注文住宅は建売住宅と比較すると、細かいところまでこだわって自由に選べる分、予算がオーバーしてしまいそうになることも多いようです。

そこで今回は、大きく削れるところから小さくコツコツと節約できるところまで、注文住宅で予算を節約する方法を紹介します。

住み心地を変えず予算を節約する方法

住み心地を変えず予算を節約する方法

坪数を減らす

1番大きく予算を削れるところは、建物の坪数を減らすことです。

ハウスメーカーにもよりますが、1坪削るだけで40~70万円予算を減らすことが可能です。

一般的には、4人家族で必要な家の広さは32~40坪程度と言われています。

参照:株式会社優和住宅

この範囲内の広さでしたら十分快適に過ごすことができますので、どこか削れる部分がないか検討してみましょう。

特に子供は大学生や社会人になると家を出て巣立っていきます。

30年以上住むことを考えると、子供部屋を使う期間は長くても10年程度と、とても短いですよね。

そのため、子供部屋など期間限定で使用する部屋は最低限の広さである、4.5畳程度におさえておくのもひとつの方法です。

ウォークインクローゼットを作らない

坪数を減らすには、ウォークインクローゼットを作らないのもコツです。

ウォークインクローゼットは人が立ち入る部分を作らないといけないため、畳数のわりに収納量は多くないといえるでしょう。

そのため、クローゼットは廊下や部屋に立って物を出し入れできる形にして、中は物をたくさん詰め込むことができるようにすると、坪数をおさえつつ収納量が十分な間取りが出来上がります。

土地の予算を抑える

建物以外に予算を削るところといえば、土地の予算です。

土地の予算を削るといっても、立地や利便性、広さなど住みやすさに直結する部分の条件を下げる方法ではありません。

その土地を、

・ 家を建てられるようにする

・ 人が住める状態にする

ための工事が極力不要な土地を選ぶことで、予算を抑えることができるのです。

低い土地には土を盛って「造成」をしたり、水道の引き込みなどが必要となりますので、その工事費用が極力掛からないような土地を選ぶようにしましょう。

土地の中には、道路や周りの宅地よりも土地が低く、たくさんの土を運び入れて造成しなければいけないこともあります。

数十万かかることもありますので、購入前にハウスメーカーの方に、どの程度の造成が必要か見てもらうようにしましょう。

また、水道の引き込みに関しても十数万円かかるところから、すでに引き込みがしてあって費用が掛からない所までさまざまです。

そのような部分もふまえて、土地探しをするようにしましょう。

注文住宅で節約しないほうがいいところ

注文住宅で節約しないほうがいいところ

断熱性や気密性

断熱性や気密性の低い住宅は外気温の影響を受けやすく、夏は暑く、冬は寒い家になってしまいます。

エアコンや暖房を使っても外気の影響を受けてしまい、空調の効きが悪く電気代がかさむ原因となってしまうのです。

そのため断熱材の厚みや窓の性能など、断熱性や気密性にかかわる家の性能は妥協しないようにしましょう。

性能を高めるには費用が掛かりますが、性能の低い住宅と比較して冬と夏の光熱費が安くなります。

長期的に考えると性能の低い家よりも光熱費が浮き、さらに家の中の温度差が開くなり快適に過ごせますので、断熱性、気密性は節約せずにしっかりとお金をかけましょう。

耐震性能

地震大国の日本ですから、住宅の耐震性能については節約せずに地震に強い家を建てましょう。

住宅の地震に対する強さを表す基準のひとつとして、「耐震等級」があります。

・ 耐震等級1:建築基準法を満たした強さ

・ 耐震等級2:建築基準法の1.25倍の強さ

・ 耐震等級3:建築基準法の1.5倍の強さ

耐震等級3が、1番地震に強いつくりとなっていますので、基準を満たしてくれるハウスメーカーに依頼するようにしましょう。

また耐震等級3を満たしていることの証明となる「住宅評価証明書」を取得することで、地震保険が割引になることもあります。

証明の取得には約20万円かかりますが、マイホームにはこの先数十年と長く住むことになります。

震等級3を取ることによって年間1万円地震保険料が安くなると、20年で元が取れる上に、地震に強い家に住んでいるという安心感や、証明書が家を売却するときの価値にもなるのです。

そのため、命を守るという理由はもちろんのこと、地震保険の割引額などとも照らし合わせて初期費用を捻出するか考えましょう。

予算の節約方法を身につけ予算内で購入する

以上、住み心地を変えずに注文住宅の予算を節約する方法と、節約しないほうが良いところについて紹介しました。

予算内で快適なマイホームを手に入れるために、参考にしてみてください。(執筆者:菅野 有香)