新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、出産を控えた妊婦さんは大きな不安を抱えていると思います。

筆者も今夏出産予定なので、妊娠中のコロナウイルスの罹患や胎児への影響など、日々の不安はつきません。

そのような中、福井県と京都府・京都市では出産間近の全妊婦に対し、症状がなくてもPCR検査を自己負担なしで受けられるようにすると発表がありました。

出産前に感染有無を確認できれば、少しでも安心して出産できます。

妊婦のPCR検査について、5月5日時点でわかっている情報を速報で紹介します。

福井県・京都府で妊婦にPCR検査実施

福井県・京都府・京都市で出産を控えた全ての妊婦にPCR検査を実施

2020年5月5日現在、

福井県および京都府・京都市では、出産を控えたすべての妊婦がPCR検査を受けられるよう、検査費用を公費で負担する

と発表しています。

現在(2020年3月6日以降)PCR検査はすでに公費負担となっているため、もともと検査について自己負担は発生しません。

しかしPCR検査は誰でも気軽に受けられるわけではなく、医師が必要と判断した場合にのみ行われることになっています。

つまり妊婦であるという理由だけでは、自己負担なしでPCR検査を受けられないのが現状なのです。

すでに京都市では一部病院で希望する妊婦にPCR検査を行う取り組みを実施していますが、検査費用は自費で2万円必要になるケースが多いです。

出産前後は何かと物入りですし、ウイルスの影響で収入が減少している家庭もあるでしょうから、2万円の負担は意外と大きいです。

こうした現状を鑑み、福井県や京都府では以下の公式発表が行われました。

福井県の公式発表内容

福井県・コロナPCR検査を妊婦へ実施

≪画像元:福井県「新型コロナウイルス感染症総合対策Ver.3(pdf)」≫

・ 母子感染のリスクを避け、安心して出産できるよう、妊婦のPCR検査を実施する。

・ 検査にかかる費用および入院時の医療費を負担する。

京都府・京都市の公式発表内容

京都府・京都市の妊婦PCR検査実施概要

妊婦が、出産に際してPCR検査を受検した場合、1出産につき1回に限り、検査実施後に支払った費用を助成します。

京都府・妊婦へのPCR検査実施

対象は出産間近の「38週前後」の妊婦

福井県も京都府・京都市も、対象となる妊婦は

妊娠38週前後の「まもなく出産をむかえる妊婦」さんです。

この取り組みによって多くの妊婦がPCR検査を受けやすくなり、安心して出産をむかえられるのではないでしょうか。

妊婦がPCR検査を受けるメリット

出産前にPCR検査で新型コロナウイルスの感染有無を確認しておけば、

・妊婦さん自身が安心して出産をむかえられる

・出産後の母子感染を未然に防ぎやすくなる

・産院の医師やスタッフ、他の患者さんなどへの院内感染を未然に防ぎやすくなる

といったメリットがあります。

出産前の全妊婦がPCR検査を受けられるという取り組みについて、2020年5月5日時点で公式発表がある自治体は京都府・京都市と福井県のみです。

しかし今後取り組みによって一定の感染抑止効果などが認められれば、他の自治体でも検査が広まる可能性はあるでしょう。

現時点で検査の取り組みがない自治体にお住まいの妊婦さんでも、今後は状況がどう変わるかわかりません。

自身の自治体情報や公式発表を細かくチェックするなどして、最新の状況を常に確認しておきましょう。

出産前のPCR検査で安心

実施自治体は今後も増えそう

福井県と京都府・京都市が行う全妊婦へのPCR検査は、新型コロナウイルスへの不安を抱えている妊婦さんにとって安心できる取り組みです。

今はまだ実施する自治体が限られていますが、各自治体のウイルス対策は日々変動しています。

そのため今後は他の自治体でも、妊婦へのPCR検査が広がる可能性は十分あるでしょう。

コロナウイルス流行下での出産には、何かと不安があると思います。

ご自身の住む自治体の情報を細かくチェックし、少しでも不安を解消できる対策や取り組みがないか確認してみてください。(執筆者:服部 椿)