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【ヤマト vs 郵便局】荷物発送どっちが安い?運賃比較と安くする割引の組み合わせはこれ

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【ヤマト vs 郵便局】荷物発送どっちが安い?運賃比較と安くする割引の組み合わせはこれ

この記事の最新更新日:2024年8月14日


荷物を発送する際にできれば送料を安く済ませたいところです。

荷物発送と聞いて「クロネコヤマト」と「郵便局」の2社を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、「クロネコヤマト」と「郵便局」の運賃を比較しつつ、できるだけ安く荷物を送る方法について解説します。

ヤマトと郵便局、結局どちらが安いのか?

【サイズで比較】クロネコヤマトと郵便局はどっちが安いのか?

結論:「ゆうパック」のほうが10~60円ほど安い

サイズから運賃を計算すると、どのサイズでも「ゆうパック」のほうが10~60円ほど安いのが特徴です。

2社の運賃は、エリア・荷物の大きさ(縦 × 横 × 高さ)・重さによって決められています。

次の表は、「東京発・関東エリア着(東京以外)」で発送する場合の運賃(2024年8月時点)です。

サイズ

クロネコヤマト

ゆうパック

最大重量

料金

最大重量

料金

60サイズ

2kg

940円

25kg

880円

80サイズ

5kg

1,230円

1,200円

100サイズ

10kg

1,530円

1,500円

120サイズ

15kg

1,850円

1,830円

140サイズ

20kg

2,190円

2,170円

160サイズ

25kg

2,510円

2,500円

170サイズ

3,070円

180サイズ

30kg

3,060円

200サイズ

30kg

3,720円

また、「クロネコヤマト」はサイズと重量を比較して大きいほうのサイズで扱うため、重い荷物を送るのであれば「ゆうパック」のほうがお得なケースが多いです。

参照:ヤマト運輸「宅急便のサイズについて」/日本郵便「基本運賃表(東京)

【重さで比較】クロネコヤマトと郵便局はどっちが安いのか?

サイズと重量が規定内であれば「クロネコヤマト」のほうが安いが、サイズによってはゆうパックの方が安いことも

「ゆうパック」では、サイズごとに重量を定めていません。ただし、25~30kg以下の荷物は重量ゆうパック扱いとなります。

サイズと重量が規定内であれば「クロネコヤマト」のほうが安く送れます。

しかし、「クロネコヤマト」ではサイズごとに重量の上限が決められているため、荷物によっては運賃の比較が必要です。

たとえば、60サイズでずっしりと重い10kgの荷物の場合

  • クロネコヤマト …1,530円

  • ゆうパック …880円

650円の差が出ます

発送費用を節約するのであれば、サイズだけで判断せずに荷物の重さにも注目して選んでください。

手軽に送れる新サービスが登場【こねこ便420】開始

※2024年8月14日追記

ヤマト運輸が2024年8月26日から新サービス「こねこ便420(こねこびんよんにーまる)」を開始します。

クロネコヤマトの新しい発送方法(画像提供元:ヤマト運輸)

こねこ便420は、34cm×24.8cm、厚さ3cm以内の荷物を全国一律420円(税込)で送れるサービスです。

重さには制限がないため、規定のサイズに収まる荷物であれば大幅に料金を節約できます。

こねこ便420を利用するときは、下記のポイントを押さえておきましょう。

  • 日時指定や時間指定はできない

  • 専用資材が必要(資材代金は運賃に含まれる)

  • 信書や宅配便で送れないものは発送不可

  • 郵便ポストへの投函はできない

専用資材はセールスドライバーまたはヤマト運輸営業所で購入できます

東京都で先行発売され、順次全国販売される予定です。

参照:ヤマト運輸「こねこ便420

レターパックライトとこねこ便420の違いは?

こねこ便420と似ているサービスに、郵便局の「レターパックライト」があります。それぞれの特徴を比較して、使いやすいサービスを利用しましょう。

レターパックライト

こねこ便420

料金

一律370円

2024年10月1日からは430円に値上げ

一律420円

サイズ

34cm×24.8cm

34cm×24.8cm、厚さ3cm以内

重量

4kg以内

なし

ポスト投函

×

信書の発送

×

2024年10月1日からは、料金はこねこ便420の方が10円安くなります。

ただしポスト投函や信書の発送はできないため、不便に感じる人もいるかもしれません。

またこねこ便420は厚さ3cm以内の制限があるのに対して、レターパックライトには厚さの制限がありません。

送りたい荷物の特徴や発送方法に合わせて、お得になる方を選びましょう。

参照:郵便局 レターパック

クロネコヤマトの割引サービス

アプリやサイトを使って荷物を送ると1回あたりの送料がお得です。まだ利用していない人は、早速チェックしてみましょう。

1.「クロネコメンバーズ」で10%割引

クロネコヤマトメンバー割に3,000円以上チャージして支払うと、運賃が10%割引≪画像元:ヤマト運輸≫

クロネコメンバーズカードは、

  1. 「クロネコヤマト」に特化した電子マネー(名称:クロネコメンバー割)と、

  2. nanaco/Edy/WAON

がセットになっています。

クロネコメンバー割に3,000円以上チャージして支払うと、運賃が10%割引になります。

電子マネー(nanaco/Edy/WAON)にチャージした場合、運賃の支払いやふつうに電子マネーとして使えますが、運賃の10%割引は受けられないので注意してください。

また、デジタル割や持ち込み割りの併用でさらに210円お得です。

通常は自宅から荷物を送ると運賃は930円(※3)ですが、クロネコメンバーが利用できる割引(持ち込み割・デジタル割・センター受取りサービスなど)をすべて利用してクロネコメンバー割で支払うと562円になります。

1回の発送だけで368円も安くなるので、荷物を送る頻度が高い人ほどお得です。

デメリットは、クロネコメンバー割を使える場所が集荷・直営店に限られる点です。

コンビニや取扱店から発送することが多い人にとっては、メリットは少なめです。

(※3)60サイズ、運賃改定前、東京発・関東着の場合

参照:ヤマト運輸「料金・割引を調べる

2.「にゃんPay」で12%割引

※2022年9月29日追記

にゃんPayを使うと12%割引になる(画像提供元:ヤマト運輸)

にゃんPayは、クロネコヤマトに特化したQR決済サービスです。

通常運賃が940円(※3)の場合、にゃんPayで支払うとキャッシュレス割引が適用されて運賃は935円となります。

そこから12%割引されて運賃は823円となります。

さらに、クロネコメンバーが利用できる割引をすべて併用すると、運賃は553円となります。

にゃんPay+クロネコメンバーの割引すべて適用した場合の料金計算式

  • 940円→キャッシュレス割適用後935円

  • 935円×にゃんPay割引12%=112円

  • 935円-112円=823円

  • 823円-270円(クロネコメンバーの割引※デジタル割/持込み割/営業所受け取り割)=553円

通常運賃と比較すると、387円のお得です。

にゃんPayを利用する場合の注意点

・ オートチャージとなるため金融機関口座の登録が必要

支払いは集荷・直営店に限られる

・ 残高は有効期限が過ぎると自動的に失効する

にゃんPayを利用できる銀行は全国に170以上あります。対象外の金融機関もあるため、事前に確認が必要です。

参照:にゃんPay 利用できる金融機関一覧(pdf)

にゃんPayの残高有効期限は、最終利用日から5年となっています。

アカウントを削除した場合も残高は失効するため注意しましょう。

ゆうパックの割引サービス

ゆうパックも、アプリやサイトを使って荷物を送ると1回あたりの送料がお得です。まだ利用していない人は、早速チェックしてみましょう。

1.「ゆうパックスマホ割アプリ」で荷物1個につき180円割引

ゆうパックスマホ割アプリで荷物1個につき180円割引≪画像元:日本郵便≫

「ゆうパックスマホ割アプリ」を利用すると、荷物1個につき180円割引かれます

ただし、通常の持ち込み割引120円、同一あて先割引60円は適用されません

つまり、持ち込み割引と同一あて先割引をいつも使っている人の場合には支払額は変わりません。

しかし、「ゆうパックスマホ割アプリ」には次のメリットがあります。

  • 年間(前月まで)に10個以上発送があれば、割引後の運賃からさらに10%割引

  • 受取先を郵便局に指定すると100円割引

つまり、定期的に荷物を送る人が10%割引によって得をする仕組みと言えます。

「ゆうパックスマホ割引」で荷物を送ると運賃(※3)は690円(運賃改定後は700円)ですが、10%割引の対象となれば約70円お得です。

荷物を送る相手や事情にもよりますが、受取先を郵便局に指定できれば合計170円安く荷物を送れます。

2.「郵便局アプリ」で荷物1個につき180円割引

※2023年10月13日追記

郵便局アプリ」は、2023年10月12日からスタートしたサービスです。

クレジットカード登録をしてアプリで事前決済すると、荷物1個につき180円割引かれます。

お得度は「ゆうパックスマホ割アプリ」と同じで、1年間(前月まで)に10個以上発送があれば割引後の運賃からさらに10%割引されます。

「ゆうパックスマホ割アプリ」は荷物の発送に特化したサービスなのに対して、「郵便局アプリ」は荷物の発送だけでなく下記のサービスにも対応しています。

  • 郵便局、ポスト、ATM検索

  • 配送状況検索

  • 再配達依頼

  • 窓口の整理券発行

  • 料金比較

  • お届け日数比較

お届け日数がわかるのは便利≪執筆者撮影≫

ポストごとの取集予定時刻やATMの営業時間が分かるので、荷物発送以外にも使えるアプリと言えます。

すでに「ゆうパックスマホ割アプリ」を利用している場合は、登録情報(クレジットカード情報含む)はゆうびんIDによって引き継ぐことが可能です。

当面は引き続き「ゆうパックスマホ割アプリ」も利用可能ですが、今後は終了する可能性もあります。

参照:日本郵便株式会社「郵便局アプリ

「クロネコヤマト」「郵便局」でそれぞれ1番安い発送方法は?

「クロネコヤマト」「郵便局」でそれぞれ1番安い発送方法をお伝えします。

クロネコヤマトはこの4つの割引適用で1番安い

  1. クロネコメンバーズに登録

  2. 送り状を指定された方法で作成してデジタル割(60円引き)

  3. 持ち込み割(150円引き)

  4. 可能であれば営業所受け取りサービス(60円引き)

をフル活用すると1番安く発送できます。

支払方法はクロネコメンバー割「BIG」が1番お得です。

クロネコメンバー割には10%割引と15%割引のBIGがあり、BIGで支払うとにゃんPayよりも運賃が安くなります。

ただし、クロネコメンバー割BIGの最低チャージ金額は5万円なので、ヤマトでひんぱんに荷物を発送する方でないと結構ハードルは高いかもしれません。

参照:ヤマト運輸 クロネコメンバー割

郵便局はこの3つの割引適用で1番安い

  1. 「ゆうパックスマホ割」または「郵便局アプリ」に登録

  2. クレジットカード事前決済で(180円引き)

  3. 可能であれば受取先を郵便局にして郵便局受取割引(100円割引き)

も活用しましょう。

運賃支払いは登録したクレジットカードで決済されるため、還元率が高いカードに設定しておきましょう。

ゆうパックの利用頻度が多ければ、継続利用割引でさらに10%お得になります。

どちらを利用するか迷ったら荷物の重さと利便性で判断しよう

どちらを利用するか迷った際には、荷物の重さや利便性で判断するとよいでしょう。

筆者は、荷物の重さで送料が安いほうを選ぶこともあれば、郵便局が休みの時にはコンビニから発送できる「クロネコヤマト」を利用することもあります。

どちらを利用してもお得になるように、2社が提供しているサイト&アプリをチェックしておくことをおすすめします。(執筆者:成田 ミキ)

《成田 ミキ》
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成田 ミキ

執筆者: 成田 ミキ 成田 ミキ

神奈川県在住。 書籍はもちろんコラムやブログ記事など、とにかく文章を読むことが大好きです。 Webライターとして子育て・美容・健康などライフスタイルに関する記事を執筆中。読んだあとにアクションを起こしたくなるような文章を心がけています。 寄稿者にメッセージを送る

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