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「確定給付企業年金」自身の給付額を知っておけば、今の預金や資産運用額を最小限にできる

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「確定給付企業年金」自身の給付額を知っておけば、今の預金や資産運用額を最小限にできる

確定給付企業年金とは

確定給付企業年金は、確定給付企業年金法を根拠法とする年金制度で、主として民間企業が単独または共同で運営しています。

厚生労働省のデータによると、平成31年3月末時点の加入者数は940万人、日本のサラリーマンの約5人に1人が加入している計算になります。

この制度の最大の特徴は、確定給付企業年金規約に年金や一時金の給付算式が明記されていて、将来の年金額や一時金額は規約のとおりに支払われるということです。

確定拠出年金(企業型)やiDeCoのように将来の年金額や一時金額が運用の成果により変動する年金制度とはこの点が大きく異なります

いくらの年金額をもらえるのか

確定給付企業年金に加入するサラリーマンのライフプラン

定年退職がまだ身近でない若い方にとって、自分がもし確定給付企業年金に加入していたとしても普段はほとんど関心を持たないかもしれません。

しかし、公的年金以外に確定給付企業年金も出るという方は恵まれています。

この利点を知ったうえで、将来のライフプランを立てられたら、現時点での預金や資産運用に充てる額を最小限にできます。

そのためにも

「自分が確定給付企業年金からいくらの年金額をもらえるか」

ということを知っておくことが重要です。

定年退職日時点の確定給付企業年金からの年金額の概算額を計算するためには、まず確定給付企業年金の給付額の算出方法について理解しておく必要がありますのでそれを解説します。

確定給付企業年金の給付額の算定方法

確定給付企業年金の給付額の算定方法には以下の表のとおり、さまざまな方法があります。

給付額の算定方法

上記の表のような給付額の算定方法はご自身が勤務されている会社または企業年金基金が作成した「確定給付企業年金規約」に書いてあります。

確定給付企業年金制度がある会社に勤務されている方は、会社や企業年金基金に法令上の情報開示義務があるため「確定給付企業年金規約」を自由に読めるはずです。

規約は制度によってさまざまですが、一般的には、規約の第4章の「年金月額」の条に年金額の計算方法が記載されています。

さらに「年金月額」はこの前の条にある「標準年金月額」を基に算出している場合が多く、この「標準年金月額」は、上の表のとおり制度によって給与やポイント累計などから計算することになります。

あとは、定年時点の給与やポイント累計を大まかに予想することができれば年金額の概算額が計算できます

自分で計算することが困難であれば人事部などの所管部に確認すれば大抵の場合教えてくれるはずです。

会社によっては計算ツールを作っているところもあるようです。

確定給付企業年金に加入されている方はご自身のライフプランを立てる場合に、ぜひ確定給付企業年金を忘れずに組み入れてください。

《編集部》
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