少し前に誕生日を迎えました。バースデークーポンのダイレクトメールに混ざって「ねんきん定期便」も届きました。

「ねんきん定期便」は将来のマネープランを考える際ににとても役立つので、見方を紹介します。

「ねんきん定期便」とは

ねんきん定期便
≪画像元:日本年金機構

ねんきん定期便」とは、日本年金機構から国民年金・厚生年金の加入者に毎年送られてくる年金についての通知書です。

送付タイミングは加入者の誕生月、もしくは誕生月の前月です。

以前に発覚して問題となった年金記録問題を踏まえて、加入者自身がこれまでのねんきんの納付状況を確認できるように送付されます。

基本的には白地に青い文字で印刷されたハガキが届きますが、節目である35歳、45歳、59歳のタイミングでより詳しい情報が記載された封書が届きます。

「ねんきん定期便」が届かない場合の対処法

国民年金は強制加入なので、「ねんきん定期便」は基本的に20歳以上の全員に送られてきます

「ねんきん定期便」が届かないのは、

・ 引っ越しや結婚後に住所・氏名変更手続きがされていない

・ 1997年1月以降にいずれの年金にも加入せず(もしくは加入していないことになっていて)に基礎年金番号を持っていない

のいずれかの可能性があります。

国民年金加入者は住所や氏名の変更手続きを自分自身でする必要があるので、役所の年金担当窓口に問い合わてみてください。

引っ越しをしていないのに「ねんきん定期便」が届かないという人も年金事務所に問い合わせてみてください。

「ねんきん定期便」の項目解説

50歳未満オモテ・ウラ

ここからは、ねんきの各項目について解説していきます。

「ねんきん定期便」は、49歳以下と50歳以上で記載されている内容が多少は異なりますが、おおよそは同じです。

照会番号

基礎年金番号とは違い、「ねんきん定期便」についての問い合わせの際にだけ使う番号です。

これまでの保険料納付額

49歳以下の人宛の「ねんきん定期便」にのみある項目です。

項目名通り、これまで支払った保険料の累計額がまとめられています。

老齢年金の種類と見込額

50歳以上の人宛の「ねんきん定期便」にのみある項目です。

60歳まで現在の加入状況が継続した場合に65歳から受け取れる年金額が分かります。

これまでの年金加入期間

これまで年金を支払った(未納ではない)期間が分かります。

の表の受給資格期間が120月を超えていると年金を受け取れます

注意したいのは、未納期間が明記されていないことです。

意図的に未納にしていたという人ではなくても、何らかの事情で納付できなかった際に免除・猶予の手続きをしていなかったという方もいることでしょう。

追納が可能な場合もありますので、未納期間がないかを計算して確認してください。

50歳以上オモテ・ウラ

これまでの加入実績に応じた年金額

表面(照会番号の下)にグラフ、裏面に表で書かれています。

若い人は金額が少なくて驚くかもしれませんが、あくまでもいま現在の加入実績に応じた金額です。

納付はこれからも続くので、毎年少しずつ増えていくと思ってよいことでしょう。

50歳以上の人のグラフは、65歳から年金を受け取った場合の金額と70歳まで繰り下げてから受け取った場合の金額が比較されたグラフです。

「ねんきん定期便」を受け取ったら「ねんきんネット」にログイン必須

ねんきんネット
≪画像元:日本年金機構

「ねんきん定期便」で分かるのは、いまの加入状況での年金額です。

一方で、「ねんきんネット」にログインすると将来の年金の試算できます

他にも、

・ 全期間の年金記録確認

・ 年金保険料の納付・追納が可能な月数と金額の確認

・ 各月の年金記録照会

などが可能です。

「ねんきんネット」にアクセスするには、

・「ねんきん定期便」に書かれたアクセスキー

・ 年金手帳などに書かれた基礎年金番号

この2つが必要です。

アクセスキーの有効期限は到着後3か月です。

「ねんきん定期便」が到着したら早めに「ねんきんネット」にアクセスしてください。

「ねんきん定期便」と「ねんきんネット」をライフプランに活用する

年金は払った分が必ずもらえるのではなく、現役世代の納付が年金受給世代を支える賦課方式であるため、今の現役世代が将来もらえる年金額は今の年金額よりも減る可能性があります。

ただし、やみくもに老後資金が必要だと焦るのではなく、年金額を試算したうえで「いくら貯めればよいのか」、「iDeCo」や「NISA」などをどう活用すればよいのかを考えます。

道筋をきちんと立てたほうがお金は貯まるはずです。

「ねんきん定期便」と「ねんきんネット」を将来のライフプラン作成に役立てください。(執筆者:金子 ゆかり)