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【老後資金】資産運用に「一時払い個人年金保険」を絶対におすすめできない「5つの理由」

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【老後資金】資産運用に「一時払い個人年金保険」を絶対におすすめできない「5つの理由」

退職金の運用相談などで銀行に行くと、多くのケースですすめられる商品が「一時払い個人年金保険」です。

しかし、この「一時払い個人年金保険」は、全くおすすめできる商品ではありません。

今回は、「一時払い個人年金保険」をおすすめできない理由について説明します。

資産運用に 「一時払い個人年金保険」を全くおすすめできない「5つの理由」

「一時払い個人年金保険」をおすすめできない理由

では、さっそく見ていきましょう。

理由1. 手数料が高い

1つ目は、手数料が高いことです。

契約時に手数料が4~5%かかるものもありますし、解約時に手数料がかかるものもあります。

また、契約期間中にも毎年2~3%手数料がかかるものもあります。

これだけ高い手数料を支払っていたら、利益を出すのは難しいと思いませんか。

理由2. 金利が低い

2つ目は、金利が低いことです。

「一時払い個人年金保険」の中には、契約時に金利が固定される定額タイプの保険があります。

定額タイプの保険であれば手数料が高くても約束した金利が付くので問題ないと思っている方もいると思います。

しかし、金利は、通常の債券に比べ低いことが多いのです。

金利が債券よりも低いのであれば、わざわざ「一時払い個人年金保険」にする理由はないと思います。

理由3. レバレッジ機能がない

3つ目は、レバレッジ機能がないことです。

保険のレバレッジ機能とは、少ない保険料に対して大きな保険金がもらえることです。

このレバレッジ機能があるからこそ、保険に入る意味があるのです。

しかし、「一時払い個人年金保険」の場合、

契約期間中に万が一のことがあっても、戻ってくる保険金は、その時点での解約返戻金か契約金額の大きい方になる

のです。

万が一のことがあっても大きな保険金が入ってこなければ、保険に入る意味はそれほどないと思います。

理由4. 生命保険料控除が1回しか使えない

一時払い個人年金保険がおすすめ出来ない理由の4つ目は、生命保険料控除が契約した年しか使えないことです。

生命保険料控除とは、支払った保険料の一部を、所得控除に使える制度のことをいいます。

生命保険料控除を利用することによって所得税や住民税の節税になるのです。

保険には、生命保険料控除、医療介護保険料控除、そして個人年金保険料控除の3種類があります。

一般の月払いや年払いの個人年金保険の場合は、毎年、個人年金保険料控除を使うことが出来ます。

しかし、一時払い個人年金保険の場合は、個人年金保険料控除を利用することができません

契約した年に生命保険料控除が利用できるだけです。

一般的に一時払い個人年金保険は、大きな保険料を一括で支払う商品になります。

せっかく大きな金額を払っても生命保険料控除を利用できるのは1回だけなんてなんだか損した気持ちになりませんか?

理由5. 多額の外貨を一括で円から外貨に換えるのは為替リスクが高すぎる

5つ目は、外貨建て個人年金保険の場合、為替リスクが高すぎることです。

「外貨建て一時払い個人年金保険」は、保険料を、米ドルや豪ドルなどの外貨で一括で支払う保険です。

為替がどのように動くかは誰にも分かりません。

タイミングよく、外貨に換えることができれば大きな利益を得ることができますが、逆に大きく円高になってしまったら目も当てられないような損失を負ってしまうこともあるのです。

多額の資金を一括で外貨に換えることは、あまりにもリスクが高いと言わざるを得ません。

「一時払い個人年金保険」をすすめる理由は全くなし

退職金などの運用でいまだに根強い人気を誇る保険ですが、「一時払い個人年金保険」をおすすめできる理由は、正直ありません。

今回の記事をぜひとも参考にしていただいければ幸いです。(執筆者:渡辺 たけし)

《渡辺 たけし》
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渡辺 たけし

渡辺 たけし

11年都市銀行勤務。現在保険会社にてコンサルティング営業の傍ら金融全般の記事執筆。都市銀行勤務時代には地権者や起業オーナー中心に相続対策や資産運用コンサルティング業務をしておりました。現在は、会社員の方からオーナーまで幅広いお客さまに保険のコンサルティング営業をしております。得意分野は相続、保険、資産運用になります。 寄稿者にメッセージを送る

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