コロナの影響で今年初めてテレワークを行った方は多いと思います。
いざ始めると
「PC作業をする場所がない」など
の問題が出た方も多いのではないでしょうか。
さらに、他の家族がテレワークやWeb会議、オンライン授業をするため、「もうひと部屋あればなぁ」と思った方もいるでしょう。
今、新しい生活スタイルに合わせるために住居に対する考えの変化が起きています。
以下の図をご覧ください。

コロナの影響を受けて、マンションより戸建に魅力を感じる人が急増しているのがわかります。
ではマンションに比べてなぜ戸建がより魅力的に感じるのか、理由を説明していきます。
目次
理由1:テレワークの増加
オープンハウスの戸建関連事業の足元の業績動向によると、テレワークの機会が増えたことにより、部屋数の多い戸建を求めるお客様が増えている、と説明されています。
さらに実際の数字にも表れており、オープンハウスの2020年5月仲介契約件数の前年同月比増加率は43%、ケイアイスター不動産分譲住宅契約金額の対前年増加率は32%でした。
参照:OPEN HOUSE(pdf)、ケイアイスター不動産(pdf)
4月からテレワークを始めて、特に小さい子供がいる家庭では仕事に集中できないと感じる人や、部屋数が少なく仕事場所がないと感じた方はストレスを感じていたでしょう。
今後もテレワークは継続して行われるだろうと考えた方が戸建住宅の購入に踏み切ったと考えられます。
日本にテレワークが普及すれば、テレワークをやりやすくするために戸建を求める人が増加する流れは続くでしょう。

理由2:自由度の高さ
オープンハウスの調査によると、在宅時間が増加したことで仕事・勉強部屋、キッチン設備・収納、屋上や庭などのフリースペースと、家族の多様なニーズが求められています。
レイアウトや設備付帯に自由が利く戸建は、より魅力が増したと考えられます。
理由3:ステイホームで庭の魅力が増加
小さい子供がいる家庭でアパートやマンションに住んでいる方は、緊急事態宣言期間中に子供の遊ぶ場所で困った方は多いのではないでしょうか。
なるべく外に出ないようにするものの、学校や幼稚園に行けない子供は友達と外で遊べないストレスを感じていたでしょう。
家の中でできる遊びをしたり、ゲームをしたり、勉強をしていても1か月以上外で遊べなければ限界があります。
そんな家庭には「庭」付きの戸建に住む家族がうらやましく感じたはずです。
3密を気にすることなく子供が外で遊べます。
さらに庭にテントを張ってステイホームキャンプをする方もいらっしゃったようです。

戸建住宅に強みのある銘柄
今回戸建の契約が伸びていると紹介させていただいたオープンハウス(証券コード3288)やケイアイスター不動産(証券コード3288)は今後も戸建需要が伸び続けるのか注目です。
さらに、良質かつ低価格を売にするタマホーム(証券コード1419)にも注目すべきでしょう。
2020年5月期の決算は過去最高売上および利益を更新予定であり、業績は絶好調です。
加えて毎年増配を続けており、2020年6月12日現在、配当利回り5%を超える高配当株であることも魅力的です。(執筆者:勝越 晴)