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【不動産投資】仲介業者との付き合い方  悪質でしつこい営業の具体例と電話勧誘への対処法

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【不動産投資】仲介業者との付き合い方  悪質でしつこい営業の具体例と電話勧誘への対処法

マンション経営をしていると、

「会社や自宅にワンルームマンションの勧誘電話が繰り返しかかってきて、対応に困った」

という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

または、不動産投資未経験者の方に「やってみませんか」というセールス電話がかかってくることもよくあります。

良心的な業者だけではなく、なかには異常にしつこい営業もいるようです。

今までに体験したこれらの実例と解決策を私なりに考えて述べてみたいと思います。

皆さんの特に初心者の方の参考になれば幸いです。

マンション業者との付き合い方

しつこい営業の事例

まずは、過去に私が経験した事例をお話しします。

経験した事例 (1)

「わざわざ〇〇から来たんだぞ」という面会押し売り型でした。

10年以上前ですが、ある中古マンション業務と会うことになりました。

会うまでの細かいいきさつは省略しますが、とにかく一度話を聞いて欲しいとのことで、「聞くだけなら」と会うことに応じてしまったのです。

その会社は東証2部の上場会社であったことも覚えています。

ただし、上場会社ということと担当者の質とは別問題です。

ファミレスで会って話を聞きました。

東京の中古マンションを買わないかという話でしたが、作成提出された投資計画書が雑に感じられ、担当者の個性もあるのでしょうが感じもよくはありませんでした。

私がお断りしてその場を立ち去ろうとすると、後ろから「わざわざ〇〇から来ているのに」、「こんな儲け話もわからないなんて」等、わざと私に聞かせるがごとく話していたのを今でも覚えています。

再度勧誘の電話がかかってくることも

驚いたことに1週間程度後にその担当者から再度勧誘の電話がかかってきました。

その時は以前の対応の苦情を伝え断りましたが、その1~2年後に同じ会社の別の担当者からも何もなかったかのごとく勧誘の電話がかかってきました。

このような会社は、顧客管理がずさんであることは明らかで、われわれを「お客様」ではなく「買ってくれる人」とでも考えているのかもしれません。

少なくとも私が会った担当者は言わば「買い手」のことよりも「自分たちのノルマ」のほうが大事だったのでしょう。

経験した事例 (2)

「至急電話してください」という電話押し売り型です。

ある日曜日に留守番電話が入っていました。

再生してみると「〇〇の山田です。あなたがお持ちの物件〇〇の件で、至急連絡をください。連絡先は090-〇〇〇…です。」という内容でした。

会社名も含めて全く面識も何もない人物です。

自分たちの用があるから私にすぐに電話しろという自分勝手な内容だったので、これはいけないと思い連絡はもちろんしませんでした。

すると毎週のように電話がくるようになったので、以来、私の固定電話は常時留守電状態となり、こちらの判断で電話に出るようにしました。

留守番電話には同様の内容が繰り返し録音されていて約1年程度続きました

悪質な勧誘

経験した事例 (3)

「ダイレクトメール or FAX」のお手紙型です。

「物件を売りませんか」の内容が郵便やFAXでしつこく送られてきましたので、すべてゴミ箱行きでした。

数社から来ていて回答や連絡はほとんどしなかったのですが、連絡しないと半年~1年程度毎月のように送付してくる会社もありました。

悪質な業者への対処法

私がとった対処法は面会したケースを除けば、事例2、3のようにすべて基本「無視する」というものでした。

私の場合、サラリーマン時代に営業の経験も多かったので、投資不動産の営業内容および担当者の質や実情もある程度は推測できていたのです。

勧誘自体を無視し続けることにもよい意味で慣れていましたので、この方法をとりました。

しかし、読者の皆さんのなかには電話が頻繁にあること自体が嫌な方も多くいらっしゃると思います

対処Step 1

相手のフルネームはもちろん、所属の会社名や連絡先を名乗らせ(もしくは連絡先は自分で調べて)、その会社の顧客相談室等に連絡したうえでこちらにその気がないので勧誘すること自体を止めるよう警告する。

対処Step 2

それでもやめない場合は会社ぐるみのケースが考えられます。

その場合には、宅地建物取引業法施行規則 第16条の12第1号のニやホ等にあるように断っているのにしつこく電話することは法律上禁止行為であることをはっきりと伝え、止めない場合には警察か国民生活センターに相談するということをハッキリと伝えます

それでもやめない場合には、実際に連絡し相談することになるのでしょうが、私もそこまでやった経験はありません。

事例(1) への対処

事例(1) については、会う前によく考えてみるしかありません。

会うことになった場合には、即決はせずに必ず日をあらため、頭のなかを整理して購入を決めるのがよいと言えます。

良い物件はできるだけ早く決めないと他の人で決まってしまう確率も高いのですが、普通の業者であれば2~3日か1週間程度は猶予をもらえることが多いはずです。

即決は禁物

独自スキームに要注意

以上の事例はそれほど珍しいものではなく、多くの方が体験されていると思います。

ワンルームマンションというと、まず業者からのしつこい勧誘電話を思い浮かべる方が最も多いのではないでしょうか。

これらの業者は「新築」にしろ「中古」にしろ、自ら作成したあるスキームに基いて機械的に勧誘しているケースが多いようです。

どこからか名簿を手に入れ、または法務局での謄本閲覧などして一定の条件を満たしている個人に向けセールスをしているのです。

買い手の都合というより売り手の都合でセールスしてきますので注意が必要です。

また、その個人の勤務先等が確認できると、「この顧客はローン限度額がこのくらい」で、「ワンルームマンションだと何戸くらい購入可能」である等のスキームを早々に完成させて、面会してのセールスにもつなげているようです。

見極めが大事

ある意味、業者自身の都合で行っているようですが、ある程度はやむを得ないかもしれません。

ビジネスですので彼らも自らの利益を上げなければなりません。

もちろん大部分の担当者の方は良心的でしょうし、私の経験から言っても問題ありだと感じた担当者は数名です。

ほとんどの方は問題ないと言えます。

第1の問題である電話セールスにしても、しつこくなければ我々にとってはあまり問題ではありません。

不動産投資を行う以上は、そのあたりを見極めることも大切なのです。(執筆者:不動産投資歴16年 堀江 優)

《堀江 優》
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堀江 優

執筆者:CFP、1級FP技能士 金 弘碩 堀江 優

40年余りのサラリーマン生活を経て、現在Webライターをさせていただいています。得意分野は不動産投資(投資歴約16年)などの資産運用から、年金などシニア向けの記事作成です。AFPの資格も保持しており、私がいままで経験したことを皆さんに分かり易く伝えることができたらと思っています。 寄稿者にメッセージを送る

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