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夫の小遣いを減らす前に「家計と小遣いの線引き」で収支改善。わが家で実践「出費ルール」4つ

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夫の小遣いを減らす前に「家計と小遣いの線引き」で収支改善。わが家で実践「出費ルール」4つ

子どもができて月々のやりくりが厳しくなってくると

「夫の小遣い減らそうかな」

という気持ちになることがあります。

ですが、いざ夫の小遣いを減らすとなると、相手に不満が残ってしまったり、夫婦げんかになることもあります。

今回は節約主婦の私が「夫のお小遣いを減らさずに、家計を楽にするコツ」を紹介します。

嗜好品はお小遣いから出す夫婦

夫婦であっても「お金の価値観」は全く違う

お金の価値観はさまざまで、お金をかけるポイントも

・ 食事
・ 服
・ 飲み代
・ ギャンブル

と、人によって全く違います。

・ 1着10万円する服を買う妻を「金遣いが荒い」と感じる

・ 家で過ごすことが好きな夫は、友達やママ友が多い妻の交際費が気になる

・ 子育てが忙しい妻は、夫の飲み会代を無駄だと感じる

ライフ・ワーク・バランスという言葉がありますが、ライフ・マネー・バランスというのも人によっては違いまs。

相手のお金の使い方を否定しても、家計の改善にはなかなかつながりません。

「家計の収支」を書き出して一緒に考える

過度な支出は家計の負担です。

ここで大切なことは、真っ先に夫の小遣いを減らすことではなく、

「家計にかかるお金をきちんと書き出して、夫婦で話し合う」ことです。

月々の手取りの収入が20万円で、ローンが10万円あれば、手元に残るのはあと10万円です。


この10万円で家計をやりくりできるようにならなければ、日々の生活は成り立ちません。

特に子どもが生まれて大きくなってくると、家計の負担も変わっていきます。

家計の負担を目に見える形にすれば、夫も

「協力するしかないな」

という心境になってもらいやすいです。

家計にかかっているお金を一覧で書き出し、無駄がないか確認してみましょう。

その上で家計の負担を減らすべく、

解決策を夫婦で考えて

みてください。


家計の見直しは決して1人でやってはいけません

それは、相手から家計について考える機会を減らしてしまうだけです。

家計簿

出費ルールで、家計と小遣いをきっちり線引き

それでも家計が苦しいという場合は、夫婦で出費のルールを設けることをおすすめします。

家計から成り行きで出してしまっている費用を、家計ではなく小遣いの負担にする

と、家計の負担が減るだけでなく小遣いの使い方にも敏感になり、節約を促進します。


わが家で導入している出費のルールを紹介します。

ルール1:小遣いから出すものを明確に決める

家計を管理する際は、小遣いから出すものはどこまでなのか、明確に決めておくのは大切です。

例えば、夫は1日に缶ビール1本・2本を飲みます。

対して私はお酒をほとんど飲みません。

そこでわが家では、ビールは夫の小遣いから自分で買ってもらっています

私がワインなどをたまに飲みたい場合は、自分の小遣いから出し、美容代(化粧品、美容院代など)も自分の小遣いから出します

小遣いから何を出すかが決まっていないと、ついつい家計から使ってしまいます

家計をきちんと管理するためにも、小遣いから買うものをきちんと線引きしておきましょう。

ルール2:大きい額のものを買うときは2人で探す

大きい額のものを買うときは2人で探し、相談して決めることが大切です。

一方が知らない間に大きな額の買い物をするともめてしまうので

「1万円以上するものは必ずお互いに相談して決める」

「家電と家具は勝手に買わない」

といったルールを設けるのがおススメです。

より安い商品を見つけやすいという利点もありますが、2人で探すことでお互いの意見の刷り合わせができるので、値段や機能、大きさなどの条件もかなりクリアでき、満足度の高い買い物になります。

ルール3:共有できるものを買うようにする

小遣い制にしていると、夫婦ともに「自分のために使えるお金」は限られています

そのため、できるだけ「共有で使えるもの」を買うようにすると、お互いに使えるお金が増えます。

例えば、

・ 化粧水やヘアワックスなどを夫婦で同じものを使用する

・ 本を互いに共有する

それぞれで買いそろえるよりもかかるお金は少なくて済みます。

少ない小遣いでも上手にやりくりするには、2人で共有できるものを見つけていくのも大切なことです。

同じワックスを使ってセットした夫婦

ルール4:小遣いだけで苦しい時はお互いに相談する

医療費や子どもの教材費などで急な出費が必要になることもあります。

そういった時は、それぞれの小遣いで埋め合わせをするのではなく、迷わず相談することも大切です。

例えば、ほとんど風邪を引かず、病気をしない私も毎年3月には花粉症で医療費が必要です。

そういった時は

「花粉症で5,000円かかったから、その分だけお金もらってもいいかな?」

と、夫にお願いするようにしています。

特に医療費などは、がまんして病院にかからずにいると、体調が悪化して家族に迷惑をかけることもあります。

医療費だけではなく、必要な経費で小遣いがなくなった場合は申告し、無理をしないように気をつけましょう。

初めて家計簿をみた夫の意外な反応

ここまで夫の小遣いを減らさずに、家計の負担を減らす方法をお話してきました。

家計はついついどちらか一方が管理してしまうことも多いですが、より効率的に節約するには2人で話し合っていくことも必要です。

私が初めて家計の見直しをするために家計を書き出した時、

・ 食費は3万円

・ 夫の小遣いは4万円

でした。

その時初めて家計簿を見た夫は

「家の食費が3万円なのに、俺4万円ももらえないよ」

と、なんと小遣いを減らすことを提案してくれました。

しかもそれ以降夫は、固定費節約のために通信費を各社で比べて見直したり、電気代やガス代のプランを考えたり、家計に対してとても協力的になってくれました。

夫婦で話し合い、納得してお金の使い方を決めよう

最初から夫の小遣いを減らさなくても、家計の様子を見てもらえれば分かってもらえることもあります。

大切なのは、夫婦で納得してお金の使い方を決めていくことです。

相手のお金の使い方は気になりますが、それは夫婦でお金の見直しをしてからでも遅くはありません。

「どうせ分からないでしょ」と思わず、旦那さんと家計について話し合ってみてください。(執筆者:片岡 みのり)

《片岡 みのり》
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片岡 みのり

首都圏で二児を育てながらライター活動をしています。節約を始めたきっかけは、入籍したのに「結婚式をするお金が全くなかったこと」。1年間、主人の給与を全額貯金し、自らの当時の14万円の給与から都内の10万円の家賃を払い、残りの4万円で家計をやりくりする生活をやり遂げ、無事に軽井沢で小さな式を挙げることができました。その経験から、節約は「未来の笑顔のためにする」のが大切だと考えています。 寄稿者にメッセージを送る

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