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【レジ袋の有料化】ゴミ袋の購入費用発生に、節約と環境保護を両立させた対策と「3社の価格比較」

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【レジ袋の有料化】ゴミ袋の購入費用発生に、節約と環境保護を両立させた対策と「3社の価格比較」

レジ袋の有料化にともない、新たにごみ袋の購入費用が発生したというご家庭も多いことでしょう。

それを反映してか、最近はどのお店に行ってもごみ袋にできるレジ袋が品薄状態です。

多くの方が「どうすればごみ袋を安く買えるか?」と考えていると思います。

差し当たって増えたごみ袋の購入費用を抑えることは急務ですが、レジ袋有料化の本来の目的は「プラスチックごみの削減」です。

ただ単に安いごみ袋を購入するだけではプラスチックごみの発生量は変わらず、本末転倒な結果となりかねません。

この記事では、そのジレンマに悩んだ筆者がごみ袋の購入費用を抑えるために実際に行った対策やこれから着手しようと思っている対策を紹介します。

節約と環境保護を両立させたい

1か月、ゴミ用レジ袋の使用量を削減

レジ袋が有料化される前の6月までは、わが家では非常に多くのごみ袋を使っていました。

その内訳は次の通りです。

今までは無料レジ袋を使っていた

表中の赤枠部分で、レジにて無料でもらえたレジ袋を使っていましたが、そのレジ袋が7月より有料になるにあたって使用するごみ袋の枚数を減らすことにしました。

そのためにわが家で行ったのがゴミの削減です。

具体的には次の方法を取りました。

・ ゴミ箱を減らす

・ 不用品はリサイクルする → メルカリなどで売る

・ 冷凍野菜などの活用で生ごみの量を減らす

・ 食品ロスの発生を徹底的に防ぐ

その結果、8月現在のごみ袋の使用量は100枚まで減りました

その内訳は次の通りです。

気を付けただけで100枚削減に成功

それでもまだ、1か月に84枚(表の黄色い部分の合計)は購入費が発生します。

それを前提に、次は

現状でごみ袋の購入費用を最小限に抑えるには、どのような形で購入すると費用を抑えられるか?

について調べることにしてみました。

袋の値段を比較

レジ、100均、業スーのレジ袋のどれが最も安く抑えられるのかを比較しました。

ごみ袋の購入手段を選定するにあたり、まずはごみ袋の種類を何にするのかを考えました。

その結果、

マチや取っ手があってごみ袋として非常に使いやすいレジ袋が最適

だという結論になり、レジ袋に絞って価格を比較しました。

比較対象は、

・ スーパーのレジでそのつど買うレジ袋

・ 100均(ダイソー)のレジ袋

・ 業務スーパーのレジ袋

の3種類です。

それをわが家の現状に当てはめた場合に、実際にどのくらいの購入費用がかかるのかを比較しました。

1. スーパーのレジで購入した場合

スーパーのレジで会計するたびにレジ袋を購入した場合の費用です。

一般的なスーパーのレジで買えるレジ袋はM(またはS)が3円、Lが5円です。お店によっては7円のLLサイズも販売しています。

ここではわが家のケースで計算します。

具体的にはレジでSサイズのごみ袋はほとんど購入できないため、すべてMを使うことを前提として1か月あたりのレジ袋購入費用を計算しています。

計算の結果、1か月の費用は次のようになりました。

スーパーでその都度袋を買う

※税込価格で計算

1か月の費用 → 252円
年間費用 → 3,024円

家計に地味に響く金額で割高感があります。

2. 100均で購入した場合

100均でレジ袋を買った場合の費用についても計算してみます。

100金でレジ袋を買う

ここでは、わが家が最近使い始めたダイソーの「スーパーさんのお買い物袋(乳白色・写真右のタイプ)」のMとSについて、1か月の費用を計算します。

1か月の費用を計算

※税込価格で計算・合計は小数点以下四捨五入

1か月の費用 → 約145円
年間費用 → 1,740 円

レジでそのつど袋をもらう場合と比べると、1か月約107円、年間で約1,284円費用が安くなります。

そのことから、スーパーなどのレジでそのつどレジ袋を買うよりも100均でレジ袋を買った方が、はるかにコスパがよいことがわかりました。

3. 業務スーパーで購入した場合

最後に、わが家がまだ使ったことがない業務スーパーのレジ袋についても、1か月あたりの費用を計算してみました。

未知である業スのレジ袋

筆者が買ったレジ袋のサイズはNo.25(S)とNo.30(M)の2種類で、No.25は一般的なレジ袋のSサイズ、No.30はMサイズと同じくらいの大きさです。

こちらを使用した場合の1か月のコストは次の通りです。

業スのレジ袋を1か月使った結果

※税込価格で計算。合計は小数点以下四捨五入

1か月の費用 → 約79円
年間費用 → 948円

年間費用はレジで購入する場合より2,076円も安く、ダイソーと比べても792円安いという結果が出ました。

この結果から、

ごみ袋用のレジ袋を買うなら業務スーパーがお得

だと判明しました。

他のサイズについても1枚あたりの価格を比較してみましたが、やはり業務スーパーがもっとも安くレジ袋を購入できるということが分かりました。

環境のことを考えればプラスチック素材のごみ袋は極力使いたくないところですが、やむを得ない理由で使う場合には、購入費用が安い業務スーパーがおすすめだといえるでしょう。

少し割高なエコ素材のごみ袋

一部の店舗でバイオマス素材などのエコ素材でできたごみ袋が販売されています。

たとえば100均のセリアではバイオマス素材のごみ袋が何種類か出ています。

残念ながら筆者の生活圏にあるセリアではいつも品切れ状態です。

エコ素材のごみ袋はプラスチック素材のごみ袋より割高で家計にダメージを与える可能性はあります。

しかし、見方を変えれば

・ ごみ袋の使用枚数を減らす必要に迫られるのでゴミを減らす工夫をする

・ ゴミを減らしたいのでムダなものを買わなくなる

といった効果を期待できることも確かです。

レジ袋有料化は生活スタイル見直しのチャンス

一見家計に厳しいレジ袋の有料化は環境に悪い従来の生活スタイルを根本から変えるチャンスだと言えるかもしれません。

まずはゴミの出し方から大幅に見直し、節約と環境保護を両立させることを考えてみる必要がありそうです。(執筆者:元銀行員にしてベテラン主婦 大岩 楓)

《大岩 楓》
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大岩 楓

執筆者:元銀行員 FP2級 大岩 楓 大岩 楓

元銀行員にしてベテラン主婦のフリーライターです。クレジットカードや節約記事などの執筆のほか、既成記事の校閲も行っています。50代になった現在、最大の関心事はずばり「老後のお金」今後のマネープランについて真剣に考え始めました。そこで自らの勉強も兼ね、銀行員時代に培った金融知識と25年以上の家計管理経験をベースにお金に関するさまざまな事柄について深堀りしていきます。 <保有資格> FP2級 寄稿者にメッセージを送る

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