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【今週の日経平均を考える】GW直前、買いポジションか? 売りポジションか?

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【今週の日経平均を考える】GW直前、買いポジションか? 売りポジションか?

先週は、保ち合い上放れの雰囲気から一転、押す雰囲気を作るも一気に押しきれず、高値圏でのもみ合い継続の動きとなった一週間でした。

4月17日の上抜けの窓空け陽線は、非常に投資家心理を揺さぶる動きでしたが、結果的にしっかり様子を見られる人は、何事も無く高値圏での推移を見守っていたと思います。

その上で、先週の水曜日に上向きの25日線を意識する所まで押しましたが、結果的に25日線を現段階ではサポートとした雰囲気のまま今週を終えています。

この25日線がサポートラインとなるかは、週明け以降にわかることですが、今現状の見えるもので考えると、上昇に入っていく可能性も残した対応は必要であると考えます。

2月後半から本格下落となったコロナ問題での第一波の下落は、25日線を上抜け25日線が上向きとなりました。

最初の反発の高値3月25日4月17日に明確に上抜け、3月25日の高値からの押しで4月3日に短期底入れで3月19日の安値を割り込まず維持したことで、安値・上値の切り上げが起きたというのが現実です。

下落は一旦終焉となっていると考え、今はBOXをメインとしたBOXか上かのトレンドという判断のシナリオ設定となっています。

しかし、上という可能性は過分に残しつつも、前週記載した通り、4月17日の高値更新は、現段階では、オーバーシュートの範疇で、BOX上限のリメイクという考えからは変わらずという認識です。

週明けに小幅に上げて始まる公算ですが、この上げにより再度、切り上げを起こすかに注目していきたいと思います。

前週記載の切り上げのフラックに関しては、先週の押しで一旦割り込んだことで無いものとなりましたが、このフラックの上部(上値抵抗線)のラインにチャネルのラインを3月19日から引くと、水曜日の安値と交わる形となり、サポートラインとして新たな下減を示す切上がりのラインとなったようにみえます。

この新たなサポートラインを意識する前の3月19日と4月3日の安値を結んだラインを割り込んだことで、素直に上に行くという可能性の後退も意識はしたところですが、25日線を維持したことを踏まえると、まだまだ上値追いをしていく可能性は残っていると考える必要はあることで、先行きに対する方向感は決めきれない状況になっています。

相場は連休を意識

相場は連休を意識

なかなか、方向感が見えない難しい相場となっているのは、やはり連休を意識してきているとも取れると考えます。


週明けの27日からの週は4営業にとなり、その翌週へは5連休を挟んで2営業となることで、27日の週のうちにポジションの調整に入ると考えられます。

そう考えたときに、現状投資家は買いポジションが多いのか? 売りポジションが多いのか? どちらのポジションなら持ち越してもいいと思っているのか? などいろいろな思惑の中で、27日から1日の週は、商いが細りながらバタバタしてくることが想定されます。

加えて3月末の本決算の前半のピークを週明けに迎え、相場にインパクトを与えるのか? 織り込み済みとして反発材料とするのか? さらには、5月6日にまでの非常事態宣言の収束に向かうという判断と、延長という判断に向かうという思惑でも、マーケットに与えるインパクトはあると考えます。

私的には決算発表に関しては、明確に2021年3月期に向けた計画が出てこないと考えられ、本格下落に向かう要因にはまだならないと考えます。

そして非常事態宣言に関しては、おおかた延長とみているものの、延長しないという強行突破となると、相場は反発に向かうという事も考えられます。(経済活性化)

しかし、逆に延長が決まったときに、今でも進んでいるコロナ問題での破綻する企業の件数はうなぎ上りとなることは明確であり、そうなることでマーケットに対する反応は出てくるとも考えられます。

いろいろ書いていますが、私の見解は、大きく外れたら申し訳ないですが、上値追いをして2万1000円より上への反発はしないというシナリオです。

基本時期は未定ですが、結果的には下放れとなり、25日線を目先は割り込んで4月3日の安値も割り込むことを想定しての建玉を考えています。

ただ連休前に関してのポジションの割合はもう少し頭を悩ませ考えたいと思います。

そしてもう一つ気になる点として、3月19日から25営業日となるので、日柄的に動きが出るかに注目したいと思います。

現状分析

5日線

現状分析

上向きだったものが、先週下向きとなり、一日だけ上向くも、その後下向きとなり、下向きのまま週末となりました。

位置としては、週明けは上で始まるも、火曜日に下に割り込みその後は5日線を上値抵抗線として推移する一週間となりました。

25日線

一週間を通して上向きを維持しており上への乖離をしたまま一週間を経過しました。

上への乖離に関しては、広がることなく移動平均線が上に推移するにつれ、乖離をつめる形となり、グランビルの買いの3的な動きとなっています。

今後、25日線との位置関係、乖離を広げるか割り込むかで方向感が出ると考えます。

75日線

変わらず下向きで下に乖離したまま一週間を経過しました。

そして200日線と100日線の位置が入れ替わり、中長期的にもトレンドが崩れたと考えられる形となりました。

トレンドライン

前回記載の下値支持線は割り込んでおり、現状は目先25日線が下値支持線となります。

さらには3月19日の安値と4月22日の安値を結んだラインが新たな下値支持線となっていると考えます。

さらには4月3日の安値1万7600円台の横軸と3月19日の安値の横軸1万6300円台を想定します。

上に関しては、4月17日の高値を意識しつつ、その上が2万200円のところの窓、さらには61.8%反発の2万1000円処で、その上が2月後半までのもみ合い下減の2万3000円と3本の横軸を意識していきたいと思います。

テクニカル指標

一目均衡表

テクニカル指標

雲に触れて、週末には雲の中に突入となりました。


トレンドに変化が出始めたと取れ、ここからの動きで弱い動きを維持するか? 完全好転するか? が、週明けに答えが出ると考えます。

更には遅行線がこの週末週明けで日々線が底の位置におり下げ始めるならここからと考えられるポイントにいるという点と、あと数日で再度、遅行線が日々線に触れるだろう位置にいることで、ここも上下に動きが出るかもしれないポイントにいると考えます。

ボリンジャーバンド

バンドが波打つ動きを見せながら収斂してきているように見受けられます。

この動きが収斂と言えるかは週明けからゴールデンウイーク明けぐらいに答えが出ると思いますが、収斂であれば今後プラスマイナス2σのどちらを突破するかで、上下どちらかけへのトレンドが始まると取れると考えます。

そして、現状はTPラインを維持するかが短期的な注目ポイントと考えます。

スローストキャスト

2本のラインが緩やかに下りてきていることで強さを感じます。

その上で週末にゴールデンクロスを40%前後の位置で実現しかけております。

このまま素直にゴールデンクロスとなれば、上値追いの可能性が高くなると考えますが、週明けに即ゴールデンクロス回避か? デットクロスとなれば弱いとなるか? BOXとなるかという見立てとなります。

総合判断

総合判断

方向感なくゴールデンウイークに突入と考えます。

私としてはBOXをメインに考え、下放れ上放れ共に可能性を踏まえ、気持ち下放れの可能性が高いと考えます。

まだまだ、気の抜けない状況が続きますが、気を引き締めて過ごしたいと思います。(執筆者:城 晶子)

《城 晶子》
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執筆者:AFP、FP2級 城 晶子 城 晶子

きらトレ・きらストレッチ代表/トレーダーズアカデミー講師/個人投資家 現役の個人投資家。証券会社勤務の経験を経て、株式投資に目覚める。スキルアップのため、トレーダーズアカデミーに入学し【上げ相場でも・下げ相場でも利益を取る】技術を習得。見てわかるきらめきチャートを考案し、きらトレ代表として自身の長年培った知識と経験を生かした手法を伝授。どんな相場でも利益の出せる手法を学べる講義に定評がある。夕刊フジ株1グランプリ月間チャンピオンの経歴を持つ。 <保有資格>:ファイナンシャルプランナー2級 AFP 終活ライフケアプランナー 寄稿者にメッセージを送る

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