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副業を考える際に注意すること 本業・税金・費用・家族の4方向から説明します

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副業を考える際に注意すること 本業・税金・費用・家族の4方向から説明します

コロナ禍の影響で毎月の収入が減っている人も多いなか、収入を増やす目的で副業を考えている人が増えているようです。

しかし、副業をするにあたっては、本業との両立で注意すべきことや税金・費用などのお金の問題、家族の理解が得られるかなど、クリアすべき問題が数多くあります。

そこで、副業からライターを始めた筆者の経験も交えつつ、副業を始めるにあたっての注意点をお伝えします。

副業にはどのような種類があるのか

現在多くの人が行っている副業には次のようなものがあります。

・ アルバイト
・ 不動産や株の運用
・ 業務委託(ウーバーイーツ配達員やライターなど)
・ ハンドメイド作品、写真、イラストなどの販売
・ 不用品販売(メルカリなど)
・ 商品モニターやミステリーショッパー
・ 有償ボランティア(子育て支援など)
・ クラウドソーシング(多業種)

昨今はインターネットで完結する副業も増えており、誰でも手軽にできるようになってきています。

興味のある副業をいくつか選び、自分に最も合っているものに絞るとよいことでしょう。

副業を選ぶ3つのポイント

副業を考えたときのポイント

1. 本業に悪影響を及ぼさない

副業を選ぶ際にもっとも重要なのは、本業に悪影響が及ばない副業を選ぶことです。

それ以前の問題として、就業規則で副業を禁じている会社に勤務している場合にはできません。

就業規則に記載がなくても副業を禁じている会社もあるので注意が必要です。

そのような会社でも、フリマアプリで不用品を販売する程度であれば容認される可能性はありますが、念のため会社に確認した方が無難だと言えます。

一方、本業の会社が副業を認めている場合には、以下の点に留意して副業を選ぶ必要があります。

本業に支障をきたさない

副業にのめりこみすぎて本業がおろそかになる

両立の疲れから本業で重大なミスを犯す

などといったように、本業の仕事に支障をきたさないことが副業選びの大前提です。

本業と競業関係にない

本業の会社と競業関係にあり、本業の会社に損害を与える可能性がある副業は避けねばなりません。

本業の信用を損なうものではない

自分が「本業の会社や業界の顔」であることを常に自覚し、所属する会社や業界の信用を損ねない副業を選ぶことも重要なポイントです。

守秘義務のある本業の場合には特に注意する必要があります。

以上のポイントに留意して副業を選べば本業への悪影響を避けることができ、本業との両立もしやすいことでしょう。

2. 自分の特技や資格を活かせる

自分の特技や資格を活かせるかどうかも、副業選びの重要なポイントです。

人より優れた特技があれば、それは副業を行ううえでの武器になります。

国家資格などの専門資格がある場合にはさらに大きな武器となり、高収入も期待できることでしょう。

副業選びの際には、自分の特技や資格を活かせそうな仕事をいくつか候補に挙げ、その中から選ぶことをおすすめします。

3. 長く続けられて苦にならない

長く続けられて苦にならない副業を選ぶことも重要です。

そのような副業は、自分にとっての適職である可能性が高いと言えます。

長く続けることで副業のスキルや経験値もさらに上がることでしょう。

私もライターの仕事は隙間時間の副業として始めたものですが、この仕事を選ぶ決め手となったのが「文章を長時間または長期間書き続けても苦にならない」ということでした。

それからだいぶ年数が経っていますが、書くことがほとんど苦にならないおかげで今もこの仕事を継続できています。

副業を始めるにあたっては、この点も意識することをおすすめします。

以上の3点をしっかりと考えて副業を選ぶと、うまくいく可能性が高いと言えます。

いくら稼ぐか

「いくら稼ぐか」も、副業では極めて重要なポイントです。

副業の所得(収入から経費を引いた金額)や種類によっては、本業の所得と合算した金額で確定申告をする必要があるからです。

どのような副業をしているのかで所得の区分が異なり、所得金額の計算方法も変わるので注意が必要です。

所得の区分は以下の10種類です。

副業の所得は10種類ある

≪画像元:金融広報中央委員会「知るポルト」≫

この件については、以前税務署に問い合わせたことがあります。

それによれば、

「たとえば会社員の副業所得が給与所得の場合、所得にかかわらず確定申告が必要」

だそうです。


しかし、「副業所得が給与所得以外であれば、本業以外の所得の合算が20万円以下であれば確定申告は不要」とのことです。

確定申告が必要なのに怠ると、加算税などのペナルティが課されるとも聞きました。

他にも細かい留意点があるため、詳細については必ず税務署に問い合わせてほしいとのことでした。

家族が副業に反対していないか

本業の傍らで副業をすると家族との時間が減り、家事育児などで家族の協力を仰ぐ必要性が増します。

その点について家族の理解を得られるかどうかも重要なポイントです。

家族が反対した状態で副業を強行すれば、必ず家族関係が悪化します。

それを防ぐためにも、事前に副業を考えていることや副業が必要な理由について家族に話し、そのうえで家族の理解を得ることが必要です。

家族が副業に賛成した場合でも、副業のせいで家族との時間がおろそかになったり、家族に家のことを押し付ける形にならないように努力する必要があります。

初期投資費用や経費

副業には仕事をするための初期費用もかかります。

その代表的なものとして、次の費用が挙げられます。

【設備投資の費用例】

・ パソコン環境

・ ソフトウエア

・ ネット関連の利用料(サーバーなど)

・ オフィスや店舗を立ち上げる費用

など

【仕入の費用例】

・ 販売業なら商品

・ ハンドメイドなら原材料

などの仕入値がその都度かかります。

多くの場合、副業の初期に得られる収入はわずかです。

そこから初期投資費用や経費を引くと利益がマイナスになる人も多いことでしょう。

それを考えると、特に初期費用は極力抑えたいところです。

たとえば、初期投資費用を最小限にできる副業を選ぶのも1つの対策です。

本業・家庭などとの両立

本業と家庭との両立

副業を成功させるにはさまざまな問題を乗り越える必要があります。

副業は収入を上げたい人にとって非常に魅力的です。

しかし、本業あっての副業であると意識しながら両立を図らないと本業に支障が生じる、あるいは本業の会社に損害を与える恐れがあります。

副業所得と税金の関係や初期費用、経費についても考えてから始めないと後で非常に困る可能性が高いと言えます。

さらに、家族の理解が得られるかどうかも副業の成功を左右する大きな要素となるなど、クリアすべき問題は数多くあります

これらを面倒だと思わず、問題をクリアしながら副業を始めましょう。(執筆者:大岩 楓)

《大岩 楓》
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大岩 楓

執筆者:元銀行員 FP2級 大岩 楓 大岩 楓

元銀行員にしてベテラン主婦のフリーライターです。クレジットカードや節約記事などの執筆のほか、既成記事の校閲も行っています。50代になった現在、最大の関心事はずばり「老後のお金」今後のマネープランについて真剣に考え始めました。そこで自らの勉強も兼ね、銀行員時代に培った金融知識と25年以上の家計管理経験をベースにお金に関するさまざまな事柄について深堀りしていきます。 <保有資格> FP2級 寄稿者にメッセージを送る

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