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住宅ローンの支払いは「借り換え」でここまで減らせる メリット・判断基準を元銀行員FPが解説

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住宅ローンの支払いは「借り換え」でここまで減らせる メリット・判断基準を元銀行員FPが解説

毎月の出費の中で大きな割合を占めるのは、住宅ローンの支払いではないでしょうか。

固定費だと割り切ってしまい、支払額を減らすことを諦めてはいませんか。

現在の日本は超低金利時代に突入しています。

住宅ローンの借り換えによって、毎月の支払額を減らせる可能性は十分にあるのです。

【住宅ローン】金利1%以下もある「借り換え」のインパクト・メリット・判断基準

住宅ローンの借り換えとは

住宅ローンの借り換えとは、新たな住宅ローンを借りて返済中の住宅ローンを一括返済してしまう方法です。

現在借りている住宅ローンの金利よりも低金利のローンに借り換えることにより、金利差の分だけ総支払額を減らせるのです。

支払額はどのくらい減るのか

 
借り換えを検討するうえで最も気になる点は「支払額をどのくらい減らせるか」ということでしょう。

諸注意も含めて説明します。

あるケースを例にして見ていきましょう。

借り換え事例

【借り換え前】
融資残高:2,500万円

借入金利:1.8%

返済期間:25年

【借り換え後】
借入金利:0.8%

このケースでは、0.8%の金利に借り換えることによって、毎月の支払額が10.3万円から9.1万円になります

毎月の支払いを1.2万円、総額で350万円ほど減らせるのは大きいですよね。

借り換えの際の注意点

住宅ローンの借り換えをする際には、銀行に支払う手数料や保証料などの諸費用が発生します。

事例の場合だと諸費用が約70万円、諸費用を差し引いた金額が実際の総支払額です。

借り換えしたほうがよい場合

おおよその目安として、

融資残高1,000万円以上・返済期間10年以上・金利差1.0%以上であれば、諸費用を差し引いてもローンの減額を見込める

と言えます。

返済額減額以外のメリットもある

返済額減額以外のメリット

住宅ローンの借り換えは返済額を減らせるほかにもメリットがあります。

1. 団体信用生命保険の見直し

団体信用生命保険(団信)を見直しできます。

団信は、住宅ローン契約者が亡なくなってしまった際にローン残高を肩代わりしてくれるローン専用の保険です。

通常であればローン返済途中に団信を変更することはできませんが、借換時には内容がより充実した団信に見直すことができるのです。

2. 財産管理の利便性

支払いの口座がいくつかある場合には、借り換えを機にメインバンクに1本化することで、毎月の資金移動が不要になり財産管理の利便性が向上します。

住宅ローンの借り換え「よくある質問」

ここからは、住宅ローンの借り換えについてよくある質問をQ&A方式で紹介します。

Q.「諸経費をなるべく押さえたいのですが」

A. 諸経費は借入金額や銀行によって変わってきます。いくつかの銀行に借り換えの見積もりを依頼すると諸費用の差が分かります。

Q.「どのくらい時間が掛かるの?」

A. 新規でローンを組んだ時と同じく融資の審査や書類などの手続きが必要です。1~2か月は見ておいたほうがよいと言えます。

Q.「借り換えの相談だけでもしてみたい」

A. 住宅ローン借り換えは銀行でも力を入れているので、銀行に相談したい旨を伝えれば喜んで応じてくれます。相談に行く時間がないという場合には、銀行のホームページから見積もりを依頼できます。

金利1%を下回る住宅ローンもある

歴史的な超低金利時代を迎えている日本では1%を下回る住宅ローンもあるので、借り換えの相談をする人が増えています。

住宅は人生で最大の買い物と言われています。

うまく借り換えできれば毎月の返済額を確実に減らせて、あなたの生活をより豊かなものへと変えてくれるかもしれません。(執筆者:高橋 隼人)

《高橋 隼人》
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高橋 隼人

高橋 隼人

青山学院大学国際経済学部卒業後、都市銀行に就職。銀行での業務を通じて長期的な資産管理の重要性を肌で感じ、ファイナンシャルプランナーを目指す。以後、銀行内のFP部門にて10年強に渡り個別年金相談、資産運用相談、住宅ローンの提案、セミナー活動などの業務を行い、実践の中でFPとしての経験を積む。2018年に独立。現在はFP業務として幅広い分野のライフプランの相談や、金融機関での講師活動を行っている。 <保有資格>AFP・1級ファイナンシャルプランナー・年金アドバイザー・第1種証券外務員 寄稿者にメッセージを送る

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