先週は、前週の上値突破が本物となるかの見極めの週でしたが、想定通り前週末の上抜け突破が陰線だったことで一旦、押すという選択肢が示される一週間となりました。

週初めに一旦押す雰囲気から、再度上抜けチャレンジをして、終値ベースでの最高値を日柄的にぴったりの日に付けたことで達成感となり、翌日から押す雰囲気を作り、翌日大き目な陰線形成でこのまま押すのかと思わせましたが、週末反発し、素直に下がる雰囲気とならず一週間を終えました。

木曜日の大き目な陰線で、11月1日から5日の窓に入ることが出来なかったことから、この窓が抵抗帯となったように見受けられます。

結果、週末反発となりました。

そしてこうなると、一直線に調整に向かうという選択肢は消えたので、もう少しもみ合って方向感を出すことになると考えられますが、この木曜日の調整の始まりかと思わせたものが中途半端だったことで、日柄調整のような動きが想定されます

そして週明けは、米国の雰囲気から、小幅に上げて始まる公算で、木曜日の陰線の高値を超えてくるとなると、やはりこのまま調整の可能性はかなり低くなると考えます

為替に関しても、一時108円台前半まで円高が進みましたが、週末には再度108円台後半のところまで円安に向かってきました。

やはり年末に向けて円安という展開が始まってしまうのか? という雰囲気です。

そしてこのまま翌週も日柄調整が続くと、来週後半には25日線との乖離を詰めて触れてくることも想定されます。

もちろん先週のレンジで、11月1日から5日の窓埋めをせずに、この窓に沿ったような動きをすればとなります。

そしてこの週末に出てくるネットニュースでは楽観的な内容が多く見受けますが、楽観できる状況には無いとは思うものの、相場の強さは過分に見受けられるので、簡単に下げるとも思えない状況です。

週末に45日前ルールの期日を迎えるも、さして押すことなく通過となりました。

相場の強さは過分に見受けられる

次に相場を動かす要因としては、月末に出てくる米国のクリスマス商戦の行方が注目されます。

最近のマーケットの動きは、国内情勢よりも海外の動きに振り回され、やはりトランプ大統領の発言が大きくマーケットを動かすことに当面変わりないと考えます。

そしてマーケットがトランプ大統領の思惑通りに動かされているように見受けられる状況を考えると、来年の大統領選挙までは、意地でもトレンドをトランプ大統領が維持してくると考えます。

そうなると深い押しが米国には起きず、日本市場も引っ張られる展開も考えないといけなくなります。

それを踏まえると昨年の10月高値を年内更新することも、週明けに下げないという展開だとあり得ることとなりますので、売りを仕掛けている人は注意してください。

現状分析

5日線

現状分析

前週までの上げの流れで始まるも、週中から向きを下向きとして、下向きのまま週末入りとなりました。

位置としては、週初めは上に乖離した状況から火曜日に触れ初め、触れたまま一週間を経過するも、水曜日から終値で下に抜けて、木曜金曜も実体でなく髭が触れているだけという状況となるも、下に乖離することなく一週間を経過したことで、押すというよりも揉むという展開になっているというのが正しい表現と思われます。

25日線

変わらず上向きを維持したまま一週間を経過しました。

位置も上への乖離を継続している一週間となっています。

先週の最小乖離が1.5%と前週に最大5%越の乖離を作ったところからは、25日線の上昇と合わせて乖離を縮小しています。

この動きからやはり揉んでいるという事が確認できると考えます。

上記にも触れましたが、ここ数日の25日線の上昇が70円から90円となっており、週末の安値との25日線の乖離額が350円弱となっているので、この値の推移で揉むと来週中に近づくないし触れる可能性が出てきますので、触れるか近づいた後の株価の動きに注目です。

75日線

変わらず上向きで上を維持しています。

トレンドライン

押してきているので下を意識すると、目先は11月1日から5日の窓と、その窓の中の10月29日の高値がサポートラインの横軸になると考えます。

その下が10月23日から24日の窓が抵抗帯になると考え、この10月23日の高値近辺がもみ合いの上限となるので意識すべきラインと考えます。

その2つの横軸の間に25日線があり、さらには10月15日から16日の窓があり、15日の高値近辺に9月の高値があることで調整となったときは、この横軸は気にすべきポイントになると考えます。

さらには8月26日と10月10日の安値を結んだラインが、上昇維持の見極めラインになると考えます。

上に関しては、まずは11月8日の高値が目先上値目途で、そこを上抜けると昨年のチャートから高値となっている2万4448円が意識する高値となりそうです。

さらには前週、前々週記載の切上がりのラインへのチャネルの2本のラインも気にしていきたいと思います。

テクニカル指標

一目均衡表

テクニカル指標

目先転換線がサポートラインとタッチはしたものの、強気の上方シグナルは継続中で、強さをイメージさせる形状となっています。

遅行線と日々線の関係は、先週火曜日がドンピシャで天底一致となりました。

ボリンジャーバンド

前週からバンドの向きが拡大から上向き、そして収斂へと変化してきました。

この収斂が本物かは、週明けに見えてくると考えますが、私的には収斂に向かう動きからすぐ変化して、波打つ動きでBOX示唆と一旦なるのでは考えます。

そして先週、一日だけでしたが+1σを割り込みました。

一日だけですので上昇終焉というには材料が足りないとは考えますが、一日でも割り込んだのは事実として様子を見ていきたいと思います。

スローストキャスト

2本のラインが切下がりを見せ、下の方に近づくも完全に下りきらず、ゴールデンクロスへ向かう雰囲気を出しています。

この位置でゴールデンクロスに向かうとすると、完全に弱いとは判断できる形状には無く、逆に下りきらないでゴールデンクロスで、未だ強いと取ることになりえます。

ですので、この後、ゴールデンクロスの位置に注目です。

総合判断

総合判断

先週の動きは現状、押し目の範疇で調整とはいえる状況になく、見ようによっては日柄調整という見立てとなります。

週明け、更なる押しとなれば、押し目の範疇を超えることとなりましが、現状では下げる力が弱く、更なる反発の可能性のほうが強いとみるのが妥当と考えます。

しかし、8月後半から本格反発に入り3か月が経過してくるので、相場の変換はいつ来てもおかしくない周期にはいるので、強いと一辺倒に見るのも弱いと一辺倒に見るのも危険と考え、細かい動きに敏感に見極めをして建玉の操作で凌いでいきたいと思います。(執筆者:城 晶子)