1月は会社や学校などで1年間の決意を発表するといった行事が行われるこの時期ですが、今のところ今年の抱負をまだ何も決めていないという方、今年はお金を増やす年にしてみませんか。

今回は、元本割れしない投資「個人向け国債」について紹介します。

「国債」とはどういうものなのか

債券はもともと、企業などがお金を借りたときに発行される借用証書のことを指します。

そして、債券の一種である「国債」とは、国が発行する債券のことです。

債券を発行してお金を借りる立場の国が、債券を購入してお金を貸してくれている人に利子を払うという仕組み

になっていますので、「国債」を購入するという行為は国に投資をするという意味にもなります。

「国債」にはどのようなものがあるのか

個人向け国債は3タイプ

≪画像元:財務省

個人で購入できる国債は「個人向け国債」と呼ばれ、銀行や証券会社など金融機関の窓口で購入できます。

また、「個人向け国債」は、現在、

・ 変動金利型10年満期
・ 固定金利型5年満期
・ 固定金利型3年満期

の3種類が発行されています。

3種類の「個人向け国債」の違い

個人向け国債商品性の比較

≪画像元:財務省

「変動金利型10年満期個人向け国債」は、実勢金利の動きに応じて、適応される金利が半年毎に変わり、適応金利によっては受け取りの利子が増えることもあります

また、名前の通り、10年で満期を迎える債券です。

「固定型金利5年」、「3年満期個人向け」国債は、金利が固定されていますので満期の5年、あるいは3年まで利率が変わらず、債券が発行された時点で最終的な投資結果が分かるようになっています。

「個人向け国債」おすすめポイント

ここからは、この3種類に共通するおすすめポイントを3点お話しします。

おすすめポイント1:元本割れしない

個人向け国債の1番といってもよいおすすめポイントは、元本割れしない投資ということです。

国が発行している債券ですので、日本が破綻しない限り元本や利子の支払いは責任を持って行われます

なお、利子については半年毎に年2回の受け取りとなっています。

おすすめポイント2:最低金利年率0.05%の保証

金利は、年率0.05%の最低金利が保証されています。

現在、某大手金融機関でも定期預金の利率は0.01%です。

定期預金口座にお金をなんとなく置いているよりも、利益が出る計算です。

おすすめポイント3:債券は毎月発行、1万円から購入可能で中途換金も可

「個人向け国債」3種類は毎月発行され、ほとんどの金融機関の窓口で購入できます。

利子の受け取りは半年毎ですので、例えば

6か月間毎月購入すると、初回購入時の6か月後から毎月利子を受け取る

ということもできます。

販売価格は1万円からと一般的な投資と比べ、気軽に始められる金額で、購入金額に上限はありません

また、債券発行後1年経過すると満期を待たずにいつでも中途換金できますので、予定外の出費などでどうしても現金が必要になった場合にも対応できます。

個人向け国債が選ばれる理由

≪画像元:財務省

「個人向け国債」購入者はリピート率が高い

飲食店でも、商店でもリピーターが多いということは満足度の高さの現れとも言えます。

「個人向け国債」の購入者の約半数はリピーターであるという調査結果が出ています。

また、「個人向け国債」を購入した理由については、

「国が発行していて安心だから」

という答えが約60%と圧倒的に多く、その他の理由としては「身近な金融機関で購入できる」、「1万円単位で購入できる」、「中途換金しても投資額を下回るリスクがない」などになっています。

購入者は、どの国債を選んでいるのか

「個人向け国債」は3種類ありますが、

・「変動金利型10年満期」を選ぶ方:約36%

・「固定金利型5年満期」を選ぶ方:約33%

・「固定金利型3年満期」を選ぶ方:約31%

と、どれも同じ位の割合で選ばれています。

「個人向け国債」はいつ購入できるのか

執筆時点では3月までの「個人向け国債」発行予定が発表され、3種類全てが毎月発行されます。

1番近い期日のものは募集期間が令和2年1月9日から31日まで、発行日は令和2年2月17日、その次が募集期間令和2年2月6日から28日まで、発行日は令和2年3月16日、さらにその次は募集期間令和2年3月5日から31日まで、発行日は令和2年4月15日となっています。

この機会に、「個人向け国債」を購入してみるのもよいかもしれません。(執筆者:AFP、2級FP技能士 大川 真理子)