「海外ETFを使ってインデックス投資をしているけど債券のETFは必要だろうか」

「国内の投資信託を使って資産運用をしているが外国債券はどうなのか」

そのように考えたことはないでしょうか。

インデックス投資をしていると考えてしまいます。

筆者は数年前まで「債券クラスは不要」と思っていました。

しかし、現在では米国トータル債券ETFのBNDという銘柄を保有しております。

理由は、もし暴落がおこった場合、現金を取り崩して株式を買うのは勇気がいるからです。

大きく持つ必要はないかと思いますが、一定量の債券はリスクを抑えつつ暴落に対しての備えとなります

【株価暴落への備え】 一定量の債券保有でリスクを抑える

債券ETFを持つ理由

筆者は、一定量の債券ETFや外国債券を持っていても損はしないと思っております。

具体的な割合は、全体の10~20%程度です。

1番大きな理由は、下落時に株式を買うのは勇気がいるからです。

人は思っている以上に損失を恐れます。

ノーベル経済学受賞者のダニエル・カーネマンは、プロスペクト理論として心理学に基づく結果として証明をしています。

投資をしている中で感じたことはありませんか。

「そろそろ株価は天井かもしれない」

「現金比率を高めておいて株安になったら積立金額を増やしたい」

「積立投資だけど、もう少し安くなってから買いたい」

2019年11月は先行きが怪しい中で株価高値更新を続けています。

米中貿易戦争は解決されていませんが、NYダウ工業平均は2019年11月18日終値で2万8,036USドル22セントを記録しました。

NYダウ31USドル高、連日最高値

≪画像元:日本経済新聞社

「株式比率を増やそうか」と思っている人も多いかもしれませんね。

2018年の下落相場で株式買い増しができた人は少ない

リセッション(景気後退)が言われはじめた2018年は、下落の多い1年でした。

特に10月以降はどんどんと下落をしていき、株式市場は20%以上の下落となりそうな悲観状態だったことを思い出したいところです。

「つみたてNISA」がはじまった年だったので覚えているのですが、もう積立投資をやめたいという人、実際にやめた人も見てきました。

そのような中で株式を買い増しできた人は、極めて少数でしょう。

下落相場ではCash is kingと言われるように現金は強いのです。

従って、まだまだ下がるかも分からない株式を、安定感抜群の現金で購入するというのは非常に難しいのです。

このような時に、

リスク資産の一部を債券で保有していると対応をしやすい

というのが実感です。

暴落時には、現金ではなく債券を使って対応

株式100%ではなく、少量だけを債券で保有しておくと次のような対応が可能です。

債券を持つ意味と使い方

・ 債券自体は値動きがあるので既にリスクを取っている

・ 暴落時は株式の動きが大きいので債券がクッションになる

・ 値動きが小さい債券を全て売り、安くなっている株式を買う

・ 現金を使って悲観状態の株式を買うより、リスク商品の債券を使うほうが精神的に楽である

売ってしまった債券は、

相場が落ち着いてきたら現金でバランスを見ながら戻していってもよいですし、株式相場が好調なときに売却をして全体の10~20%程度を債券に戻せばよい

でしょう。

そうすることで、過度に暴落を恐れることも減っていくと思っています。

筆者の保有している海外ETF

参考までに筆者の保有している海外ETFを紹介します。

下記が、実際に保有している海外ETFです。

実際に保有している海外ETF

上記赤枠部分が債券ETF、下の部分が高配当株式ETFです。

筆者は40代ですので低リスクの運用をしています。

株式と債券が半々といった状態です。

大きく相場が動くことがあれば債券ETFを売って高配当株式ETFを買うわけです。

画像の通り、常に値動きをしているので、現金にくらべて株式に変えるときの精神的辛さはかなり小さくなります。

債券ETF値動き

≪画像元:Yahoo Finance

値動きが大きく見えますが、リーマンショックを挟んでも80USドルを上下に5USドル程度の幅というのは驚異的な安定性です。

「投資は長く続けてこそ」ですので、50%は保守的過ぎますが、少しの債券を持つと値動きが多少和らぐので長期投資にはよいです。

「iDeCo」であれば手数料無料でスイッチング可能

人は思っている以上に、下落相場に対して弱いものです。

2018年10月以降にあった下落を思い出すと分かりやすいですね。

そのような時の対策に、ちょっとした考えのヒントとなれば幸いです。

「つみたてNISA」などでは非課税枠の問題で難しいですが、「iDeCo」であれば手数料無料でスイッチングという方法が可能です。

投資は少しでも長く続けることが最重要です。

2019年11月のように上昇相場では気が緩むこともありますが、債券を持ってみるなどして、次の急落等に備えておきたいです。(執筆者:松崎 正義)