ふるさと納税は、実質2,000円の自己負担で、さまざまな自治体の特産物を「返礼品」という形でもらえます。

返礼品の種類は、食料品や日用品をはじめ、旅行券、雑貨など幅広いので、生活費の節約できます。

しかし、ふるさと納税は、ただ活用すればお得になるというものではありません。

計画的に申し込まないと、せっかく申し込んでもムダにしたり、損したりする可能性もあるため注意が必要です。

そこで今回は、ふるさと納税で案外やりがちな失敗とその対策についてご紹介いたします。

失敗1:まとめて複数の寄付を申し込む

保管場所もないくらい注文
返礼品の保管ができずムダに…

寄付を申し込んでから自宅に届くまでの期間は、返礼品によって違いがあります。

人気の返礼品や旬の食料品が届くものは、申し込みから発送まで半年以上かかることもあります。

早いものであれば、3週間程度で自宅届く場合もあります。

「配送時期」については、基本的に指定できません

返礼品の詳細に記載されていることが多いですが、あくまでも目安です。

なかには、「入金確認後、随時配送」という返礼品もあるので、1度に複数の寄付を行うと、立て続けに届くケースもあります。

返礼品がまとめて届くと、冷蔵庫に入りきらず、返礼品をムダにしてしまう可能性もあるのです。

対策:配送時期を確認する、期間をあけて申し込む、冷蔵・冷凍品ばかり申し込まない

あらかじめ、ある程度配送時期が予測できる返礼品を選ぶと、保管場所を確保しておきやすいです。

ただし、配送時期がずれることもあるので、冷蔵・冷凍の返礼品を申し込む場合は、期間をあけることもひとつの手です。

1月、4月、8月、12月など、年4回に分けて申し込むことで、配送時期の重複を防げます。

また、冷凍品は大容量でコスパの良いお肉や魚介類の返礼品が多いですが、ときには常温保存や長期保存できる返礼品を選ぶことも大切です。

筆者の経験上、配送時期を記載してあっても、ずれることは結構あります。

常温保存、長期保存が可能な返礼品なら、届いてすぐに消費する必要も、保存場所に困ることもないので、安心です。

失敗2:寄付限度額を超えてしまう

超過分は税控除が受けられず、自己負担増に

ふるさと納税をお得に活用するためには、「寄付限度額内で申し込むこと」は必須です。

限度額を超えずに寄付した分については、自己負担2,000円だけで済むため、節税になります。

しかし、限度額を超えた分については、実質負担となるので、申し込みすぎはかえって損してしまいます。

寄付限度額は、年収や家族構成、住宅ローン控除や医療控除の有無によっても金額が異なるため、推測で申し込むのは危険です。

対策:シミュレーションはしっかりと、年末の駆け込み納税で限度額ギリギリに申し込む

寄付限度額を超えないようにするには、シミュレーションをしっかり行うことが大切です。

ふるさと納税は、今年度の収入で限度額を計算するため、毎年シミュレーションをし直しましょう。

ある程度年収やその他税控除が確定するまでは、申し込みすぎないことも重要です。

筆者は、今年度の限度額が読める12月に、駆け込み納税をして、限度額ギリギリまでふるさと納税を活用しています。

失敗3:専業主婦なのに、妻名義のクレカで決済した

妻名義のクレカで支払い
税控除が受けられない可能性も

夫名義のふるさと納税の申し込みを、妻が代わりに行っている方も少なくないでしょう。

我が家も、夫の税控除を受けるためにふるさと納税を行っていますが、返礼品の選定や寄付の手続きはすべて筆者(妻)が行うことが多いです。

ふるさと納税の支払いはクレジットカードが便利ですが、このとき、妻名義のカードを使用するのは要注意です。

ふるさと納税の申し込み名義はあくまでも夫のため、妻名義のクレジットカードでは、税控除を受けられない可能性があるのです。

対策:支払いは、夫名義にクレカで、夫自身に手続きをしてもらう

筆者も、過去に筆者(妻)名義のクレカで決済してしまったことがあります。

自治体に問い合わせて事なきを得ましたが、以降、支払いも夫名義のクレジットカードを使用するよう注意しています。

ただし、クレジットカードを家族含む他人に貸したり、使用したりすることは、法律で禁止されています。

返礼品の選定は妻が行っても、支払い時は夫にクレジットカードの情報を入力してもらうようにしましょう。

損をしないように計画的に

コロナウイルスにより、巣ごもりが増えた影響から、ふるさと納税を始める方も増えています。

ふるさと納税は税控除をしながら返礼品も受け取れる、「やらなきゃ損」な制度ですが、ただ申し込むだけでは損してしまうこともあるため注意が必要です。

ふるさと納税は計画的に行い、お得に活用できるよう工夫しましょう。(執筆者:三木 千奈)