昼食は働く人にとって楽しみでもあり、悩みの種でもあります。

忙しいからと特に考えずにパパッと済ませるという人もいるかもしれません。

しかし、昼食に何を食べるかによって、午後の財布を開く頻度が変わることがあるという事実をご存じでしょうか。

ここでは、昼食と節約の関係についてお話しします。

具体的には、

・ 昼食と摂る目的と目的別の選び方

・ 選ぶ昼食によってどの程度の節約効果があるのか

という内容です。

ほんの少し昼食に意識を向けるだけで節約効果がグッと上がります。

節約につながる昼食はごはん

昼食を摂る目的と目的別の選び方

昼食を摂る目的は大きく分けて2つあります。

1つは心のリフレッシュ、もう1つは体のエネルギー補給です。

それぞれについて説明します。

心のリフレッシュのための昼食

ちょっと特別な時の食事です。

心のリフレッシュのためには、

・ 本当に食べたいもの

・ 食べると元気が出るもの

・ 幸せな気持ちになるもの

を選ぶのがよいと言えます。

このときに「節約中だから少し安いものにしておこう」とか、「ダイエット中だからカロリーの低いものにしておこう」などと我慢をするのはもったいないことです。

小さな我慢も重なると大きなストレスになり、はけ口が必要になってしまいます

昼食では我慢しても間食や夕食でぜい沢をしたり、ハイカロリーのものを食べてしまったら我慢がムダになりますし、罪悪感が生まれる分がマイナスになるかもしれません。

「今日は楽しむ」と決めたら余計なことを考えるのはやめて「いかに満足度を上げるか」に集中しましょう。

体のエネルギー補給のための昼食

言わば、生きるための普段の食事です。

体のエネルギー補給をするには、効率よく私たちのエネルギー源になってくれる食物をしっかりと食べる必要があります。

効率のよいエネルギー源とは

体のエネルギー補給をする効率のよいエネルギー源とは、どのようなものでしょうか。

エネルギーをもつ栄養素は、

炭水化物
タンパク質
脂質

の3つだけです。

この中で最も効率のよいエネルギー源は炭水化物です。

消化が早く、多くとり過すぎた分は筋肉に蓄えられるか、熱として消費され、脂肪になりづらいのが特徴です。

炭水化物を多く含む食物には、ごはん、パン、麺、芋類があります。

この中で節約効果が高く、ハイパフォーマンスをしてくれるのが、ごはんです。

ごはんの節約効果

主食としてよく食卓に上がるパンとパスタの値段を比べてみましょう。

ごはん200g:30円

パン6枚切り2枚:57円

パスタ200g:65円

参照:総務省

ごはんは圧倒的な安さです。

平日毎日パスタを食べていた人が、ごはんに変えると

(65円 × 20日)-(30円 × 20日)= 700円

1か月で700円の節約になります。

1年だと8,400円です。

このチリツモ節約はあなどれません。

コスパも栄養も最高

ごはんがハイパフォーマンス食材である理由

ごはんは噛んで食べられるという点で、ほかの炭水化物の多い食物よりも優れています。

よく噛んで食べることが大切だということはあなたもご存じだと思います。

では、よく噛むことがなぜ大切なのかを知っていますか。

その理由は2つあります。

腹持ちがよい

よく噛むと食事の速度がゆっくりになります。

ゆっくり食べるとエネルギーになるのもゆっくりになり、エネルギーが長時間にわたって体に供給されるのです。

そうなると間食は不要です。

飲み物もラテなどのリッチなものよりも水やお茶で十分だと感じるようになるのです。

ちょっとしたおやつ代100円、カフェラテ代250円が不要になり、帰宅まで財布を開く必要がなくなります。

消化吸収率がupする

よく噛むことで唾液が十分に分泌されるので、胃に行く前に口での消化が始まります。

十分に消化された食物は吸収率もよく、食べた分だけ栄養として体に吸収されるのです。

パスタやパンは柔らかいので、噛むことで得られるメリットを享受できません。

特別ではなく、普段の昼食にはごはんがおすすめです。

昼食でパフォーマンスをあげる

・ 昼食には「心のためのもの」と「体のためのもの」の2種類ある

・ 心のためには我慢せずに好きなものを食べる

・ 身体のためにはごはんがベスト

以上のことをお伝えしました。

何気なく食べているものに少し意識を向けるだけでもあなたにとっての食事の意味が変わります。

節約中もハイパフォーマンスでいきましょう。(執筆者:栄養士、管理栄養士 小原 水月)