荷物を発送する際にできれば送料を安く済ませたいところです。
荷物発送と聞いて「クロネコ」と「郵便局」の2社を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「クロネコ」と「郵便局」の運賃を比較しつつ、できるだけ安く荷物を送る方法について解説します。

「クロネコ」の料金と「郵便局」の運賃を比較
2社の運賃は、エリア・荷物の大きさ(縦 × 横 × 高さ)・重さによって決められています。
次の表は、「東京発・関東エリア着(東京以外)」で発送する場合の運賃(2020年6月時点)です。

サイズから運賃を計算するとどのサイズでも「ゆうパック」のほうが10~60円ほど安いのが特徴です。
「クロネコ」はサイズと重量を比較して大きいほうのサイズで扱うため、重い荷物を送るのであれば「ゆうパック」のほうがお得です。
参照:
ヤマト運輸「宅急便のサイズについて」
日本郵便「基本運賃表(東京)」
発送費用を節約するなら荷物の重さに注目
「ゆうパック」では、サイズごとに重量を定めていません。
ただし、25~30kg以下の荷物は重量ゆうパック扱いとなります。
サイズと重量が規定内であれば「クロネコ」のほうが安く送れます。
しかし、「クロネコ」ではサイズごとに重量の上限が決められているため、荷物によっては運賃の比較が必要です。
たとえば、60サイズでずっしりと重い10kgの荷物の場合には、「クロネコ」だと1,390円、「ゆうパック」だと870円となり、520円の差が出ます。
しましょう。
送料を安くできるアプリ&サイトをチェック
アプリやサイトを使って荷物を送ると1回あたりの送料がお得です。
まだ利用していない人は、早速チェックしてみましょう。
ここからは、便利でお得な「クロネコメンバーズ」、「ゆうパックスマホ割アプリ」について紹介します。
「クロネコメンバーズ」

クロネコメンバーズカードは、「クロネコ」に特化した電子マネーと、nanacoがセットになっています。
クロネコメンバー割に3,000円以上チャージして支払うと、運賃が10%割引になります。
また、デジタル割や持ち込み割りの併用でさらに210円お得です。

通常は自宅から荷物を送ると運賃は930円(※3)ですが、
になります。
1回の発送だけで368円も安くなるので、荷物を送る頻度が高い人ほどお得です。
デメリットは、クロネコメンバー割を使えるのは集荷・直営店に限られる点です。
コンビニや取扱店から発送することが多い人にとっては、メリットは少なめです。
(※3)60サイズ、東京発・関東着の場合
参照:ヤマト運輸「料金・割引を調べる」
「ゆうパックスマホ割アプリ」

「ゆうパックスマホ割アプリ」を利用すると荷物1個につき180円割引かれます。
ただし、通常の持ち込み割引120円、同一あて先割引60円は適用されません。
つまり、持ち込み割引と同一あて先割引をいつも使っている人の場合には支払額は変わりません。
しかし、「ゆうパックスマホ割アプリ」には次のメリットがあります。
・ 受取先を郵便局に指定すると100円割引
つまり、定期的に荷物を送る人が10%割引によって得をする仕組みと言えます。
「ゆうパックスマホ割引」で荷物を送ると運賃(※3)は690円ですが、10%割引の対象となれば約70円お得です。
荷物を送る相手や事情にもよりますが、受取先を郵便局に指定できれば合計170円安く荷物を送れます。
どちらを利用するか迷ったら荷物の重さと利便性で判断しよう
どちらを利用するか迷った際には、荷物の重さや利便性で判断するとよいことでしょう。
筆者は、荷物の重さで送料が安いほうを選ぶこともあれば、郵便局が休みの時にはコンビニから発送できる「クロネコ」を利用することもあります。
どちらを利用してもお得になるように、2社が提供しているサイト&アプリをチェックしておくことをおすすします。(執筆者:成田 ミキ)