナル継続中 次のメドはいくら?

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【今週の日経平均を考える】上昇シグナル継続中 次のメドはいくら?

先週は、前週の後半のもみ合いの範囲内で前半推移し、週後半に上に窓空けで飛び出し、四空を作り、小幅にジリ上げしながら切り上げて週末入りとなりました。

動きとしては6月と8月の安値と、4月と9月の高値のBOXのオーバーシュートの範囲内でと考えていましたが、先週のジリ上げで「BOXからは上放れた可能性が高い」と取れるところまで上げてきていると考えます。

その他、テクニカル指標でも上を示していることから、上への意識を高める週となりました。

そして上の目途として意識していた目先の昨年12月頭の高値に関しては、先週突破した雰囲気です。

次が昨年10月10日から11日にかけて空けた窓が気になります。

この窓の出口(上)は、2万3373円となっており、この値が上値目途を計算して出てくる数字と重なってきます。

その計算は、上げはじめを8月6日の2万110円で、上値が9月19日で2万2255円となり、上げ幅が2145円。

そして押したところが、10月3日の2万1277円で、下げ幅が978円。

この位置でN値が、2万1277円に2145円を加算で2万3422円。

V値が、高値2万2255円に、下げた幅の978円を加算で2万3233円。

この2つの値が誤差の範疇内で重なっており、上記の窓出口(上)の2万3373円とかぶってきます。

そして、E値高値2万2255円に、上げ幅2145円を加算で2万4400円。これは、昨年10月の高値2万4448円と重なってきており、作られたような値幅での値動きとなっています。

ここを見ると、目先2万3300円前後を目指してくることが予測されるのですが、週明けから本格化する9月末の第二四半期の決算発表の内容に対して、切り上げていけるのか? というのは注目です。

日経平均はどうなるのか?

そして今回の上げの日柄ですが、10月3日からの上昇が現在15日で、基本数値からは-2日となり、

対等数値で見ると、前回の上昇が8月26日から9月19日が18営業日となるので、後3営業日となってくるため、週明け火曜、水曜辺りでいったん天井を示すかも? と思わせる日柄となります。

さらに、8月6日の一番下から9月19日まででみると31営業日となっているので、あと3週間上げるという事となりますが、日柄を見ていくと見えてくるものも広がってきます。

そしてここから12月末の45日前ルールを意識する時期と見ています。今年の45日前ルールを見ると8月中半への下げは7月25日を高値として下げました。

5月中半への下げは4月24日を高値として下げ始めました。

このパターンが今回も繰り返すとなると、この週末が高値になるかもという見立てとなりますがどうなるでしょうか?

そして米国の状況からは、週明け小幅高で寄り付く公算が高くなり、状況によっては先週の高値をさらに上抜けて更新してくる可能性も出ています。

このまま先週同様、ジリ高が継続していくのか?注目となりますが、ネットニュースなどを見ると、高値更新が続きそうな雰囲気が目立っています。それが何を意味するのか?

そして週明け、国内も米国も共に日銀政策決定会合、FOMCと、相場を動かす要因があるので、月末の週で動きが出ることが想定されます。

現状分析

5日線

現状分析

前週までの角度よりは緩くなりましたが、上向きを継続したままの一週間となっています。


位置は前週からの流れで乖離を継続していましたが、週中に一旦下髭がタッチして、後半再度上に乖離して週末入りとなっており、上値追いが続きそうな形状となっています。

25日線

変わらず上向きで上への乖離を継続しています。

週末の段階で乖離が800円ほどで3.6%となっており、前週と同じような乖離を継続で、過熱感を出すレベルの上げでなく、じりじり上げていることを示しているので、まだまだ上があるかもと思わせられます。

75日線

変わらず上向きで上に乖離となっています。前週同様、完全上昇トレンドの形状を維持しています。

トレンドライン

上に関して昨年の12月3日の戻り高値を先週突破しています。

次の目途は、昨年の10月10日から11日の窓が抵抗帯となると考えます。

さらには、昨年の高値2万4448円の横軸が抵抗線として意識します。

下に関しては、上抜けてきた過去の抵抗線で、4月、9月の高値が抵抗線になると考えます。

同じ位置に窓もあり、この窓も抵抗帯になると考えます。その下が25日線となっております。

さらには8月26日から10月10日の安値を結んだラインがあり、その下に長期線の束となります。

現状、簡単に下げる雰囲気ではないですが、いつ何が起きるかわからないので、下の目途も意識だけはしておくべきだと思います。

テクニカル指標

一目均衡表

テクニカル指標

雲のねじれも流れを変えることなく通過して、完全な上方シグナル継続中となっています。


遅行線に関しても上げてくる日々線を綺麗に避けて上を維持しています。

このまま上げていったとすると、11営業日後に遅行線と日々線の天底一となりますが、どうなるでしょうか?

ボリンジャーバンド

バンドが再度拡大となり始めました。位置は+2σの下を沿うような形で推移しています。

この動きはボリンジャーウオークと取れるとみますので、今後は+1σまで降りてくるのは押し目で、割ると「強い上昇」の終了という判断材料になります。

スローストキャスト

上でのデットクロスの後、緩やかに下り初めましたが、先週再度ゴールデンクロスとなったことで強さをイメージつけしました。
形状としては上値追いを示唆となります。

今後は強い角度で下向きになるまでは、ジリ上げや上値追いを示す形状になるので、ストキャストでの売り場を判断するのが難しくなってくるので、ボリンジャーバンドの+1σと5日線の割り込みなどでの判断となりそうです。

総合判断

総合判断

下げるかもという思いは捨てずに、今上げて年初来高値更新している動きに合わせて、建玉の操作でさばくことが必要

だと考えます。


意地になることをせずに流れには逆らわず、次の目途(値幅・日柄)を見極めながら、対応が必要であると考えます。

なかなかこの流れについていけない方もいらっしゃるかもしれませんが、キャリアをしっかり持っている方たちは、ヘッジの売りを持ち、入れ直ししながら買い玉量優勢で引っ張って、利益を積み上げている方も多くいます。

判断の難しい状況が続きますが、いつも言う事ですが、上下の方向性を決めつけすぎないというスタンスを心がけてもらえたらと思います。(執筆者:城 晶子)

《城 晶子》
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執筆者:AFP、FP2級 城 晶子 城 晶子

きらトレ・きらストレッチ代表/トレーダーズアカデミー講師/個人投資家 現役の個人投資家。証券会社勤務の経験を経て、株式投資に目覚める。スキルアップのため、トレーダーズアカデミーに入学し【上げ相場でも・下げ相場でも利益を取る】技術を習得。見てわかるきらめきチャートを考案し、きらトレ代表として自身の長年培った知識と経験を生かした手法を伝授。どんな相場でも利益の出せる手法を学べる講義に定評がある。夕刊フジ株1グランプリ月間チャンピオンの経歴を持つ。 <保有資格>:ファイナンシャルプランナー2級 AFP 終活ライフケアプランナー 寄稿者にメッセージを送る

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