先週は、調整色を維持するか、歯止めをかけるかの見極めの週でしたが、現状では歯止めがかかったのか見極めきらないまま週末入りとなり見極めを持ち越しとする形となりました。

先週8月7日以来の25日線を終値ベースでの割込こんだこととなり、ジリ上げの流れに陰りを出し始める格好となるも、下への加速ともなりきらず相変わらず明確な方向感を示す展開とはならない結果となっています。

連休明け反発するも翌日に大き目な陰線を形成し25日線を割り込み、奪回できないまま週末終値を迎え上値の重さは意識する形状となっており、切上がりのトレンドラインを2本割り込みサポートラインとして機能させきれなかった状況から下への加速の可能性も過分に残っていると考えます。

反対に、現状では25日線の向きも変わらず下への勢いもないことや、9日から10日にかけて空けた窓を終値では埋めきれずというという状況を踏まえると反発の可能性も感じながらの週末入りとなりました。

従ってチャート的には、上げ要素と下げ要素を共に意識する部分を示している状況であり判断が難しい状況であると考えます。

ファンダメンタル的には、ダウに関しては週末に反発はしたものの安値更新を継続しており切り下げ継続中です。

日米の株価動向に乖離

その割に日本市場は、下げ渋っており日米の株価動向に乖離が起きています。

この背景にはやはり衆院解散総選挙を見越していることが考えられます。

選挙突入となると現状自民党が優勢であり、そうなると政治が安定し併せて経済も安定するだろうと考えられていることから現状株価が下がらないという形になっていると見受けます。

実際に解散するのか、解散するなら時期はいつなのかはここ2.3週間で結論が出ることと思います。その際、株価に動きが出ることも予想されます。

為替は好材料

一時104円を割り込みそうな雰囲気を出しましたが、現状105円台半ばから後半に差し掛かり円安基調となっており、日経平均に対しては好材料となっています。

ただ、それでも今の為替と今の日経平均はかみ合っていないのも事実ではあります。

いつものことですが、難しい局面での判断は、「決める決定打が無い状況では、決めない」が良いと私は提唱します。

上げても下げても後悔なく対応でき次の一手が打ちやすい体制をとるがベストと考えます。

現状分析

現状分析

5日線

向きとしては下向きを維持位置としても下を維持となっています。今週5日線奪回があるかに注目です。

25日線

ギリギリ上向きを維持しており、位置としては、終値では下という状況で週末入りとなりました。

75日線

変わらず上向きで位置も上への乖離を維持しています。上向きは鈍角になっており長期定期な上昇の勢いに陰りが出ていることを示しています。

週末の足型としては、十字線で迷いの足型となり、方向感を示すものではないと考えます。

トレンドライン

2本の切り上げラインを割り込みウエッジは下離れと考えますが、3度目のリメイクで8月7日と28日の安値を結んだ切上がりのラインがサポートラインとしてこの週末機能しているので週明けも機能するか見ていきたいと思います。

さらには、9月9日から10日の窓の下限の横軸で9月1日と7日の安値近辺と重なった位置の横軸も注目したいと思います。

テクニカル指標

一目均衡表

テクニカル指標

転換線を割り込み基準線をサポートラインとした位置取りとなっており強い形から変化しております。

ボリンジャーバンドでは、バンドの向きが横向きであると思われる形状となっておりBOX示唆と見受けます。

位置的に強めのBOXと見受けられる状況です。

スローストキャストでは、2本のラインが概ね下まで降りてきてゴールデンクロス寸前となっています。

このまま素直にゴールデンクロスとなるか、ゴールデンクロス回避となるか注目です。

総合判断

総合判断

判断できない状況である中で現実的な見立てとして現状BOXの可能性が濃厚でBOX内の上部から下限を目指すのか、変わらず上部張り付きを継続するかを判断の見極めの週と考えます。

日米ともに選挙絡みの動きで右往左往が予想されるものの、コロナの世界的感染拡大も注目が必要な雰囲気が出てきました。

私的には10月に動きが出ると考えるので、細かい動きをきめ細かに見極め判断し、動きに合わせて自身の建玉の操作に集中したいと思います。(執筆者:城 晶子)