先週は、一気に押し目レベルの下げで、止まることなくBOXの下減を意識する調整となり、上抜けの可能性を一気に払しょくする一週間でした。

新型コロナウイルス問題が世界を一気に不安にさせ、経済にも影響が出ています。

現状は、想定内のBOX内の下限で維持できるのか? 割れるのか? の答えが出ないままとなっていますが、どのような悪材料が出るのか? もしくは、好材料が出てくるのか? 見極めです。

ダウ、CMEが大幅安となり、週明けはBOX下離れの可能性が高くなっています

維持してきたように見えたBOXの下減が2万3000円どころでしたが、木曜日の大きな陰線での割込みが、BOX下離れのシグナルで、週明け本格的に離れる展開となりそうなのです。

次の節目は前々からトレンドラインとして、意識してきた、11月1日と21日の安値のラインに週明け到達しそうな雰囲気です。

ここで下げ止まれるか? 正直厳しいようにも思えます

オーバーシュート的な動きであれば、このラインで止まると考えるのですが、今回の要因である新型コロナウイルスに関して考えると、このレベルで止まれるとは思えず、さらなる下げも想定が必要であると考えます。

現在までの下げに関しては、正体不明のウイルスがどの程度のものか? 見極められない怖さからの売り圧力だったと考え、底の見えない状況でしたが、拡大もペースが安定してきたこと致死率に関しても、大きく上がってこないことを考えると、被害の広がりの底は見えてきたと考えます。

こうなると株価に関しては、この要因での下げとまりが見えてくるのですが、次の要因が実際は出てくると考えます。

今回のウイルスの拡大によって出る経済的ダメージの計算が次は始まります。

現在、表面的に見えているもので、中国の発生地近辺にある工場ラインが止まることで、製品の製造計画が狂う事が想定されます。今出ているニュースだけでも、ホンダと日産の生産ラインがあると流れていました。

この事によるダメージは大きいと考えます。

いつから稼働できるのか? などが見えてこないとどうなるでしょうか?

さらに、今回の下げは1月中半から後半に高値圏でのもみ合いから下離れという形を形成していますが、原因はウイルス問題となっているものの例年の動きとも取れます。

3月末のヘッジファンドの換金売りに関しての45日前ルール、2月半ばに「どれぐらい返済する」という告知に向けて手前から返済し告知するころには、返済完了という例年の流れにピタッとあっていることを考えると、2月の半ばまでは上げ下げしながら下値模索となるのかな? と考えます。

ちなみに今年初めから言い続けてきた2018年年始の下げのパターンと似ているという事と当てはめると、当時は約ひと月で2万4100円近辺から2月中半で2万900円までで3000円ちょっとの下げとなりました。

さらに少し戻したのちに3月後半には2万300円までの下げとなり、結果4000円弱の下げとなっています。

今回も同じパターンが来るとは断定は出来ないものの参考にはすべきと考えます。

参考にするというのはいつも言っていますが、当時の日足を見て下げ初めや下げ終わりから反発の始まりの動きを参考にして、同じパターンが起きたときに速やかに気づけるようにしておくことが大事になります。

さらには、埋もれていますが、12月末の第三四半期の決算発表がどの程度影響が出るのか? 週明けは気にすべきと考えます。

現状分析

5日線

現状分析

一週間を通して強い角度で下向きとなりました。位置も下を推移し週末金曜日に時間帯で5日線の上に出るも、大引けには下回ったことで5日線が上値抵抗線となり一週間となりました。

25日線

今週から向きを下に変えて、週明けに予想通り向きを変えた後に5日線が上から下に割り込む典型的なデットクロスとなりました。

このデットクロスがBOXの中の出来事なのか?下落トレンド入りのトレンド変換のシグナルとなるのか? は週明けの動きではっきりします。

オーバーシュートレベルなら、月曜日に陽線が立つことになりますが、現状はトレンド変換の可能性が高そうです。

75日線

上向きは維持しつつあるも、過去数回と同じく調整局面のサポートラインになるかと想定されましたが、本格的に割り込むこととなりそうな気配です。

トレンドライン

10月29日の高値、12月4日の安値の横軸が、BOXの下減として機能しています。週明け本格的に割り込むことが想定されます。

その下には、横軸のラインとして11月1日、21日の安値の横軸その下は、9月19日の高値を意識したいと思います。

さらに押すと、10月の安値の2万1200円近辺までと相当下も意識は必要になるのではと考えます。

上に関しては、1月24日から27日の窓が抵抗帯になると考えられ、手前には今回BOX下減として来た2万3000円近辺が、「ネックライン」的な存在として上値抵抗線になると考えます。

テクニカル指標

テクニカル指標

基準線・転換線を本格的に割り込み、雲の中に侵入したことで、本格的にトレンド変換の可能性を示しました。

そのため、週明け雲から下離れするか注目で下離れしたときは、下落の加速が想定されますが、雲から出たくないという動きで雲の下減を雲中で推移なんてことも想定されます。

遅行線に関しては、日々線の下に想定通りの展開で割り込み下げ基調を示しており次の反転の日柄は天底だと12営業日後となります。

ボリンジャーバンド

バンドが横向きから拡大となり-2σを割り込んだことで、下へのバンドウオーク開始というシグナルが出ました。

こうなると-1σが上値抵抗線となる動きで-1σに近づいたところが戻り高値と考えるのが妥当となります。

スローストキャスト

2本のラインがゆったり下まで降りて上に向きを変えるも、ゆったりした角度であることで、上げきらないでデットクロスを起こすことで更なる下値追いとなりますが、どうなるでしょうか?

総合判断

総合判断

BOXに入って3か月が経過し、いつ離れるのか? の見極め時期に、週明け本格下放れするのか? 注目しつつ、さらなる下がどこになるのか? 見極めの週となりそうです。

週足では、週明けダブルトップのネックライン割れとなるのか?

月足では、12月1月で毛抜き天井を形成し下げに転じ、トリプルトップの3番目となるか?なども注目ポイントです。

2月に入り例年買い場探しの月になりますが、平成2年の動きを意識すると買いの入れどころと売り玉の利確に関して慎重に考える必要がありそうです。(執筆者:城 晶子)