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スマホ決済で1か月の支出が4万円以上増 見えない支出をコントロールできた4つの方法

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スマホ決済で1か月の支出が4万円以上増 見えない支出をコントロールできた4つの方法

最近、キャッシュレス決済で支出が増えた家庭が多いと聞きます。

わが家もスマホ決済を本格的に導入した月から、生活費の支出が大幅に増加しました。

「このままだとキャッシュレス貧乏になる」と危機感を抱いた筆者は、支出をコントロールできていた現金生活に戻ろうと思いました。

しかし世はキャッシュレス時代、支出増の元凶であるスマホ決済も、今後は上手に利用していくことが必須です。

そこで、筆者はスマホ決済を中心に、キャッシュレス決済の利用方法を見直しました。

キャッシュレス決済をうまく利用し、支出を抑える対策を実行したので、内容をご紹介いたします。

キャッシュレス決済で支出が増加 原因は「スマホ決済の導入」

支出増対策の前段階として行ったのが、支出が増えた原因の究明です。

わが家ではスマホ決済とクレジットカードの2種類でキャッシュレス決済を行っていますが、家計簿でそれらの支出の状況をチェックしてみました。

その結果、スマホ決済による支出増が非常に大きく、クレジットカードの支出は以前と変わりませんでした

スマホ決済の支出を全てチェックした結果、大幅に支出が増えているのが

・ 食費… 1か月あたり約2万9,000円増

・ 日用品費… 1か月あたり約1万6,000円増

であると判明しました。

その原因は、

・ 複数のスマホ決済利用で支出の管理がずさんになっている

・ 現金決済よりもお金が減る実感が薄い

の2点でした。

そこで筆者は、それらの原因を踏まえて4つの対策を取ることにしました。


対策1:スマホ決済アプリを1本に絞る

「複数のスマホ決済による収支の管理は難しい」とわかった筆者は、利用するスマホ決済アプリをもっともよく使う1本に絞りました。

それによって膨大な支出管理もラクになり、ムダな支出の「見える化」に成功しました

ムダな支出を抑える意識を持つことで、支出増を防ぐ足掛かりを作れました。

同時に、スマホ決済を1つに集約したことで効率よくポイントがたまり、失効前に有効利用できるようにもなりました。

対策2:プリペイド(チャージ)式で使えるスマホ決済アプリを選ぶ

スマホ決済で「お金が減る実感」を強化する方法として人づてに聞いたのが、「チャージ式のスマホ決済アプリを使う」というものです

そこで筆者は、スマホ決済をクレジット払いからプリペイド(チャージ)式に変更しました。

その結果、買い物の際にチャージ金の残高を意識するくせがつき、支出の抑制につながりました

スマホ決済アプリへの主なチャージ方法は、

・ 銀行口座からの即時引き落とし

・ コンビニATMなどでできる現金チャージ

の2種類があります。

どちらも支出を抑える効果はありますが、特に現金チャージは支出を抑える意思が弱い人に最適です。

セキュリティの面で銀行口座からのチャージに抵抗がある人にも、おすすめできます。

対策3:スマホ決済の現金チャージは週に1度 チャージする金額も決めておく

現金チャージは週一

支出抑制が期待できるチャージ式のスマホ決済アプリですが、お金がなくなるたびにチャージしていれば使いすぎは避けられません

その対策としておすすめなのが、1週間の生活費をあらかじめ決めて、半額をスマホ決済アプリにチャージ、残りの半額は現金で所持する方法です

筆者の場合、下記方法を用いていました。

1. 1週間分の生活費(口座引き落としではない分)を少し多めの2万円に設定。

2. 金曜日に1万円スマホ決済へのチャージを行い、1万円は現金で保管。

3. 1週間後にスマホ決済で繰越金が出たら、そこにチャージして再び1万円にする。

4. 現金が余った場合は小銭まで全て銀行口座に返還し、改めて1万円を引き出す。(筆者にとっては、その方が現金の管理が楽)

現金と分ける理由は、残高不足でスマホ決済アプリが使えない場合や、スマホ決済に対応していない店でも困らないためです。

この方法により、筆者はスマホ決済を利用しながら賢くお金を使う習慣がつき、支出のコントロールも上手になりました。

これはICカードによる支払いにも応用できます。

対策4:クレジットカードは必要最低限の使用にする

わが家ではさほど家計に悪影響を及ぼしていないクレジットカードですが、こちらも上手に利用しないとスマホ決済以上に支出が増えます。

それが原因で莫大な借金を抱えてしまう人も多いようです。

その理由は、スマホ決済に輪をかけてお金を使っている意識が希薄になりがちな点にあります

筆者もその一人で、油断するとつい使いすぎてしまいます。

極力使う機会を減らすか、毎月クレジットカードで利用する金額を事前に決めておくことがおすすめです

筆者の場合、比較的支出のコントロールが可能なスマホ決済をメインで使い、光熱費や通信費、ネット通販など、必要最低限の支払いにのみクレジットカードを使うようにしています。

また、不正利用による損害やムダな支出、残高不足で引き落としができない事態を防ぐために、利用明細書とカード決済したレシートとの照合や、毎月の支払日や口座引き落とし金額の確認も行っています。

その結果、現時点ではクレジットカードによる支出は抑えられていますので、この状態を維持していきたいと思っています

キャッシュレス決済の支出管理だけでなくお金を貯める工夫も必要

ここまでお話しした通り、キャッシュレス決済は事前にお金を使える範囲を決め、その範囲内で使うことを心がければ支出を抑えられます。

しかし、「わが家のお金」を増やしたいなら、支出の管理だけでは足りません。

給料をもらったら先取貯蓄や投資を行うなど、限られた収入を最初に貯蓄に回し、残ったお金でやりくりする努力も必要です

そのことを念頭に置いた上で、上手にキャッシュレス決済を利用しながら我が家のお金を増やしましょう。(執筆者:大岩嵐)

《大岩 楓》
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大岩 楓

執筆者:元銀行員 FP2級 大岩 楓 大岩 楓

元銀行員にしてベテラン主婦のフリーライターです。クレジットカードや節約記事などの執筆のほか、既成記事の校閲も行っています。50代になった現在、最大の関心事はずばり「老後のお金」今後のマネープランについて真剣に考え始めました。そこで自らの勉強も兼ね、銀行員時代に培った金融知識と25年以上の家計管理経験をベースにお金に関するさまざまな事柄について深堀りしていきます。 <保有資格> FP2級 寄稿者にメッセージを送る

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