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【米国株式銘柄】IPOから10か月足らずで株価が2倍 特殊災害専門損保会社「パロマー・ホールディングス」に注目

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【米国株式銘柄】IPOから10か月足らずで株価が2倍 特殊災害専門損保会社「パロマー・ホールディングス」に注目

2019年の米国株式市場はIPOラッシュでした。

ビヨンド・ミートやウーバー、スラック、ズームなどのIPOは日本人投資家でも注目していた人も多いのではないでしょうか。

しかし、2019年のIPOラッシュで成功した銘柄のひとつに多くの日本人投資家があまり注目していなかった銘柄があります。

「パロマー・ホールディングス」という企業名は、恐らくはじめて名前を聞く方がほとんどのはずです。

2020年現在、設立して5年程度の新しい米国の保険会社です。

実は多くの注目IPO銘柄が上場してから低迷しているのに対して、パロマーの株価は2倍以上まで上昇しています。

なぜ、古くからある保険業界の株がそこまで急騰しているのでしょうか。

本記事では注目のパロマーについて紹介します。

急成長中の保険会社「パロマー」とは

パロマーホールディングス

≪画像元:Palomar Specialty Insurance Company≫

「パロマー・ホールディングス(PLMR)」はカリフォルニア州の保険会社です。

他の保険会社とは異なる特徴があります。

パロマーの強みは、

他の保険会社がカバーしていない地震・洪水・竜巻などの特定の市場に焦点をあてていること

です。

これらの特殊災害の保険は、従来の保険会社のサービスが不十分だった分野です。

特殊災害の分野は保険会社にとって補償の負担が大きいため、十分にカバーできていませんでした。

パロマーは特殊災害に特化した保険会社であるため、他の保険会社と差別化できるという訳です。

株価2倍、2019年IPOで成功した銘柄

パロマーは、2019年の4月のIPOから2020年1月現在までで約2倍まで株価が上昇しました。

他の話題になったIPO銘柄の人工肉のビヨンド・ミートやオンラインコミュニケーションのスラック、ライドシェアのウーバーの株価が落ち込んでいるのとは対照的です。

2019年のIPO銘柄の中でも成功したものの1つと言ってもよいのではないでしょうか。

「PLMR パロマー・ホールディングス」チャート

≪画像元:nasdaqchart.com≫

パロマーは金融セクター、分散投資におすすめ

米国株でもハイテク関連企業や日本人にもおなじみのグローバル企業の銘柄に投資してしまう傾向があります。

AppleやGoogle、コカ・コーラなどです。

パロマーは、

日本人にあまりなじみのない米国の保険会社の銘柄だからこそ、分散投資の対象にもしやすい

のではないでしょうか。

1月に増資を発表、一時的な下落も買い場か

2020年1月にパロマーは増資(株式の新規発行)を決定しました。

増資により一時的に市場に流通する株の数が増えるため、株価は少し下がっています

しかし、業績的には右肩上がりの売上で、経営上の問題ありません

むしろ、よい買い場と捉えることもできます。

日本人にはマイナーでも手堅い分野で急成長

「パロマー・ホールディングス(PLMR)」は、米国で急成長している特殊災害分野に特化した保険会社です。

従来の保険会社の補償が手薄な分野に特化することで業績を伸ばしています。

2019年のIPO銘柄の中でも日本人投資家になじみのない銘柄かもしれません。

しかし、IPO以来で2倍以上の株価になっている注目銘柄なので投資対象として考えてみてはいかがでしょうか。(執筆者:田守 正彦)

《田守 正彦》
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田守 正彦

田守 正彦

フリーランスのWEBライター。教育機関やバンコクの大学で働く傍、海外投資に興味をもち20代の頃から香港やアメリカの証券口座に直接行き、口座を開いて実際に取引をしていました。得意分野は投資・教育・旅行・新しい働き方です。新しい分野にも積極的に挑戦しています。 寄稿者にメッセージを送る

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