節約の目的はさまざまで、将来に備えて、大きな買い物をしたい、子どものために…などがあります。

しかし共通しているのは「自分が健康である」ということを前提としていることです。

お金があっても元気に楽しく使えないのでは意味がありません。

今回お伝えするのは特に食費を節約しながらも健康でいる方法です。

この記事を読むと節約と栄養バランスを両立させた献立が簡単に立てられるようになります。

健康でいるためのコスト

健康でいることが節約になる

健康を保つためには感染症予防を含めた生活習慣を整えるだけで本来は十分です。

生活習慣を整えるためのコストはゼロです。

生活習慣を整えずにサプリメントやジムでの運動、健康グッズなどで不調を治そうとするとコストがかかってしまいます

ガン、糖尿病、高血圧症、うつ…患者数が増えているこれらの病気は生活習慣が起因している部分が多いといわれています。

生活習慣を整えることを土台に健康を考えるのが効率的です。

バランスのいい食事とは

生活習慣というと食事、運動、休養と項目が分かれますが、ここでは食事のことをみていきます。

食事のバランス、栄養バランスとよく耳にしますが具体的にどういった食事のことを栄養バランスがいいというのでしょうか。

厚生労働省が策定する日本人の食事摂取基準2020年版では、日本人が健康を維持、増進するために良いとして次のように示されています。

【エネルギーの内訳】
炭水化物:60%
タンパク質:20%
脂質:20%

エネルギーをもつ栄養素は炭水化物、タンパク質、脂質の3つだけです。

栄養素だとわかりづらいので食事に置き換えてみましょう。

ごはん:60%
おかず:40%

低糖質ダイエットの流行以降、ごはんを含めた炭水化物を敬遠している人もいるかもしれません。

けれど国の指針では炭水化物中心の献立が健康のためには良いとされています。

6:4も献立の節約効果

この6:4の割合は節約にも有効になります。

それは、おかずになる肉や魚よりもごはんのほうが安いからです。

例:豚の生姜焼き定食

ごはん150g豚肉180gの一般的な定食では材料費は約400円

ごはん250g豚肉100gとごはん中心にすると材料費は約290円

参照:総務省 小売物価統計調査

その差は約110円です。

仮に1か月の間、夕食だけでもごはん中心の献立にすると

110円 × 30日=3,300円

食事は毎日のことですからこのチリツモ節約が効いてきます。

黄金比を守ると節約にもなる

節約にはごはん中心が正解

炭水化物といえばごはんの他に、麺類やパンもあります。

けれど節約目線で考えるのならごはんが正解です。

価格を比較してみましょう。

ごはん 200g :30円
・ パン 6枚切り2枚 :57円
・ パスタ 200g: 65円

参照:総務省 小売物価統計調査

ごはんが圧倒的に安いということがわかります。

普段の食事はごはんを中心にして、麺類やパンはときどきの楽しみにするというのがおススメです。

6:4の献立はラクして時短も叶えます

ごはん:おかず=6:4になる献立は一汁二菜です。

もし具たくさんみそ汁ならば一汁一菜でもOKです。

ごはんは炊飯器に任せて、冷蔵庫にある野菜を切って煮ているあいだに肉か魚を焼くだけで食事の準備は終了です。

栄養バランスを整えるには一汁三菜の食事や5色そろった食事を用意しなければいけないと考えていたとしたら、6:4の献立は気持ちも手間もラクにしてくれます。

栄養バランスがよい食事は

ごはん:おかず=6:4

で、この食事は節約にもなるし、ラクして時短も叶えます。

6:4の献立を普段の食事に取り入れて、節約と健康を両立してください。(執筆者:栄養士、管理栄養士 小原 水月)