日々のさまざまなライフイベントがある中で、「住宅資金」「教育資金」「老後資金」の3つは人生における3大出費とも言われる大きな支出です。

そのうちの教育資金は子供の人生設計によって変化の大きい項目で、本人の希望を叶えるためには前持って準備が必要です。

今回の記事では、教育資金を貯めるおすすめの方法を紹介します。

学費無償化が進む中でも大学はお金がかかる

2019年から幼児教育・保育の無償化が始まり、翌年2020年には私立高校の無償化制度も開始されました。

世帯年収によって制限がありますが、多くの場合、幼児教育から高校卒業までの教育費負担が大幅に減少します。

同時期に大学の無償化も進んでいますが、大学の場合には住民税非課税世帯とそれに準ずる世帯に限られているので、対象世帯の範囲が狭いのが実状です。

したがって多くの場合には、大学の学費はこれまで通り保護者の負担や奨学金、本人のアルバイト代などで賄うことになります。

大学4年間の学費は国公立で約250万円、私立では約400~600万円に上るので、直前になって用意しようとしても到底準備できない金額です。

そのため、子供が産まれてすぐや小さいときからコツコツと準備するのがおすすめです。

「学資保険」+「つみたてNISA」で勝手に貯まる仕組みを作る

コツコツと準備するのがよいと言っても、学費以外にもいろいろな出費がある中で、遠い未来に必要なお金をとっておくというのは難しいです。

しかし、「学資保険」+「つみたてNISA」の2本立てで勝手に貯まる仕組みを早いうちから作っておくと、負担を感じることなく貯められます。

私立大学に進学する可能性を考慮して、子供が18歳になるまでに500万円を貯めることを目安に考えると、

「学資保険」200万円

「つみたてNISA」300万円

を用意するのがおすすめです。それぞれの項目について簡単に説明します。

1.「学資保険」(200万円を準備)

「学資保険」は、子供の将来の教育費のために保険料を支払って満期に受け取る貯蓄性の保険です。

契約者に万が一のことがあった場合にはそれ以降の保険料を払う必要はなく、契約した学資金を受け取れます

また、出産予定日の4か月以上前から入れるのも特徴です。

学資保険の仕組みは昔からあるものなので使っている人も周りに多いのではないでしょうか。

万が一のリスクにも備えつつ、貯金と違ってつい使い込んでしまう恐れもないので、学資保険には早めに入っておくと安心です。

大学の入学時に200万円を受け取れることを目安にプランを選ぶのがおすすめす。

学資保険には早めに入っておくと安心

2.「つみたてNISA」(300万円を準備)

近年始まった「つみたてNISA」(少額投資非課税制度)も、教育費や老後資金といった将来の資金を準備するのに人気の制度です。

低金利時代の現代では、当然投資なので元本割れの可能性がゼロではありませんが、お金は銀行に預けておくよりも何らかの投資資産の形で持っておいたほうが利率が良く、効率的に貯められます。

月々決まった額をで「つみたてNISA」自動的に積立てるように設定しておけば、つい使ってしまうこともなく、基本的には子供が18歳になるまで(用意したお金が必要になるまで)ほったらかしでOKです。

大学入学時に300万円を貯めるのを目標とした際におすすめなのは、

児童手当をそのまま「つみたてNISA」にまわしてしまう

ことです。

もらった児童手当に手をつけずにそのまま貯めていけば、それだけで200万円になります

あとは足りない分を収入から補うことになりますが、

17年間かけて残りの100万円を貯めるには月々5000円で大丈夫

です。

月に5000円であれば何とかなりそうな気がしますよね。

つまり、

児童手当は「つみたてNISA」の待機資金用口座に入れる

月に5,000円を収入から自動的にその口座に振り込む

ように設定しておきます。

この場合、積立の設定は月1万5,000円にしておけば途中で設定を変更する必要もありません

「つみたてNISA」の場合はこれだけで300万円貯まるばかりではなく、17年間の運用による複利があるのでプラスαの利益が大きく上乗せされます。

年利3%だとすると98万円、2%でも64万円もの利益を得られるうえに「つみたてNISA」は利益が非課税となるので、銀行口座に貯めるよりも何倍もお得です。

大学資金の準備は早めに

教育費、特に大学資金の準備は遠い将来のこととは言え、早めに始めておかないと間に合いません。

昔は学資保険や積立貯蓄が一般的でしたが、最近では「つみたてNISA」制度を使って準備する人も増えてきています。ぜひ参考にしてください。(執筆者:趣味は貯金と投資 島村 妃奈)