2019年10月から始まった消費税率引き上げに伴い、消費者に最大5%が還元される「キャッシュレス・消費者還元事業」が実施されてきました。

しかし、2020年6月で本事業は終了してしまいます。

参照:一般社団法人キャッシュレス推進協議会「キャッシュレス・消費者還元事業

消費活性化を目指して行われる次の事業は、2020年9月から始まる「マイナポイント」です。

マイナポイントの付与自体は9月からなのですが、この制度を活用するには、

(1) マイナンバーカードの取得

(2) マイナポイントの予約

(3) マイナポイントの申し込み

といった準備が必要です。

そこで今回は、マイナポイント制度の概要と今やっておきたい事前準備について解説します。

マイナポイント制度とは

マイナポイント還元事業

≪画像元:マイナポイント

マイナポイント制度は、消費活性化とキャッシュレス決済促進のために国が実施する施策の1つです。

ポイント付与内容

キャッシュレス決済サービス利用時のチャージ額または購入額の25%、上限5,000円分のマイナポイントが付与されます。

還元対象となるキャッシュレス決済サービス

2020年6月15日時点で、

・ nanaco、WAON、楽天Edyなどの電子マネー

・ PayPay、LINE PayなどのQRコード決済

・ イオンカード、楽天カードなどのクレジットカード

などが、マイナポイントの還元対象となる決済サービスとして登録されています。

施策の実施期間

施策の実施期間は、2020年9月1日~2021年3月31日です。

マイナポイントをもらうには

マイナポイントをもらう準備

マイナポイントをもらうには、いくつかの準備が必要です。

(1) マイナンバーカードを取得する

マイナポイントを受け取るには、マイナンバーカードを取得する必要があります

マイナンバーカードを取得するには、交付申請書を記入して市区町村の窓口に提出し、カードを受け取りに行かなくてはなりません。

申請から受け取りまで1か月ほどかかるうえにカードの交付窓口が開いているのは平日のみ、という自治体も数多くあります

コロナ禍の影響で、受け取りに事前予約が必要なところもあるようです。

窓口が混み合う時期・時間帯を避けるためにも、早めに申請を出して余裕をもったスケジュールで受け取れるようにしましょう

(2) マイナポイントの予約

マイナポイントを受け取るには、専用のID(マイキーID)を発行する必要があります。

IDの発行は、スマートフォンのアプリや、パソコンのソフト(ICカードリーダライタが必要)で可能であるほか、一部の役所などに設置されている支援端末でも行えるようです。

アプリやソフトなどを使ってマイナンバーカードを読み取ると、マイキーIDが発行されます。

(3) マイナポイントの申し込み(2020年7月~)

マイナンバーカードを取得し、マイキーIDの発行も終えたら、「どのキャッシュレス決済サービスでマイナポイントをもらうか」を決めます。

選べる決済サービスは1つだけですので、この点に注意してください

アプリやパソコン、支援端末などから決済サービスを選択し、カード番号などを登録します。

(4) マイナポイントの付与(2020年9月~)

選んだ決済サービスでチャージ、または買い物をすると、その決済サービスで利用できるポイントが付与されます。

対象となるキャッシュレス決済サービスと付与されるポイント名は、総務省マイナポイント事務局のホームページから確認できますが、たとえば、

・ PayPay:PayPayボーナス

・ 楽天カード:楽天ポイント

・ PASMO:PASMOマイナポイント

がそれぞれ付与される予定です。

「マイナポイントを付与」となっていますが、「マイナポイント」という独自のポイントが付与されるわけではありません

「マイナポイント」とは、対象となる決済事業者が付与するポイントの総称です。

実際には、選択した決済事業者で通常利用できる個別のポイントが付与されます

付与されたポイントはそのまま買い物などに利用できます。

準備をして9月に備える

マイナンバーカードを取得するには1か月程度の時間が必要なので、まだ手元にマイナンバーカードがないという方は、6~7月のうちに申請を出しておくことをおすすめします。

マイナポイント事業は、2万円分の利用で5,000円相当のポイントを付与される、最大25%の高還元施策です。

4人家族であれば、単純計算で最大2万円分もお得になる計算です。

家計のためにも積極的に活用していきたいものです。(執筆者:青海 光)