大きな出費があるわけではないのに、なぜかお金が貯まらず悩んでいる人は意外と多いのではないでしょうか。
もしかしたら、自分では気がついていないだけで、貯金をはばむ無駄遣いが習慣になっているのかもしれません。
今回は、支出を3つに分けて理想の割合と比較する「レシートチェック」について解説します。
貯金を増やしたいと考えている人は、まずはお金の流れを把握しましょう。
目次
お金の使い道は3つ

お金の使い方は主に3つに分類されます。

お金を使うときには、自分が買おうとしている物や求めていることが、「この3つのうちのどれに当てはまるのか」立ち止まって考えてみましょう。
支出の理想的な割合とは
支出の理想的な割合は、
だと考えられています。
家庭の手取り額を割合に当てはめて、支出の理想割合と比較してみましょう。

ただし、手取り額が多い場合には、必要経費の割合と現実の支出額がマッチしないこともあります。
必要経費が5割で済むようであれば、「5:2:3」のように未来への投資を手厚くするのも1つの手です。
レシートから「浪費」を確認する方法

家計簿をつける際に、わざわざ「浪費(無駄遣い)」の項目を作っている人は少ないことでしょう。
多くの場合には、食費やレジャー費などの項目に少しずつ紛れ込んでいるものです。
ここでは、無駄遣いを可視化する方法を紹介します。
手順1.「無駄遣い」をマーカーでチェック
まず、家計簿をつけるついでに、「無駄だった」、「必要なかった」と感じる項目にマーカーでチェックを入れます。
あとはレシートを1か所にまとめて保管しておきましょう。
手順2. マーカーが付いた金額を集計
次に、1か月分のレシートをチェックして、マーカーが付いた無駄遣いを集計していきます。
筆者が実際にチェックしてみたところ、マーカーが付いた支出割合は2割で、全体的な支出の割合は「7:2:1」でした。
こうして割合で家計を見ると、節約のために着手すべき課題点が明確になります。
我が家の場合には、「必要」と思い込んでいる部分の見直しが必要です。
手順3. マーカーが多く付いているお店に注意
マーカーが付いているレシートをチェックすると、無駄な買い物をしているお店や時間帯に関連性が見られることがあります。
「つい買ってしまうお店」、「つい買ってしまう時間帯」がわかれば、無駄遣いを防ぐ対策を考えることができるでしょう。
無駄遣いの割合を減らして理想の家計に
買うときには「必要」、「買うべき」だと思っていた物でも、後になって無駄遣いだったと気づくことは少なくありません。
・ 無駄遣いが起こる原因は何か
を知ることで、家計を理想的な割合に近づけ、貯金体質を目指すことができることでしょう。(執筆者:成田 ミキ)