「マイナポイント」とは、キャッシュレス決済とマイナンバーカードの普及を目的としたキャンペーンです。

還元されるポイントが大きいことから注目されています。

当初は2020年6月にキャッシュレス決済のポイント還元が終わり、その後はオリンピックにともなって消費意欲が強まると予測されていました。

そして、オリンピック熱が冷め始める9月からマイナポイントを始めることで上手に「キャッシュレス決済の普及」と「消費意欲の継続」の目的を達成する予定だったのでしょう。

しかしオリンピックは延期されました。

オリンピックが延期となったことで当初の計画が崩れ始めたのです。

オリンピック効果を期待していた7月と8月は言ってみれば「9月のマイナポイント待ち期間」となってしまい、思った以上に早くマイナポイントが注目を集めることになりました。

マイナポイント還元
≪画像元:マイナポイント

マイナポイントをもらうために

マイナポイントをもらうためには、大きく分けて3段階の事前準備が必要です。

1段階目はマイナンバーカードを取得することです。

マイナポイントを得るためには、紙製のマイナンバー通知カードではなく、プラスチック製のマイナンバーカードが必要になります。

現在は申請からマイナンバーカード取得までに約1か月が必要です。

2段階目はマイキーIDの登録です。

マイナポイントの予約ともいわれるステップです。

3段階目は使用するキャッシュレス決済の決定になります。

マイナポイントの予約に必要なもの
≪画像元:マイナポイント

マイナポイントには「定員」がある

手続きを急いだ方がいいと思われる「要アクセル」の段階は、1段階目と2段階目です。

1段階目のマイナンバーカードの取得は申請から取得までの待ち時間が約1か月です。

アクセル全開で申請するようにしましょう。

2段階目のマイキー登録は自分のスマホで簡単にできるステップですが、登録人数に上限があります

定員オーバーになった段階で予定(予定は8月末まで)よりも早く打ち切られる可能性があります

定員は約4,000万人といわれ、そう簡単に定員オーバーになる可能性は低いと思われますが、9月のスタートラインが迫ってきた現在は「要アクセル」といえるでしょう。

キャッシュレス決済の「会社選び」は要ブレーキ

オリンピックが延期になったことで1番あわてているのは「キャッシュレス決済の会社」かもしれません。

マイナポイントは、キャッシュレス決済の会社を1社だけ選びマイキーIDと連携させることでポイントを得られます

そのため、マイナポイント事業は、キャッシュレス決済の会社にとって新規顧客を取り込む大きなチャンスです。

知名度がある会社はもちろん、今まではあまり知られていない会社も赤字覚悟のポイント上乗せキャンペーンに打って出ています

「A社が1,000ポイント上乗せするならわが社は1,500ポイント上乗せするぞ」とライバル社を意識した上乗せ合戦が始まりました。

メルペイやd払いのように1度発表した上乗せポイントよりもさらに多い上乗せを発表する会社も登場しています。

「善は急げ」と思い、アクセル全開で早々に登録してしまった人の中には「もっと会社選びを慎重にすればよかった」と後悔している人も多いようです。

キャッシュレス決済の「会社選び」は1社に決める必要があり、あとからの変更はできません

マイキーIDを取得したら1度ブレーキをかけて「どの会社が1番得か」をゆっくりと吟味しましょう

参照:マイナポイント

じっくり選ぼう

マイナポイントの「消費期限」はまだ未定

マイナポイントの取得は2020年9月から2021年3月末までです。

「速やかなマイキーID登録」と「冷静なキャッシュレス決済の会社選び」でできるだけ多くのポイントをもらいたいものです。

一般的な「ポイント」には有効期限があります。

筆者もいくつかのポイントカードを持っていますが、ついポイントを貯めることに集中していまいます。

ポイントを使う前に期限切れを迎えてしまうことがあります。

マイナポイントには今のところ明確な消費期限がありません

「気がついたらポイントの失効期限が近づいていたから、欲しくもないモノを急いで買ってポイントを使った」という話はよく聞きます。

マイナポイントも貯めることに集中してしまい、いつ何に使うかまで考えている人は少ないのかもしれません。

しかし「ポイントを使うために買い物をする」という本末転倒がおきないようにするためにも今後の「消費期限動向」には要注目です。

マイナポイントは2020年9月から始まります。

想像以上に早くから注目が集まっていることから、すでにマイナポイント取得を目的としたチャージをしてしまっている人がいるようです。

9月より前のチャージや買い物はマイナポイントにつながりません

また、マイナポイントはキャッシュレス決済の会社にとって大きなチャンスであり、9月の開始までにさらなる変更や上乗せの可能性もあります。

アクセルとブレーキを上手に使い分けて賢くマイナポイントを活用しましょう。(執筆者:式部 順子)