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資産運用を始めるなら「証券口座」はどの金融機関で開設するべきか 特徴と注意点を解説

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資産運用を始めるなら「証券口座」はどの金融機関で開設するべきか 特徴と注意点を解説

春になり新年度に入っていきますが、

・ このタイミングで新しく資産運用を開始しようとお考えの方

・ 相場が下落し、これから今が投資を始めるチャンスだと感じている方

もいらっしゃるかと思います。

その場合に、「どの金融機関で証券口座を開設したらよいか」と、お悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、今回は「証券口座をどの金融機関で選んだらよいか」について記載します。

まずは、各金融機関の特徴を説明し、それぞれがどういう方に向いているのか記載します

銀行の特徴

銀行の特徴

銀行で証券口座を利用するメリットは、総合的な資産の相談が可能であることです。

銀行は、あらゆるお金の問題に対応する商品やサービスを提供しています。

資産運用の相談をしに行って他の相談ニーズがあれば、トータル対応してもらうことが可能です。

一方で、銀行で利用するデメリットは、

・ 証券会社と比べると、商品数や投資手法の種類が限られていること

・ 行員が証券会社の社員ほどには、資産運用のアドバイス経験がないこと

が挙げられます。

対面型証券会社の特徴

対面型証券会社を利用するメリットは、

・ ある程度の資産を保有する方であれば、営業担当者がリアルタイムでさまざまな投資に関する情報提供してくれる

・ 豊富な投資の商品の中から投資できる

・ さまざまなタイプの投資手法の中から投資できる

といった点が挙げられます。

一方で、対面型証券会社を利用するデメリットは、営業担当者による勧誘があること、手数料の高い商品やサービスが多いことです。

ネット型証券会社の特徴

対ネット型証券会社を利用するメリットは、営業担当者がいないことです。

・ あれこれ勧誘をされることがない

・ 自分のペースで投資を実践することが可能

・ ホームページでさまざまな情報収集が可能

となっている点も利用するメリットです。

一方で、ネット型証券会社を利用するデメリットも営業担当者がいないことです。

何か相談したいことがあっても、営業担当者がいないため、自ら調べて解決しないといけません。

資産運用会社の特徴

資産運用会社の特徴

資産運用会社は基本的には、商品を作ったり実際の運用をするのが一般的ですが、自ら商品の販売を行う直販会社も存在します。

そういった会社を利用するメリットは、そこでしか購入できないオリジナル商品があることです。

だからこそ、その商品は、運用担当者の独自の投資哲学が反映されていますし、運用担当者の顔がよく見える性質があります。

一方で、資産運用会社を利用するデメリットは、商品数が限られていることです。

会社によっては1つしか商品がないところもあります。

銀行の利用に向いている方

資産運用以外にもお金の相談ニーズがある方です。

幅広いお金の問題についてじっくり相談したいという方にも利用しやすい金融機関だと思います。

また、お金の管理を1つの金融機関でシンプルに管理したい方にも利用するメリットはあるでしょう。

一方で、取りあえず資産運用だけのために金融機関を利用したいとお考えの方にとっては、あまりおすすめはできません。

資産運用の分野だけで考えれば、証券会社の方が利用しやすいからです。

対面型証券会社の利用に向いている方

対面型証券会社の利用に向いている方のコピー

対面型証券会社の利用は、

・ 対面で資産運用の相談をしたい

・ 幅広い商品や投資手法から資産運用を行いたい

といった方が向いています。

営業担当者は、常に世界中のマーケットの動向についても情報収集したり、さまざまな投資商品について学んでいます。

そのため、さまざまな切り口で投資をすることが可能です。

一方で、

・ 営業担当者からのアプローチが煩わしい

・ 自分でじっくり考えながら資産運用を行っていきたい

と思っている方にとっては、営業担当者のいる対面型証券会社はおすすめできません。

また、低コストで手堅い投資をしたい方にも、高コスト商品中心の対面型証券会社はおすすめできません

ネット型証券会社の利用に向いている方

ネット型証券会社の利用は、

・ 自分のペースで情報収集しながら資産運用を行っていきたいと思っている

・ 投資初心者

だという方に向いています。

投資初心者の方であれば、対面型証券会社の営業担当者が持っている情報が「本当に正しいか」を判断するのは大変です。

また、高コストな商品がコストをかけてでも投資する価値があるかを判断するのも困難です。

一方で、対面での相談もしながら資産運用をしたいとお考えの方にとっては、ネット型証券会社の利用は不便かもしれません。

ネット型証券会社でもコールセンターで相談する方法もありますが、対面サービスがお好きな方にとってはネット型証券会社の利用は不便でしょう。

資産運用会社の利用に向いている方

資産運用会社の利用に向いている方

資産運用会社の利用は、

・ 運用担当者がどんな人かよく知ったうえで投資をしたい

・ 投資哲学にまでこだわって投資をしたい

という方に向いています。

こういう会社では、ホームページでは商品説明にとどまらず、

・ 個別の運用担当者の紹介までしている会社

・ 投資先の企業の訪問ツアーなどを行っている会社

もあります。

一方で、

・ 幅広い商品を見た上で投資をしたい

・ 複数の商品で分散投資したい

と考えている方にとっては、他の証券会社の方が利用しやすいと思います。

特徴を押さえて「自分に合った金融機関」を選択

どの金融機関を利用して証券口座を開設するにも、メリットとデメリットの双方があります

まずは、それぞれの特徴を押さえて自分に合った金融機関を選んでみてください。

仮に1度選択に失敗したとしても、また新たに違う金融機関で口座を作ることも可能です。

場合によっては複数の金融機関で口座開設することも可能ですので、ぜひ検討してみてください。(執筆者:佐藤 彰)

《佐藤 彰》
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佐藤 彰

佐藤 彰

全国に営業店を構える対面型証券会社とIT系の証券会社に勤務し、2019年4月に独立しました。金融機関在籍時は、主にコンプライアンス部門に所属し、若手社員教育、コンプライアンス研修、投資信託販売のチェックを主に担当していました。金融機関外での金融教育の必要性を実感し、現在は主に投資信託による資産形成を支援するファイナンシャルプランナーとして活動しています。コーチ資格も保有しており、投資と心理にも着目した情報発信をしています。 <保有資格>AFP、米国CTI認定プロフェッショナルコーチCPCC 寄稿者にメッセージを送る

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