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【住宅ローン】コロナ禍で少しでも軽減したい 「借り換え」も対策のひとつ

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【住宅ローン】コロナ禍で少しでも軽減したい 「借り換え」も対策のひとつ

新型コロナ禍で住宅ローン返済に対する不安が増しています。

すでに住宅ローン返済がとても苦しくなっている方は、延滞等される前に借入れされてる金融機関にすぐに相談されるべきです。

今回はそういった方々よりは少し余裕のある方へのご提案です。

【住宅ローン返済】新型コロナ禍の中で少しでも軽減したい

コロナ禍で住宅ローン返済に不安

ある調査によりますと、現在住宅ローンを返済中のご家庭で新型コロナウイルスの影響により、

住宅ローンの返済が

「とても苦しくなっている」13.7%

「やや苦しくなっている」25.9%

合わせて39.6%の人がすでに返済への影響が出てきていて、「今後苦しくなりそう」という世帯も28.4%いるという結果が出ているようです。

しかし、上記の約7割の世帯のうちの8割近い世帯が住宅ローン返済について不安を抱えたまま何もしていない状況のようです。

住宅ローン返済への不安があるものの、具体的に何をしたらいいのかわからないといった背景が伺えます

参照:MFS「新型コロナウイルスによる住宅ローン返済への影響」に関する調査結果

住宅ローンの借り換えも対策の1つ

住宅ローンの借り換えが返済を軽減するのに有効に働くケースがそこそこあるのではないでしょうか。

特に10年以上の固定金利選択型などから変動金利への変更は効果が顕著です。
 
ここ最近のネット専業銀行等の変動金利は0.4%台で推移しています。

数年前の店舗系金融機関の10年固定選択型の金利水準からすると0.8%前後は金利差があるのではないでしょうか

これだけの金利差があれば、返済額の軽減効果は少なくないでしょう。

固定金利選択型で返済中の方はその期間中に変動金利への変更はほぼできませんので、変動金利にしたい場合は原則、借り換えしか手段がありません

それに対して、借り換えで変動金利にして、もし固定金利選択型に戻したい場合はいつでも変更ができますので、そういった点では変動金利は融通が利きます。

どのくらいの返済額の軽減効果があるか

実際にシミュレーションしてみましょう

実際にシミュレーションしてみましょう。

【前提】

3年前の4月に借入金額3,000万円
元利均等返済
固定金利選択型10年
適用金利1.25%
返済期間35年
毎月返済のみで住宅ローンを組んで返済されているものと想定

2020年5月返済後残高が2,785万1,895円です。

これをネット専業銀行の元利均等返済、変動金利、適用金利0.45%で借り換えをおこなったとします

融資手数料、諸経費等約85万円含め2,870万円を借入したものとします

※当初の住宅ローンの残期間でシミュレーションしております。

【結果】

当初の返済額 8万8,225円 → 借り換え後返済額 8万654円 毎月7,571円削減

月々でみれば、それほど大きな削減効果ではありませんが、積み重なればそれなりの金額になります。

先述した調査結果の「やや苦しくなっている」、「今後苦しくなりそう」と回答された世帯では、まだ借入先の金融機関に相談に行くほど困窮はしていないが、それなりの手を打っておきたいとお考えの世帯も相当数あるはずです

住宅ローンの借り換えにはもちろん審査があります。

延滞したり、所得が激減してからでは審査も通らなくなってしまいます

具体的に動くなら状況が悪くなる前の早期に動くのが賢明です。

ただし、借り換えするだけが対応策ではありませんので、メリット、デメリットを十分に吟味の上変更するかどうかは判断するようにしてください。(執筆者:CFP認定者、1級FP技能士 小木曽 浩司)

《小木曽 浩司》
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執筆者:CFP認定者、1級FP技能士 小木曽 浩司 小木曽 浩司

リップ ラボ 代表 1969年生まれ。大学卒業後、新卒で大手住宅メーカーに入社。約10年間、戸建住宅や賃貸住宅の営業に従事。その後、生損保乗合代理店に転職し、生命保険を使った企業の決算対策や退職金準備などを提案・営業する。そして、平成18年(2006年)6月にリップ ラボ(独立系FP事務所 兼 生損保乗合代理店)を開業し、独立する。現在は、生命保険・損害保険・住宅(不動産)・住宅ローンをひとつの窓口で、トータルにご相談に乗らせていただいております。また、専門家のネットワークを構築し、税金や相続、登記などの相談の窓口にもなっております。 <保有資格>:CFP認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、宅地建物取引士、貸金業務取扱主任者、住宅ローンアドバイザー、ライフ・コンサルタント、損害保険プランナー 寄稿者にメッセージを送る

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