「ジャンボパックのお肉を買っても全然食費が減らないんだけど…」
「お肉」は普段の料理にかかすことができない食材です。
食費の中ではなかなか占める割合が多いだけに、どのような買い方をすればお得なのか迷うことも多いのではないでしょうか。
今回は5年間、食費を月3万円以下に抑えている私が実践している「お肉の買い方の3つのポイント」をご紹介したいと思います。

目次
ポイント1:「100g 120円」以上の肉は買わない
シンプルですが、家計にとても効果的なルールです。
この数値を頭に入れておけば、大きく予算をはずれることもなく食費を確実に抑えられます。
私が普段利用しているスーパーで買える100g 120円以下のお肉を一覧でご紹介します。
豚ひき肉 108円
豚こま肉 89円
豚ロースしゃぶしゃぶ用(特売) 89円
豚ロースとんかつ用 100円
鶏胸ひき肉 89円
鶏ももひき肉 118円
ささみ 100円
鶏もも肉 100円
鶏むね肉 79円
手羽元(特売) 49円
手羽先 100円
※埼玉県の某スーパー2019年11月末現在
本気で節約をしようと決め、ここまで安いスーパーを探しました。
野菜は安くなってもせいぜい50円程度ですが、お肉は100gあたり50円下がれば300g買えば150円節約できます。
「たった50円程度」と思われるかもしれませんが、1週間に買うお肉が1キロなら500円、1か月で2,000円の節約が実現します。
食費の節約ではこの「たった50円」を侮らずに積み上げていくことがとても大切です。
ポイント2:1週間で買う肉の種類は3種類以下
3種類というのは鶏、豚、牛など動物の種類ということではありません。
例えば、鶏肉を手羽元ともも肉の2種類を買ったら、あとは合挽肉だけ、もしくは豚こま肉だけにするなど部位も区別して3種類ということです。
利点は大きく2つあります。
・ 肉の種類が少なければそれに合わせる野菜も少なくできる
スーパーでお肉を買うとき、大きなパックだと100gあたりの値段が安いものがあります。
私は主にこの「量が多くて割安な商品」を狙って買うことが多いです。

もちろん、お会計が安くなるということもありますが、我が家の子供達は食べ盛りなので「お腹いっぱい食べられる量を確保するため」でもあります。
節約できていても家族がひもじい思いをするのはやはり親として悲しいですし、カサ増し食材ばかりで肉を食べた気がしないという節約法は私の経験上、続けるのが辛くなってしまうからです。
また、肉の種類を絞ることによってそれに付随する野菜や調味料を減らすことができる利点もあります。
鶏肉でグラタン、豚肉でしょうが焼き、レバーでレバニラ、ささみでササミカツ…と肉の種類が増えると献立に幅が出すぎて、チーズやらオイスターソースやらパン粉やらとそれに付随して様々な食材をそろえなくてはいけません。
肉の種類が少なければ、それに合わせる食材も少なくて済むので結果的に食費を抑えられます。
ポイント3:調理の際に切る必要のある肉は買わない
ブロック肉や塊肉は量も多くて特売ならお値段も安かったりするので、一見すると節約に向いていそうですが、個人的にはあまりおすすめではありません。
なぜなら、ブロック肉や塊肉は100gあたりが安くても、チャーシューや角煮、ローストビーフなど1回の調理で使い切ってしまうことが多く、1日分のメニューしか捻出できないことが多いため節約には向いていないからです。
また、火の入りが遅いブロック肉は調理時間も長くかかりがちで光熱費なども無駄にかかりやすい食材でもあります。
さらに、ブロック肉は「切る」という作業が億劫になりやすく冷蔵庫に残りやすいのも難点です。
食費を節約する基本は、食材を次に買いに行くまでの期間で冷蔵庫の食材を使い切ることなので、冷蔵庫に残りがちになるものは買うことは避けます。
同じお肉を買うのなら400gのブロック肉を1回で使い切ってしまうよりは、同じ値段で400gのひき肉を2回に分けて使うほうが食費の節約には効果的です。
お肉の買い方をちょっと意識するだけで節約効果は絶大
食費の節約は普段なら買い物カゴに無意識に入れてしまうものにルールを設けることがとても大切です。
しかし、いきなり全てを始めるのは大変かと思うので、まずは1つルールを導入してみて自分に合った節約術か試してみてください。
1つのルールがうまくいきそうだったら他のルールも取り入れて、少しずつ節約に磨きをかけていってください。(執筆者:片岡 みのり)