高配当株投資をしているけど、コロナの影響で減配され、すでに高配当株ではない銘柄を塩漬けしている投資家の方はいらっしゃいませんか。

例えば代表的な銘柄として日産(証券コード:7201)です。

2019年3月期の配当は57円あり、当時は5%を超える高配当株として個人投資家に人気がありました。

しかし、2020年3月期の配当は10円、そして今期の配当予想はなんと無配に転落しました。

株価は右肩下がりで、売るに売れない方もいらっしゃると思います。

日産の週足チャートを参考にしてみよう
≪画像元:株探

もし日産のようなすでに高配当でない銘柄を塩漬けている方は、高配当株投資をしているとは言えません。

今すぐ売却して新たな高配当銘柄を買って、入れ替えすることをおすすめします。

今回はコロナでも減配の可能性が低い、財務面と業績面両方に期待できる銘柄を紹介する記事となります。

株価等の指標は2020年10月16日の情報です。

(1) アクシーズ(証券コード:1381)

株式会社アクシーズ
≪画像元:アクシーズ

予想配当利回り:2.57%

業績面:〇(2021年6月期は横ばい予想)

財務面:◎(自己資本比率:85.7%)

株価:3,305円

アクシーズは一般消費者向けに鶏肉を提供する会社です。

ケンタッキーに鶏肉を提供している会社でもあります

配当面では2015年から6年連続して増配中です。

2021年6月期は配当、業績ともに横ばい予想ですが、業績予想が出せない、もしくは大幅減益予想が相次ぐ中では評価したい企業です。

昨期はコロナ禍の中、内食需要とテイクアウトニーズの増加で鶏肉需要が高まったことで、増収増益を確保した飲食系の好業績銘柄であり、今期も同様の需要は期待できるでしょう。

業績が上振れれば増配の可能性もあります。

さらに財務面では無借金経営で70億円を超える多額の現金を保有するキャッシュリッチ企業であることから、減配リスクは比較的小さいと言えます。

(2) 日本ケアサプライ(証券コード:2393)

ケアサプライ
≪画像元:日本ケアサプライ

予想配当利回り:2.80%

業績面:◎(2021年3月期第1四半期は増収増益)

財務面:〇(自己資本比率:74.7%)

株価:1,641円

日本ケアサプライは、地域の福祉用具貸与事業者に、介護保険制度対象となる福祉用具をレンタル・販売する会社です。

業績面では、2021年3月期第1四半期の決算において、売上+10.3%、営業利益+32.7%と大幅増収増益を達成しました。

この要因として、コロナ禍でも介護用品を必要とする方は変わらず必要であり、介護用品需要が減らなかったことがあります。

さらに、一部業務やセミナーをオンライン化することで、業務効率化と受注拡大につながったこともあります。

財務面を見ると、保有現預金の割合が全資産に対して3.56%と少な目であるものの、無借金経営であることと、営業CFが毎年純利益と同程度プラスであることを考えれば問題ないでしょう。

親会社が三菱商事であることも心強いポイントです。

介護保険制度の適用範囲や利用者負担率の変更など、制度変更があった場合に業績へのマイナスがあることはリスク要因の1つです。

しかし2025年に向けて高齢化の加速に伴い要介護者が増加する見込みであるので、長期保有して配当をもらいつつ株価上昇も期待できる銘柄の1つでしょう。

(3) 情報企画(証券コード:3712)

情報企画
≪画像元:株式会社情報企画

予想配当利回り:2.71%

業績面:〇(2020年9月期は増収増益見通し)

財務面:〇(自己資本比率:77.6%)

株価:2,952円

情報企画は、主に金融機関向けシステム開発とシステムサポートを行う会社です。

菅首相が「統合も一つの選択肢」とする地銀のうち46.7%が情報企画のシステム利用実績があります。

将来本当に地銀再編があった場合に、システム統合開発特需があるかもしれません。

配当面では、2014年から6年連続して増配中の銘柄です。

今期も増配が予想されており、連続増配が継続される可能性が高いです。

財務面では、無借金経営かつ保有現預金が負債合計より多いほどで心配があまりありません。

業績面では成長性が弱い、と感じる投資家がいるかもしれません。

しかし、幅は小さくても着実な成長力と、連続増配などで株主に還元するところは評価すべきでしょう。

PERの高いマザーズの割高銘柄に投資するより安心感は高いと言えます。

ただし、今後不況が金融業界まで押し寄せ、IT投資が減らされれば情報企画の業績にも影響が及ぶでしょう。

定期的に保有銘柄を見直そう

投資期間が長くなるほど、当初の保有目的が崩れる銘柄が出てくるでしょう。

その時に塩漬けにするのではなく、損切をして新しい銘柄に入れ替えて、常により良い銘柄で資産運用するよう心がけましょう。(執筆者:株式ディーラー歴10年 勝越 晴)