投資を始めた頃は魅力に感じていた株主優待も「いざ届いてみると使い道に困る」ということはありませんか。

また、「利用期限のある株主優待を期限内に利用できない」といった声も聞きます。

利用に困る株主優待は、誰かに譲る、フリマサイトで売却するなどの処分方法があります。

しかし、株主優待目当ての投資と言えど、じっくりと吟味してから投資をするということが肝要です。

今回は、筆者が消費しきれいない株主優待品を受け取り、株主優待投資について考えさせられたことを記事にします。

消費しきれない「株主優待品」 に注意

利用できない株式優待品

筆者のもとに、JTから株主優待品が届きました。

優待品はJTグループ会社のテーブルマークのパック米の詰め合わせです。

コロナ禍での外出自粛中に消費するつもりでしたが、なかなか手をつけませんでした。

消費する見込みがないため知人に譲ろうとしましたが、なかなか貰い手が現れずに困ってフリマサイトに出品しました。

すると、5分で購入されたのです。

JTの株主優待の内容

JTの株主優待の内容は次の通りです。

【対象株主】
12月31日を基準日とし、基準日時点での株主。

ただし、株式100株(1単元)以上を、1年以上継続保有していることが条件。

【株主優待内容】
12月31日現在の株式保有数に応じて、グループ会社等の商品を贈呈。

・100株以上200株未満保有の場合 : 2,500円相当

・200株以上1,000株未満保有の場合 : 4,500円相当

・1,000株以上2,000株未満保有の場合 : 7,000円相当

・2,000株以上保有の場合 : 1万3,500円相当

筆者はJT株を200株保有しており、4,500円相当の商品が届きました。

JTからは配当金(1万5,400円)も受け取っており、配当金と合わせると2万円相当のインカムを得ました。

JTには配当金と株主優待を魅力に投資していましたが、今回は株主優待品の消費に悩まされました。

フリマサイトで売る際に注意したこと

パック米は加工食品であるためフリマサイトでの販売には不利かと思っていましたが、買い手が安心して購入できる状況を作れば売れるのです。

加工食品を売る際には、掲載画像についてのポイントが3つあります。

・ 賞味期限がわかる画像

・ 未開封であることがわかる画像

・ 原材料名の画像

賞味期限が間近だったり、開封されている商品には買い手がつきません

常識の範囲内の賞味期限の商品で、未開封のものを販売しましょう。

また、購入者によっては食品アレルギーをもっている場合があるので、原材料名をきちんと把握できるよう原材料名の写真もアップする方がよいと言えます。

発送にはJTから届いたときの箱を利用したので100サイズでした。

フリマサイトで売る際の注意

株主優待投資は自分が楽しめる範囲で

本来であれば届いた株主優待品は自分で消費すべきであり、フリマサイトで販売するなど本末転倒です。

利用できない株主優待ならば、最初から株主優待目当てで株式投資をすべきではないということを痛感させられました。

また、株主優待を実施している会社では、その企業価値が正当に株価に反映されないという懸念もあります。

株主優待を実施している

会社の株価は、株主優待目当てで株式投資を行う個人投資家によって、下支えされていたり、押し上げられていたりしている

からです。

株主優待を目的に投資する個人は、株を長期保有します。

株主優待の廃止を発表した途端に株価が大きく下がることも珍しくはありません。

場合によってはストップ安となることさえあるのです。

しかし、「貯蓄から投資へ」の流れがなかなか進まない日本では株主優待制度が個人の投資を広めるきっかけになったことも事実です。

過度に集中させないように投資する

株主優待を楽しむのであれば、本当に好きな企業や応援したい企業にのみ投資したり、自分が消費できる株主優待のみを狙ったり、過度に集中させないよう投資するのがよいと言えます。(執筆者:元証券ウーマン 安田 小夏)