季節としてはもう春ですが、まだまだ三寒四温が繰り返され、
「暖かい日も多いし、暖房をつけずに節約できないか」
と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ペットボトルを使って暖房費を節約する超簡単な方法を紹介いたします。
また、暖房のほかにも、ペットボトルを使った「水道・電気・ガス」などの光熱費節約法についても紹介いたします。
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目次
就寝中&目覚めてすぐの洗顔もあったか
寒い日もあるものの、あたたかくなるのは、もうすぐです。
こうなってくると、石油を買うのはもったいないですし、肌や喉が乾燥する暖房を使わず乗り切れないものかと考えてしまいます。
また、少し先のことにはなりますが、梅雨時期には雨になると肌寒い日もあります。
そういった日に、おすすめしたいのが、「ペットボトル湯たんぽ」です。
2リットルの硬いペットボトルを準備し、タオルに包んで布団の中に入れて寝るだけですが、平均で6時間はあたたかく(筆者の経験上)、暖房のように肌や喉が乾燥することもありません。
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「ペットボトル湯たんぽ」のメリット
・ 2リットルのペットボトルを使いまわせば何度でも使うことができてエコ
・ 目覚めてすぐに洗顔をしたいとき、ペットボトル湯たんぽの中身で顔を洗えば温かい
・ 朝の洗顔で、お湯が出るまで待たなくてもよいため、無駄に水を流す必要がない
・ 肌や喉が乾燥しない
・ 石油代や電気代などの節約にもつながる
「ペットボトル湯たんぽ」を作ってみよう
ここでは、「ペットボトル湯たんぽ」の作り方を説明します。
注意点
・ お風呂のお湯を使うと、雑菌が繁殖する可能性があります
・ 85℃以上のお湯を入れると、ペットボトルが変形して中身が漏れる恐れがあります
・ ゆがみや傷のあるペットボトルを使用すると、中身が漏れる恐れがあります
材料
・ 固めの2リットルペットボトル(触っても、簡単に形の変わらない硬いもの)
・ 小さめのバスタオル(通常バスタオルの半分ぐらいのサイズ)
・ ヘアゴム(2リットルペットボトルのうえにバスタオルを巻いて止められる大きさ)
作り方(すぐに湯たんぽを使うとき)
(1) 1リットル分のお湯をわかす
(2) (1)に700ミリリットルのお水を入れ、よく混ぜ、80℃以下になったらペットボトルに入れる
※このときゆがみがある場合には、別のペットボトルに変更する
(3) ペットボトルにバスタオルを2~3重に巻き、ヘアゴムなどで留めたらできあがり
作り方(少しあとで湯たんぽを使うとき)
(1) 1.7リットルのお湯を沸かし、80度以下になったらペットボトルに入れる
※このときゆがみがある場合には、別のペットボトルに変更する
(2) ペットボトルにバスタオルを2~3重に巻き、ヘアゴムなどで留めたらできあがり
お風呂のお湯を「かさまし」
入浴するときに、お水を入れた2リットルのペットボトルを浴槽に入れるとお湯の「かさまし」ができ、節約になるという方法です。
湯たんぽに使ったペットボトルを、そのままお風呂に入れてもいいでしょう。
浴槽にもよりますが、ペットボトルは3~5本程度が限界で、それ以上入れると邪魔になってゆったりとした気分で入浴が楽しめなくなってしまう可能性が高いです。
子供が小さいうちは、お水を入れたペットボトルをオモチャ代わりとして楽しんでくれるので、取り組みやすくおすすめです。
おまけ:空気や液体が漏れにくい保存容器
しっかり密閉できていれば冷蔵庫に入れるほどではないお菓子も、「湿気てしまうかも」と不安になり、つい冷蔵庫で保管してはいませんか。
冷蔵庫の開け閉めは、意外と電気代がかかっています。
腐る心配がなく、保存しながらもすぐに食べ切ってしまうようなものは、なるべく冷蔵庫に入れずに保存したいという人も少なくないようです。
そこで、ここでは、ペットボトルを使った「空気や液体が漏れにくい保存容器」の作り方を紹介します。
材料
・ペットボトル
※500ミリリットルでも2リットルでもOK
・ビニール袋
※スーパーで肉や魚を入れるような透明のポリ袋でもOK
・ハサミ
作り方
(1) ペットボトルの、キャップ部分を切り取る
(2) キャップフタを外し、切断したとがった部分でケガしないよう、ガムテープで巻く
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(3) ビニール袋の中に、保存したいものを入れる
(4) キャップを閉める部分を上に向け、その穴の部分に、ビニール袋の口の部分を通す
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(5) あまっている袋の部分を折り返す
(6) 袋の上から、キャップを閉めれば完成
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身近なペットボトルで節約
中身のジュースやお茶をおいしく飲んだあとは、そのままゴミ箱に入れてしまうことも多いペットボトルですが、今回紹介したように節約アイテムとしても使えます。
すぐに実行しても大きな金額の節約にはなりませんが、チリも積もれば山となる「チリツモ貯金」は、意外とあなどれないものです。
さらには、「こんなにペットボトル買っていたのか」と、ペットボトルの購入本数にも気がつくこともあるかもしれません。(執筆者:山内 良子)