新年度を前に、「そろそろ子どもを塾に行かせようかな」と考えている親も多いでしょう。

しかし、安易に塾を選んでしまうと子どもと塾とのミスマッチが起こりやすくなり、せっかく払った塾費用がムダになる可能性があります。

そこで、この記事ではベテランママである筆者自身の経験をもとに、塾のタイプや費用の目安、どのような子どもにどういったタイプの塾が向いているかについてお伝えします。

子どもの塾選び

1. 大手進学塾

【費用の目安】

小学生 5,000円~2万円 

中学生 5,000円~3万5,000円  

※入塾金、諸経費、夏期講習などの特別講習料金は別

小中学生を対象とする大手進学塾の多くは、進学実績の高さをウリにしています

したがって、進学実績として宣伝できるような「成績がよい子」へのケアが厚くなる傾向があります。

また、大手進学塾は大人数の集団授業が基本です。

塾によっては講師がサテライト授業を行うケースもあります。

そのことから、

「学習への意欲が高く、大量の宿題にも精力的に取り組む子」

「自分から講師に質問できる積極性がある子」

でない場合には、何年塾にいても成績が上がらない可能性が高いでしょう。

特に、学習意欲がない子や基礎学力が足りない子の場合は落ちこぼれる可能性がさらに高くなり、高い塾代をドブに捨てる結果なりかねません。

2. 中小塾

中小塾のメリット

【費用の目安】

塾により大きく異なる
 
※入塾金、諸経費、夏期講習などの特別講習料金は別

個人経営が多い中小塾は、塾の方針や教える科目数などによって月謝の金額に大きな違いがあり、目安となる金額を提示できません。

また、中小塾は

「学習のフォローや一般的な受験対策を重視するタイプ」か

「特定の学校への受験に特化したタイプ」

で大きく学習方針が異なります。

中小塾を選ぶ場合はそのことを念頭に置き、複数の塾を見学して比較検討しましょう

そのうえで通わせる塾を決めれば、費用を払っただけの効果を得やすいでしょう。

3. 個別指導

【費用の目安】

小学生:1科目約8,000円~ 

中学生:1科目約1万円~

※入塾金、諸経費、夏期講習などの特別講習料金は別

個別指導は講師が生徒1~2人に勉強を教える形式で、受講数によっては費用が高額になります

とは言っても、集団授業と違って講師と生徒の距離が近いので、自分から質問できない子や学習意欲に欠ける子でも学習効果が高いのが大きなメリットです。

しかし、講師にもいろいろな性格の人がおり、必ずしも自分の子どもとの相性がよいとは限りません。

もし相性が合わない場合は子どものモチベーションが下がって学習効果が低くなり、費用の効果も下がります。

塾費用を十分に生かしたいのであれば、親が随時子どもの様子を観察し、必要に応じて講師の変更を申し出た方がよいでしょう。

4. 大学進学予備校

大学進学予備校

【費用の目安】

年間費用 約70万円~(1年分または半年分の一括払い)

※入塾金、諸経費、夏期講習などの特別講習料金は別

高校生になると大学進学予備校に通う子どもも増えますが、大学進学予備校の費用は一括払いが多く、金額も高くなります

そのため、親子でよく話し合ったうえで志望校、受験学科などをある程度絞ってから受ける講座を慎重に決める必要があります。

わが家ではその辺をよく話し合わなかったため、高い費用を十分に活用したとは言えない結果になってしまいました。

これから講座を選ぶ人はくれぐれも慎重にご検討ください。

また、子どもによっては中小塾や個別指導の方が学習効果が高い場合もあり、必ずしも大手大学予備校にこだわる必要がないことも付け加えておきます。

ただし、大手進学予備校がもつ豊富な受験情報は捨てがたいのも確かです。

そのためだけに1講座だけ受講するのもひとつの方法でしょう。

塾費用をムダにしないためには子どもと塾の相性を見極める

子どもに合わないタイプの塾を選ぶと塾費用がムダになります。

それを防ぐためには、子どもと塾の相性をよく見極めることが大切です。

そのためにも、まず子どもの性格や勉強への取り組み方をよく観察する必要があります。

そのうえで、「子どもが塾に行く目的」を明確にしましょう

それによって子どもと塾のミスマッチを防ぎやすくなり、塾費用をムダにせずにすむ確率が上がることでしょう。

また、塾によっては成績優秀者割引や兄弟割引、母子家庭割引などを行っているところもあります。

そのような割引があるかどうかも事前に確かめることをおすすめします。(執筆者:大岩 楓)