歴史的大暴落の後、根固めをする形で止まるべきポイントで底練りした先週の日経平均株価ですが、この止まるべきポイントは前回記載した通り、過去の事例から一気に下げるポイントとしては最大値まで一気に下げて来ての値ごろでした。

結果、予想通り下げ止まりとなり、先週、反発という動きとなりました。

下げ止まった理由としては、反発した理由はあるにせよ、やはり人の心理が相場を動かすという大前提の中には、これぐらい下げたら多くの方が、下げ止まると考える。という事の仕組みみたいなものが今回見えた気がします。

もちろん今回のような1か月から2か月間で7000円から8000円の下げなんてことは早々起きることでは無いにせよ、教訓として今後の投資家人生に私自身焼き付け、未来の財産にしたいと思います。

本格的な反発になるか?

今週の日経平均を考える

そして、先週は反発しました。

この反発が、今後、本格的な反発となるか? 結果的に下げてる最中の自律反発的なものなのか? の見極めが必要になってきます。

それが、実際にどちらになるにせよ、スピード感が過去の事例に比べて段違いに早いことで、一日の値動きが大きく、投資家を翻弄しています。

今回の値動きで、2007年から2009年のリーマンショックの時を例題の一つとして前回記載しましたが、この当時の値動きが、半年かけて高値から約30%の下落をし、その後3カ月かけて38.2%オーバーの反発をして、その後約9か月かけ最初の下げ幅と同じだけ(N値)に近い下げ幅で底入れという流れでした。

先週は、この時の最初の下げからの反発の38.2%オーバーの反発と同じ動きをしています。

あまりにもスピードが速すぎるという事になります。動き、値幅としては、想像できる動きなのですが、このスピードが想定外です。

従って今回起きている事例は、過去に当てはめきるのは難しく、今後想定外の事が起きるという事も考慮すべきではないかという気持ちになっているこの週末です。

先週は先々週の週末から2737円の反発をしました。

週足で見たときに9本の足で下げたものに対して、1本の足で想定できるところまで戻しているのです。

通常、下げるスピードが烈火のごとく下げるという事はあるのですが、上げがこれだけ早いというのは少々不気味です。

この背景には世界が一段となって経済政策に打って出ており、多くのお金の捻出によって、この暴落を食い止めようとしている動きからというのが原因だろうと誰が見てもわかります。

しかし、その背景には売り切れなかった買いポジションの処理する場所を作っているようにも見受けます。

コロナのピークはこれから

今回の暴落の原因となっている新型コロナ問題は、世界的拡散が進行中で、先週米国が爆発したものの、まだピークには来ていないと見受けます。

そして多くの専門家が、これから死亡者が爆発的に増えるという見解を示し、WHOが、一番無責任な発言に舵を切り、責任回避をしたいかのようなコメントを出し始めました。

この流れからすると、拡大に歯止めがまだまだかからないだろうという事と、日本においては想定通り東京オリンピックの開催延期という流れとなりました。

今のところ市場に与えるインパクトは見えてこないですが、この発表後に国内の感染者が勢いよく増え始めています。

いままで抑え込んでいた流れが一気に出てきたのだろうと見受けます。

この週末、関東首都圏で外出自粛の動きになり街が静かになり世界的な流れに日本も追随する格好となり始めました。

そうなるとここ数週間は世界の動きで日本市場の下げと反発でしたが、国内の問題としての下落もこの後あると考えられます。

国内企業の下方修正も目立ち始めた

各企業の今後の不景気に向けての資金調達による備えも始まりました。

この動きから先週反発した2700円の上げの範囲内での押しで治まるのか? 再度、底割れをするのか? が、今週からの見極めポイントになると考えます。

私の個人的見解としては、前々から申しているさらなる底割れは意識し、最悪1万2000円台も視野に入れて備えます。

しかし、世界協調による金融緩和策で、下げを食い止められ且つ反発に持っていける流れが作られるといことも可能性としてゼロではないので意識はしていきます。

目先、50%の反発、25日線を勢いよく超えられるか? に注目しつつ、押すのであれば1万6300円台の前回安値を割るのか? を見極めていきたいと思います。

現状分析

5日線

現状分析

先週、向きを上と変え、上向きのまま一週間を終えました。

位置としては月曜から火曜日にかけて上にまたぐ形で飛び出し、上に乖離を始め乖離したまま週末入りとなりました。

週明け押してくることが今のところ想定されていますが、5日線を維持できるか注目です。

25日線

変わらず下向きのまま一週間経過しました。

位置は下に乖離をしたまま一週間を経過しましたが、乖離率を徐々に詰めてきて、水曜日まで一気につけ、後半は横にスライドする形で25日線から降りて乖離を詰める動きとなり、グランビルの「売りの3」をイメージさせる動きとなっています。

75日線

変わらず下向きで下への乖離を継続させています。

移動平均線全体としては、先週と変わらず弱い動きとなっています。

トレンドライン

予想の節目を一日一日踏みしめて反発してきて、1万9300円近辺(38.2%戻し)近辺で、週後半足踏みしました。

ここが上値抵抗線となるか週明けに注目で、再度上げるとなると、50%戻しの2万0200円近辺と25日線が次の抵抗帯と考えます。

下に関しては、目先24日から25日にかけて空けた窓が抵抗線となり、月曜火曜に維持するか割り込むか?の注目ポイントになります。

その後は1万6358円(19日の安値)を維持できるか? がポイントと考えます。

テクニカル指標

一目均衡表

テクニカル指標

転換線を上抜けてきたことで完全に弱いという形からは打破してきています。

今後、基準線を上抜けるか注目で、雲の向きが週明け下向きとなることで、雲は株価に近づいていく形となります。

今後の雲との関りも注目です。

遅行線に関しては、目先月曜日にミニ天底一致となることで、火曜から反発の可能性を示しますが、その反発が起きなければ日々線が下向きとなるので、日々線に平行に下がるという事も考えられます。

ボリンジャーバンド

バンドが下向きから収束に向かっています。

この動きが何を示すか? 注目しつつ、横向きになる動きで波うちを作ってBOXを示唆していくか? 気にしてみていきたいと思います。

そんな中、下へのバンドウオークは先週、 -1σを綺麗に上抜けたことで一回終焉となり、勢いある下げは一旦終了と考えます。

この後反発に向かうか?BOXに入るか?はたまた下落が再度始めるか?見極めです。

スローストキャスト

2本のラインが一気に80%オーバーまで上げて、デットクロスの雰囲気です。

このまま素直にデットクロスした後に下まで下げて行くか? 下げ切らずにゴールデンクロスをして上を示唆となるか週明けの動きに注目です。

総合判断

総合判断

先週の反発で、それまでの急下落は終焉となり、新たなトレンドの見極めとなります。

週明けの動きが今後を占ううえで、とても重要であると考えます。

目先はもみ合いを想定しますが、その後上抜けか? 底割れか? をしっかり見極めが必要になります。
世の中的にまだまだ落ち着きは見えない中、相場も先行き不透明です。

不安が多い世の中ですが、明けない夜は無いので、前向きな気持ちを切らさずこの事態を乗り越えていきましょう。(執筆者:城 晶子)